スーパープレーヤーと言われた男、突如退任。
ジョン・ドメ執行役常務が7月31日付で退任へ
日経新聞によると、ジョン・ドメ執行役常務が今月31日付で退任するとのこと。理由は一身上の都合とのこと。本人から申し出があったとのこと。今後は小島啓二執行役専務と大槻隆一執行役常務という日本人幹部2人が業務を引き継ぐとのこと。
米州総代表のジョン・ドメ執行役常務が今月31日付で退任
理由は「一身上の都合」
本人から申し出
日本人幹部2人が業務を引き継ぐ
8月1日付で小島啓二執行役専務と大槻隆一執行役常務が後任
日本人幹部2人で分担して業務
日立ではスーパープレーヤー的存在だったあのジョン・ドメ氏が突如退任。一身上の都合ということですが、一体どうしたのでしょうか。ジョン・ドメ氏については下記。
ジョン・ドメ氏は9億円役員
ジョン・ドメ氏といえば、日立では有名人。なぜか。それは、彼が9億円役員だったからです。上記日経新聞によると、ドメ氏は2016年3月期に、当時、会長兼最高経営責任者(CEO)をつとめていた中西宏明会長の5倍超である、9億円の役員報酬を得ていたとのこと。
ドメ氏は2016年3月期に、当時、会長兼最高経営責任者(CEO)をつとめていた中西宏明会長の5倍超にあたる9億円の役員報酬を得ていた
なお、日経新聞によると、この9億円という額は、開示ベースで日立の最高額とのこと。これまでの最高額は中西宏明氏の1億9200万円とのこと。
開示ベースで同社としては過去最高額
これまでの最高額は中西宏明会長兼最高経営責任者(CEO、当時)が15年3月期に得た1億9200万円
いやー、最高額も何も、一気に上がった感じですね。そもそも何が評価されたのでしょうか。それが下記。
ジョン・ドメ氏はペンタホの買収を主導
上記日経新聞によると、ジョン・ドメ氏はペンタホの買収を主導するなどし、米国事業の拡大に貢献したとのこと。
ペンタホの買収を主導
米国事業の拡大に貢献
ジョン・ドメ氏の経歴
下記、日立のオフィシャルのページから現時点で掲載されているジョン・ドメ氏のオフィシャルのプロフィールを引用します。
2001年9月 | Storagenetworks, Inc. バイスプレジデント |
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2003年3月 | Hitachi Data Systems Corporation 入社 |
2007年5月 | 同社COO |
2008年7月 | 同社CEO(現職) |
2014年4月 | 当社情報・通信システムグループ情報・通信システム社プラットフォーム部門COO |
2015年4月 | 当社執行役常務 |
というわけで、このような名物役員が抜けるわけです。健康上の理由でなければ、どっかから引き抜かれた可能性やら、いろいろ考えてしまいますね。
ジョン・ドメ氏の動きにも注目です。それでは!