シャープが工場閉鎖をスタート。

 

シャープが電子部品を生産する広島県の三原工場を閉鎖し、同県内の福山工場に集約する方向で調整へ。シャープの栃木工場の縮小も検討。

日経新聞によると、シャープは電子部品を生産する三原工場(広島県三原市)を2017年にも閉鎖し、同県内の福山工場(福山市)に集約する方向で調整に入ったとのこと。液晶テレビの栃木工場(栃木県矢板市)の縮小も検討するとのこと。

 

  • シャープは電子部品を生産する三原工場(広島県三原市)を2017年にも閉鎖

  • 同県内の福山工場(福山市)に集約する方向で調整に入った

  • 液晶テレビの栃木工場(栃木県矢板市)の縮小も検討する

 

遂にシャープが工場を閉めることにしました。第一弾は広島県の三原工場。矢板市にある栃木工場については、縮小の検討がされています。三原工場も栃木工場も耳にしたことがある方はけっこう多いでしょう。それが下記。

 

 

三原工場や栃木工場などの閉鎖・縮小は、2015年にも検討されたが、見送られた

別の日経新聞によると、現在検討中の三原工場や栃木工場など国内の生産・開発拠点の閉鎖・縮小は、シャープが2015年初めに経営危機が再燃した際にも検討したとのこと。結局は見送られ、国内の高コスト体質の是正が遅れたとのこと。

 

  • 現在検討中の三原工場(広島県三原市)や栃木工場(栃木県矢板市)など国内の生産・開発拠点の閉鎖・縮小は、同社が2015年初めに経営危機が再燃した際にも検討

  • 結局は見送られ、国内の高コスト体質の是正が遅れた

 

で、ここに今回メスが入るわけですが、地元の方々にとっては耳の痛い話でしょう。これは下記で書きます。その前に、三原工場を閉鎖してどうなるかについて見ましょう。

 

 

三原工場は発光ダイオード(LED)や半導体レーザーを生産。三原工場閉鎖後は、生産をスマホのカメラ部品などを製造している福山工場に移して効率化する。三原工場の従業員約300人。雇用は原則維持する考え。

上記日経新聞によると、三原工場は発光ダイオード(LED)や半導体レーザーを生産しており、現在の従業員数は約300人。閉鎖の意向を地元自治体に伝えたもようとのこと。稼働率が伸びず、生産を福山工場に移して効率化するとのこと。

 

雇用は原則維持する考え。福山工場ではスマートフォン(スマホ)のカメラ部品などを製造しているとのこと。

 

 

  • 三原工場は発光ダイオード(LED)や半導体レーザーを生産しており、現在の従業員数は約300人

  • 閉鎖の意向を地元自治体に伝えたもよう

  • 稼働率が伸びず、生産を福山工場に移して効率化する

  • 雇用は原則維持する考え

  • 福山工場ではスマートフォン(スマホ)のカメラ部品などを製造している

 

 

シャープの工場閉鎖できついのは地元の関連企業。地方の工場周りには多くの関連企業がある。地方自治体トップは間に立ち、話をまとめる重要な役目を担う。

ちなみに、私は豊田市出身で、トヨタ関連の会社に勤めている人もたくさん知っています。工場を経営し、トヨタの関連企業と密接につながっている親戚もいます。こういった地方の大手工場の周りには、たくさんの関連企業があるのは普通のことです。シャープも同じでしょう。

 

縮小する可能性がある栃木県の矢板市だってシャープが頼りだと考えているところも多いと思います。三原工場にいえば、LEDや半導体レーザーはいったいどうなってしまうのかといった不安を持っている方も多いでしょう。

 

このあたりの事情を考慮するのが、地方自治体のトップの仕事でもあります。トップは間に立ち、非常に難しい問題に対峙することになります。この問題は自治体も絡んでくる非常に難しい問題であるといえるでしょう。

 

特にシャープが今後さらなる合理化を進めていくとなると、地方自治体の説得など、いろいろ難しい問題に出くわすこともあるでしょう。このあたりがどうなってくるかに注目も集まります。

 

 

シャープの今後の合理化の予定は。シャープの工場縮小でどうなるか。

広島工場では一部の施設や社員寮を売却。天理工場は社員寮を売る。太陽電池の拠点である葛城工場も縮小する可能性。

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上記日経新聞によると、今後、国内の複数拠点で生産ラインの縮小といった合理化を検討するとのこと。

 

液晶テレビ「アクオス」を生産する栃木工場やスマホの生産・開発拠点の広島工場(東広島市)が対象となるとのこと。広島工場では一部の施設や社員寮を売却。奈良県内には3つの生産・開発拠点があり、研究開発が主力の天理工場(天理市)は社員寮を売るほか、太陽電池の拠点である葛城工場(葛城市)も縮小する可能性があるとのこと。

 

  • 今後、国内の複数拠点で生産ラインの縮小といった合理化を検討する

  • 液晶テレビ「アクオス」を生産する栃木工場やスマホの生産・開発拠点の広島工場(東広島市)が対象となる

  • 広島工場では一部の施設や社員寮を売却

  • 奈良県内には3つの生産・開発拠点があり、研究開発が主力の天理工場(天理市)は社員寮を売るほか、太陽電池の拠点である葛城工場(葛城市)も縮小する可能性がある

 

この感じだと、広島県もそうですが、栃木県や、さらには奈良県の方々も今後かなりの神経を張り巡らせることになるかもしれません。

 

現在、雇用は維持となっていますが、再編過程でこの雇用維持を継続できるのか。上記に書いたように、地方自治体との話し合いは、そう一筋縄にいかない可能性も高いです。

 

今後のシャープの合理化のゆくえはどうなるか。要注目です。

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