噂の新業態、1号店が始まる。新たな収益源となるかどうか。

 

ヒマラヤが岐阜市にアウトドア衣料の新業態店を開業。築101年の古い商家を賃借し改装。今後、クラホリックの全国展開を狙う。

日経新聞によると、ヒマラヤが25日、アウトドア衣料の新業態店を開業するとのこと。1号店は岐阜市で開業築101年の古い商家を賃借し改装したとのこと。店名は「クラホリックゼロ 岐阜靱屋町」とのこと。

 

今後、全国の大都市や観光地に同様のコンセプトを持つ「クラホリック」の店舗を展開するとのこと。

 

  • スポーツ用品販売のヒマラヤは25日、岐阜市にアウトドア衣料の新業態店を開業する

  • 築101年の古い商家を賃借し改装した

  • 店名は「クラホリックゼロ 岐阜靱屋町」

  • 同様のコンセプトを持つ店の1号店

  • 今後は全国の大都市や観光地に「クラホリック」の店舗を展開する

 

 

余談: ヒマラヤの新業態、いったいなぜ岐阜という地で第1号店なのか。ヒマラヤの本社が岐阜であり、現社長の後藤達也社長がヒマラヤの岐阜第1号店でアルバイトを始めたという思い入れがあることも見逃してはならない。

まず、単純な疑問として、1号店がなぜ岐阜なのか、と思われた方もおられるかもしれません。

 

これは、ヒマラヤの本社が岐阜だからというのが最初に挙げられます。岐阜の会社だから岐阜に1号店を出すのは当然だろう、と。

 

あと、ヒマラヤは昨年11月に社長が変わっています。後藤達也氏になりました。以前の日経新聞では、社長の後藤氏は名古屋商科大学の学生だった時、現会長の小森裕作氏が岐阜市中心部で創業したばかりの1号店でアルバイトを始め、卒業後にそのまま入社した経歴を持つ、としています。

 

  • ヒマラヤの後藤社長は、名古屋商科大学の学生だった1980年ごろ、現会長の小森裕作氏が岐阜市中心部で創業したばかりの1号店でアルバイトを始め、卒業後にそのまま入社した経歴を持つ

 

要は、岐阜という場所、それも現会長が創業した第1号店でアルバイトから始めた社長です。その意味で、創業者同様、岐阜に対する特別な思い入れがあると考えられます。

 

 

考察: ヒマラヤが新業態を始めるのは、ヒマラヤが苦境に立たされているから。既存店舗の1割に相当する13店舗閉鎖も閉鎖するような状況。スポーツ用品販売以外で新たな収益源が必要。

そして、もう一つの疑問点。なぜ新業態を始めるのか

 

ヒマラヤといえばスポーツ用品販売として知られていますが、この主力事業がけっこうきつい状況にあるわけです。

 

どれくらいきついのか。ヒマラヤは既存店舗の1割に相当する13店舗を閉鎖すると昨年に発表しています。厳しい状況です。

 

ヒマラヤはウィンタースポーツに強い。しかし、例えばスキー用品などは、暖冬の影響をモロに受けます。

 

新社長になり、このままではいけない、新たな収益源を確保したい、となっているわけです。それが今回の話、新業態を始めることにつながっています。

 

 

ヒマラヤの新業態第1号店、クラホリックゼロ岐阜靱屋町は、建物が特長的。いったいどのようなものか。どのような商品を扱うのか。これまでのヒラマヤとは商品や企画、サービスはヒマラヤではなく、嵓 KURA HOLIC独自のもの。

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上記日経新聞によると、金華山のふもとの景観保護地域で、空き家となっていた紙問屋だった建物を改装したとのこと。

 

広さは約100平方メートル。床の間を陳列スペースにしたり、納戸を試着室にしたりして、もとの建物をそのまま生かしているとのこと。建物の奥にある蔵は、地元製の衣料などを扱う催事などに活用するとのこと。

 

センスの高いアウトドア用シャツや上着などを扱い、若者から高齢者まで呼び込むとのこと。年間1億~2億円ほどの売り上げを目指すとのこと。金華山にはハイキング客も多く訪れ、来店が見込めると判断とのこと。

 

  • 金華山のふもとの景観保護地域で、空き家となっていた紙問屋だった建物を改装した

  • 広さは約100平方メートル

  • 床の間を陳列スペースにしたり、納戸を試着室にしたりして、もとの建物をそのまま生かしている

  • 建物の奥にある蔵は、地元製の衣料などを扱う催事などに活用する

 

確かに、あのヒマラヤとはずいぶん異なっています。

 

現に、ヒマラヤによれば、今回の新業態は、これまでのヒラマヤとは異なり、提供する商品や企画、サービスなどは、嵓 KURA HOLIC独自のものになるとしています。

 

  • 提供する商品や企画・サービスは『嵓 KURA HOLIC』独自のものとなります

 

新しいことを始めるわけです。この第1号店が非常に重要なステップになるのは言うまでもありません。

 

第1号店はどのような売れ行きになるのか、要注目です。

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