3大ブランド成立か。

 

西部ホールディングスが会員制ホテル事業に参入。

日経新聞によると、西部ホールディングスが会員制ホテル事業に参入するとのこと。

 

西部HDは、2019年度から全国のリゾート地に会員制ホテル約20施設をつくるとのこと。これに最大2000億円投じるとのこと。

 

  • 西部ホールディングス(HD)は会員制ホテル事業に参入する

  • 2019年度から最大2000億円を投じて全国のリゾート地に約20施設をつくる

 

 

注目: 会員制ホテル(会員制リゾート施設)は数多くあるが、その中でも2大ブランドとして有名なのが、リゾートトラストのエクシブと東急不動産の東急ハーヴェストクラブ。西部HDがブランドを確立することで、3大ブランド成立か。西部HDは「プリンス」のつくブランドで有名。

今回の話題は会員制ホテルです。通常のホテルではありません。

 

そもそも、西部HDは既にホテル事業やってます。皆様ご存知のあのプリンスホテルは西部HDのブランドです。もっと言ってしまえば、ザ・プリンス、グランドプリンスホテル、プリンスホテル。この3大ブランドが西部HDの強力なブランドになっています。要は、「プリンス」のつくブランドです。

 

そんでもって、今回は西部HDが会員制ホテルに参入という話。通常のホテルと会員制ホテルはどのように異なるのか。会員制ホテルは、「会員制」とあるように、会員権をもって初めて使えるようになるホテルです。

 

上記日経新聞によると、会員制ホテルは会員権を買った人やゲストが使える施設とのこと。別荘を持つ感覚でホテルのような快適なサービスが受けられる点が人気とのこと。リゾートトラストや東急不動産が手がけており、日本生産性本部によると15年の市場は前年比1割超増えたとのこと。

 

  • 会員制ホテルは会員権を買った人やゲストが使える施設

  • 別荘を持つ感覚でホテルのような快適なサービスが受けられる点が人気

  • リゾートトラストや東急不動産が手がけており、日本生産性本部によると15年の市場は前年比1割超増えた

 

別荘感覚とあるように、ここがまさにポイント。固定客ですので、名前も覚えてもらって、優雅な気分で楽しめるというのもありますね。

 

上記でリゾートトラストや東急不動産と2つ名前が出ました。なぜこの2社の名前が出ているのかというと、この2社が数多くある会員制ホテル運営会社の中で、特に有名だから。

 

リゾートトラストのブランドは「エクシブ」。東急不動産のブランドが「東急ハーヴェストクラブ」。この2つのブランドは、存在感も大きいので、会員制ホテルの中では2大ブランドといわれています。

 

そして今回、西部HDが2000億円投じて参入してくるわけです。西部HDも特定の名前でブランド確立させるつもりでしょう。「プリンス」で攻めてくるか、それとも違うのか。

 

いずれにせよ、これで会員制ホテルの3大ブランドが成立。そして、この3社を中心に、そのほかにも多くの会社が参入してきてますから、今後ますます盛り上がる可能性があります。

 

 

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西部HDの会員制ホテルはどのようなものか。

上記日経新聞によると、会員制ホテルは軽井沢や北海道といったリゾート地に西武HDが持つ土地に建てるとのこと。年間1カ所のペースで投資額は1000億~2000億円規模になる見通しとのこと。

 

契約の種類は複数あり建物の権利を一定期間貸す方式は初期費用が700万~1200万円、年会費15万~20万円が一般的。西武も同様の価格帯で販売するもようとのこと。

 

  • 会員制ホテルは軽井沢や北海道といったリゾート地に西武HDが持つ土地に建てる

  • 年間1カ所のペースで投資額は1000億~2000億円規模になる見通し

  • 契約の種類は複数あり建物の権利を一定期間貸す方式は初期費用が700万~1200万円、年会費15万~20万円が一般的。西武も同様の価格帯で販売するもよう

 

最後に、なぜ西部HDが会員制ホテルに参入するのかについて考えてみましょう。それが下記。

 

 

考察:  訪日客の増加、富裕層の増加、さらには、円安も会員制ホテル市場の追い風になる可能性。なぜ西部HDは会員制ホテルに参入するのか。西部HDが参入する会員制ホテル市場は今後も伸びるのか。

西部HDが会員制ホテルに参入する2つの大きな理由が、訪日客の増加と富裕層の増加

 

上記日経新聞によると、西武HDのホテルやレジャー事業の売上高は16年3月期で1880億円。訪日客の増加を追い風に前の期に比べ7%伸びているとのこと。稼ぐ力が高まるなか、投資余力を成長が見込めるホテル事業に振り向けるとのこと。

 

スイス金融大手クレディ・スイスの調査によると、100万米ドル(約1億1500万円)以上の純資産を持つ日本の富裕層は16年で約280万人。1年前より70万人以上増えており、今後5年で27%膨らむ見通しとのこと。

 

  • 西武HDのホテルやレジャー事業の売上高は16年3月期で1880億円。訪日客の増加を追い風に前の期に比べ7%伸びている

  • 稼ぐ力が高まるなか、投資余力を成長が見込めるホテル事業に振り向ける

  • スイス金融大手クレディ・スイスの調査によると、100万米ドル(約1億1500万円)以上の純資産を持つ日本の富裕層は16年で約280万人

  • 1年前より70万人以上増えており、今後5年で27%膨らむ見通し

 

あと、私の方でもう一つ加えるとしたら、円安効果というのもあります。これもけっこう重要です。

 

円安になると、海外旅行よりも国内旅行を楽しもうかと考える人が多くなるでしょう。つまり、国内の宿泊施設がこれで恩恵を受けるわけです。ということは、会員制ホテルへの関心度も高まることにつながります。

 

西部HDの会員制ホテル事業は成功するか、今後も要注目です。

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