スシローが再上場申請。ペルミラについても復習しておこうか。

 

スシロー、東証に再上場申請。スシローグローバルホールディングスが、12月に上場に向けて予備申請。スシローの再上場本申請は年明けになる見込み。

日経新聞によると、回転ずし最大手のあきんどスシローが、株式の再上場を東京証券取引所に申請したことが12月30日に分かったとのこと。

 

持ち株会社のスシローグローバルホールディングスが、12月に上場に向けて予備申請したとのこと。予備申請は本申請後の審査を簡素化できる制度で、本申請は年明けになる見込みとのこと。

 

  • 回転ずし最大手のあきんどスシロー(大阪府吹田市)が、株式の再上場を東京証券取引所に申請したことが30日分かった

  • 早ければ2017年3月の上場を目指す

 

スシローの再上場に関しては、過去にいくつか記事を書きました。今回、改めてこの記事で整理しておきましょう。

 

 

豆知識: スシローの再上場の話は6月に出た。それから6ヶ月という期間を経て、遂に再上場の申請がされた。スシローはIPOではなく、再上場。

スシローの再上場の話題は私のほうで、6月に扱いました。ここでもう一度整理しなおします。

 

まず、時々いまだに勘違いされておられる方がいますが、今回スシローは再上場するのであって、IPOではありません。

 

IPOというのは、初めて公開で売り出す、という意味です。英語ではInitial Public Offering。Initialとあるように初めての話です。スシローは以前既に上場してますから、初めての上場ではないんですね。だから、今回は再上場となります。

 

 

スシローの再上場、時価総額は1000億円を超える可能性が高い。スシロー2009年の上場廃止以来、8年ぶりの再上場。スシローの再上場の主幹事は野村証券か。

6月からこれに関しては変わっていませんが、今回のスシローの再上場は、時価総額1000億円を超えるとされています。つまり、2017年の注目案件の一つとなります。

 

今回の再上場は8年ぶりです。上記日経新聞によると、09年に上場を廃止しており、株式市場への復帰は約8年ぶりとなるとのこと。

 

  • 09年に上場を廃止しており、株式市場への復帰は約8年ぶりとなる

 

また、6月時点の情報では、野村が主幹事に選ばれたとされていました。これも変わっていないでしょう。

 

 

スシローの再上場は8年の歳月を経てのもの。8年を経てという意味では、すかいらーくの再上場と同じ。すかいらーくとスシローを比べるのはおもしろい。

個人的には、スシローとすかいらーくを比べるのが面白いとおもってます。これに関しては以前書きましたが、再度整理しましょう。

 

まず、なぜすかいらーくとスシローを比べるのがおもしろいか。両社とも、外食産業であり、8年の歳月を経ての再上場だからです。

 

すかいらーくは2014年に再上場しました。すかいらーくの規模はでかく、2014年10月9日の日経新聞の記事では、すかいらーくの再上場に際し、初値で計算した時価総額は約2300億円で、主要な外食企業では、ニホンマクドナルドホールディングス(約3500億円)に次ぐ2番目の規模となる、としています。

 

  • 初値で計算した時価総額は約2300億円で、主要な外食企業では、ニホンマクドナルドホールディングス(約3500億円)に次ぐ2番目の規模となる

 

スシローはここまででかくはありませんが、8年を経ての再上場で同じく外食産業ということで、今後も比較対象となるでしょう。

 

 

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豆知識: スシローは英投資ファンドのペルミラ傘下。ペルミラとはいったいどんな会社か。ペルミラはヨーロッパで超有名なプライベートエクイティーファンド。ヒューゴボスへの投資が懐かしい。

これも以前まとめましたが、自らの記事を再度まとめて整理しなおしましょう。

 

まず、スシローはかつてはあのゼンショー傘下だったときもあります。いろいろそういった類の話が数年前まではあり、2012年からは外資系ファンドであるペルミラアドバイザーズのところで落ち着いています。

 

ペルミラアドバイザーズとは何か。

 

ペルミラはヨーロッパで超有名なプライベートエクイティーファンドです。例えば私がペルミラアドバイザーズで思い出すことといえば、ヒューゴボスへの投資があります。もう売却してしまいましたが、このペルミラアドバイザーズとヒューゴボスの提携は、当時成功例としてあげられています。

 

実際、当時のヒューゴボスのCEOであるクラウス=ディートリッヒ・ラースさん自身、インタビューでペルミラアドバイザーズとの提携が大成功だったこちらでも述べています。

 

ちなみにこのCEOは売却後もCEOを続けていましたが、遂に今年2月に辞任してしまいました。中国、アメリカの不振が原因らしいです。

 

このようなでかい案件も手がけているのがペルミラです。

 

さて、最後にスシローの再上場はいつになりそうか、これについて。

 

 

スシローの再上場はいつか。スシローは早ければ2017年3月の上場を目指す。スシローの株主優待も楽しみなところ。

上記日経新聞によると、上場時期は早ければ3月ごろになりそうとのこと。株式相場の動向を見極めながら上場時期を最終決定することになりそうだとのこと。

 

  • 上場時期は早ければ3月ごろになりそう

  • 株式相場の動向を見極めながら上場時期を最終決定することになりそう

 

私もスシローにはよく行くんで、個人的にもけっこう楽しみな案件です。株主優待も楽しみなところですね。

 

2017年は、スシローの再上場という大型案件に要注目です。

 

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