遂にトヨタが電気自動車(EV)市場に本格参入。

 

トヨタ自動車が世界各地で自動車への環境規制が強まっているのに対応し、2020年までに電気自動車(EV)の量産体制を整え、EV市場に本格参入。

日経新聞によると、トヨタ自動車が2020年までに電気自動車(EV)の量産体制を整え、EV市場に本格参入する方向で検討に入ったとのこと。世界各地で自動車への環境規制が強まっているためとのこと。

 

  • トヨタ自動車が2020年までに電気自動車(EV)の量産体制を整え、EV市場に本格参入する方向で検討に入った

  • 世界各地で自動車への環境規制が強まっているため

 

トヨタ自動車が遂に電気自動車(EV)市場に本格参戦します。再度復習しておくと、トヨタはハイブリッド車(HV)と燃料電池車(FCV)で先行しているものの、電気自動車(EV)へは積極的に関与していない状態が続いていました。

 

 

今日、カリフォルニアに行くと電気自動車(EV)は頻繁に見かける。カリフォルニア州では一定の割合でEVなどを販売しなければならない規制がある。

私は大学時代はカリフォルニアで過ごしましたが、その当時と今を比べて明らかに違うのは、カリフォルニアでは現在は、電気自動車(EV)、特に人気のテスラの電気自動車が走行しているのを何度も目にする機会があるという点です。

 

現に、カリフォルニアではEVを推し進めていますし、中国でも補助金を使い普及の後押しをしています。上記日経新聞によると、米国ではカリフォルニア州が一定の割合でEVなどを販売しなければならない規制を設け、中国も手厚い補助金で普及を後押ししているとのこと。

 

  • 米国ではカリフォルニア州が一定の割合でEVなどを販売しなければならない規制を設け、中国も手厚い補助金で普及を後押ししている

 

トヨタはEV市場にいつまで本格参入しないでいるのだろうかと疑問に思っていた方も多いと思いますが、ここへきて遂にトヨタが動きました。

 

 

トヨタはどのように電気自動車(EV)を量産していく予定か

上記日経新聞によると、トヨタはEVの企画や開発を手掛ける社内組織を17年初めにも新設するとのこと。グループ企業の協力を得て早期の生産開始をめざすとのこと。

 

  • トヨタはEVの企画や開発を手掛ける社内組織を17年初めにも新設する

  • グループ企業の協力を得て早期の生産開始をめざす

 

 

トヨタはどのような電気自動車(EV)を開発しようとしているのか

上記日経新聞によると、1回の充電で300キロメートルを超える距離を走行できるEVを開発するとのこと。HVの「プリウス」や主力車「カローラ」などと同じプラットホーム(車台)を使い、世界で人気が高まっている多目的スポーツ車(SUV)とする案などが出ているとのこと。

 

性能を左右する基幹部品の電池は、1月に立ち上げた電池材料技術・研究部を通じて開発を加速するとのこと。社外からの調達も検討し、航続距離や充電時間などの性能と価格を両立させたい考えとのこと。

 

  • 1回の充電で300キロメートルを超える距離を走行できるEVを開発する

  • HVの「プリウス」や主力車「カローラ」などと同じプラットホーム(車台)を使い、世界で人気が高まっている多目的スポーツ車(SUV)とする案などが出ている

  • 性能を左右する基幹部品の電池は、1月に立ち上げた電池材料技術・研究部を通じて開発を加速

  • 社外からの調達も検討し、航続距離や充電時間などの性能と価格を両立させたい考え

 

アメリカではSUV人気がかなり高まっていることは以前に書きました。このあたりも考慮にいれたうえのEVとなる可能性もあります。どうなるのでしょうか、楽しみなところではあります。

 

 

なぜトヨタ自動車は電気自動車(EV)を量産することに決めたのか。なぜトヨタ自動車は電気自動車(EV)に本格参入するのか。

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上記日経新聞によると、トヨタのEVでの実績は、12~14年に米テスラモーターズと共同開発したSUVを米国で販売したことなどにとどまるとのこと。電池のコストや航続距離の短さといった問題から、本格普及は難しいと判断とのこと。

 

ところが、各国がEVを重視した規制や普及策を相次いで導入。航続距離や充電インフラなどの問題も改善に向かっており、EVを含む全方位のエコカー戦略に傾いたとのこと。

 

  • トヨタのEVでの実績は、12~14年に米テスラモーターズと共同開発したSUVを米国で販売したことなどにとどまる

  • 電池のコストや航続距離の短さといった問題から、本格普及は難しいと判断

  • ところが、各国がEVを重視した規制や普及策を相次いで導入。航続距離や充電インフラなどの問題も改善に向かっており、EVを含む全方位のエコカー戦略に傾いた

 

テスラとトヨタで共同開発したといえば、Toyota RAV4 EVのことでしょう。電池のコストや航続距離の短さなどが問題視されていますが、各国の環境規制対応を進めるため、トヨタも力を入れる必要性を感じたのでしょう。

 

 

トヨタの本格参入で、日本でも電気自動車(EV)は普及するのか

上記日経新聞によると、トヨタは20年に東京五輪で世界の注目が集まる日本に加え、EVの普及を図る世界の主要市場で販売するとのこと。

 

  • トヨタは20年に東京五輪で世界の注目が集まる日本に加え、EVの普及を図る世界の主要市場で販売する

 

というわけで、トヨタは東京五輪を見据えて日本でも電気自動車(EV)を展開していく計画をしています。

 

日本では充電環境があまりよろしくないと指摘する方も大勢います。今回、自動車最大手の世界のトヨタがEV参入することにより、この充電環境の整備といった課題もクリアされていくのか。今後に要注目です。

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