さすがトヨタ、なんと週一回、二時間出社以外は自宅で働けるようにする。

 

日経新聞によると、トヨタ自動車なんと2万5000人もの総合職の社員を対象に、在宅勤務制度を8月に導入予定とのこと。これはすごい。以下、日経新聞の記事をもとに、分析していきます。

 

 

在宅勤務制度の概要

この制度、どのような制度なのかというと、

週1日、2時間だけ出社すれば、それ以外は自宅など社外で働ける

といった制度。つまり、週40時間勤務だとすると、38時間!!!も自宅やカフェでも好きなところで働けるようになるというもの。

 

 

対象社員

ここが一番すごいところなんですが、なんと

約2万5000人もの多数の社員を対象

ということです。そしてこの2万5千人という数字は、トヨタ本体の社員の3分の1だそうです。とにかく数が多い。これだけの数の社員に適用する会社は日本では初めてです。

 

なお、

入社から5年程度で得られる資格以上の社員が新制度を使える。工場勤務である技能職は対象とならない。

それはそうでしょう。新入社員にいきなりやったところで逆効果ですからね。あと工場で働く人はもちろん在宅で工場の仕事ができるわけではないので、対象となりません。要は事務職でパソコンを使って主に仕事をする人たちです。

 

 

いつから導入予定か

8月を予定しているようです。

 

 

在宅勤務のリスクとそのリスクの減らし方

一般的に、社内で仕事をしないと、社内の機密情報が社外へ流れる危険性というものがあります。これに対してトヨタがうちだしているのは、

情報漏洩のリスクが低いパソコンも導入する

あと、こちらも重要。

情報漏洩対策では、データを外部のサーバーで集中管理して端末に残さないクラウドの仕組みを使ったパソコンを大量導入し、紛失時のリスクを減らす。

 

というものです。おそらく、かなりセキュリティーの高いパソコンになること間違いないでしょう。また、クラウドを使うので、万が一PCがなくなっても大丈夫だということです。まぁこの辺は実は世界では常識的な話です。

 

 

なぜ今、トヨタは在宅勤務という多様な働き方を導入するのか

ここが一番のミソですが、理由として、育児、介護など、が考えられています。これは女性にとってはうれしいでしょう。トヨタは女性の力というものを活用しようとしていますね。

 

 

トヨタへ提言。在宅勤務にするなら、本社のスペースを今後、有効活用すべし。

在宅勤務で、オフィスが来る人が少なくなる。

 

となると、でかいオフィスを確保しておく必要はないだろう、という考え方もできるようになります。

 

週2時間勤務だと、このスペースに人がガラガラでいないなんていう状況も考えられるわけです。

 

スペースだってお金がかかるわけです。だから、このスペースの有効活用という点についても、トヨタさんには考えていただきたく思います。

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