集団食い逃げ事件の首謀者か。

スペイン人の知人と情報交換した限り、今回のスペインでの食い逃げ事件は、現地でもけっこう話題になってます。

話の前提: スペインで１００人以上から成る食い逃げ集団が出没。1分で100人がいなくなる食い逃げ集団、数千ユーロを払わずに食い逃げ。

まず、今回の話ですが、スペインでの話。

宴会で踊って食べて楽しんでいた集団がいたわけですが、食い逃げしていったという話。しかも、たったの１分の間に１００人が一斉に食い逃げして消えた。集団食い逃げ事件ですね。

今回はその首謀者と思われる男が逮捕という話。では見ていきます。

スペインのホテルで、100人以上から成るグループが数千ユーロ相当の飲食代を払わずに「食い逃げ」した事件に関し、首謀者とみられるルーマニア人の男が逮捕される

AFPによると、スペイン北部のホテルで、100人以上から成るグループが数千ユーロ相当の飲食代を払わずに「食い逃げ」した事件に関し、警察当局は首謀者とみられるルーマニア人の男（48）を逮捕したとのこと。8日に裁判所に出廷する予定とのこと。

スペイン北部のホテルで、100人以上から成るグループが数千ユーロ相当の飲食代を払わずに「食い逃げ」した事件に関し、警察当局は首謀者とみられるルーマニア人の男（48）を逮捕した
8日に裁判所に出廷する予定

まず、上記で挙げられている首謀者と思われる４８歳のルーマニア人ですが、現地のディアリオ・デ・レオン紙（スペイン語）を見る限り、この男性は、スペイン北部のポンフェラーダ在住です。現に、上記AFPでもポンフェラーダで身柄を拘束されたとあります。

それはともかく、このルーマニア人が首謀者と思われていますが、もう一名行方を追っている人物がいると別の現地メディアでは報じています。

どうもこのもう一名の情報については、既に多く出ているので、捕まるのも時間の問題と思われています。

で、ちょっとごちゃごちゃして紛らわしいんですが、スペインでは今年に入り、２つこの手の事件があります。

スペイン北部ベンビブレのホテル・カメルンでの事件は２月２７日に発生。レストランの支配人であるアントニオ・ロドリゲス氏のセリフが印象的。

上記AFPによると、２７日に発生した事件は、洗礼を祝うためとして100人以上の集団が2000ユーロ（約24万2000円）の宴会を楽しんだ後、即座に逃走し、警察が捜査を行っていたとのこと。

レストランの支配人、アントニオ・ロドリゲスさんはラジオ局カデナ・セルに「踊っていたと思ったら突如として消えた。1分で100人がいなくなった」「少人数のグループに分かれて出て行ったのではなかった……全員が一度に出て行ったんだ」と語ったとのこと。

事件はスペイン北部ベンビブレのホテル・カルメンで先月27日で発生
洗礼を祝うためとして100人以上の集団が2000ユーロ（約24万2000円）の宴会を楽しんだ後、即座に逃走し、警察が捜査を行っていた
レストランの支配人、アントニオ・ロドリゲスさんはラジオ局カデナ・セルに「踊っていたと思ったら突如として消えた。1分で100人がいなくなった」「少人数のグループに分かれて出て行ったのではなかった……全員が一度に出て行ったんだ」と語った

そして、これとは別の事件がその約２週間前に起こっていたわけです。

上記AFPによると、ホテル・カルメンから約10キロ離れた別のレストランも、2月中旬に同様の被害に遭っていたことが後に分かったとのこと。この時は結婚のお祝いと称して約200人が集まり、1万～1万2000ユーロ（約120万～約144万円）を踏み倒したとのこと。

今後の焦点は、この２つの事件の犯行グループが同じだったのかどうか。犯行手口から考えて、この可能性が非常に高いと考えられています。

上記AFPによると、逮捕された男は予約の際、それぞれ洗礼者の後見人、および新郎の父親を名乗っていたと、地元紙が報じているとのこと。

さて、もう一人の容疑者はすぐ見つかるかなど、要注目です。