ビックカメラがいよいよアキバ進出

 

秋葉原といえばなんといっても家電。そして、今回はあのビックカメラが秋葉原に進出するという話。

 

ソフマップという秋葉原で知名度が高い会社を抱えながら、いったいなぜビックカメラは秋葉原に進出するのか。考察してみましょう。

 

 

ビックカメラが6月に秋葉原で初店舗。ソフマップ秋葉原本館がビックカメラの店舗に転換される。

日経新聞によると、ビックカメラは6月に秋葉原に初店舗を設けるとのこと。

 

傘下のソフマップが手がけるソフマップ秋葉原本館をビックカメラの店舗に転換するとのこと。

 

  • ビックカメラは6月に秋葉原に初店舗を設ける

  • 傘下のソフマップが手がけるソフマップ秋葉原本館をビックカメラの店舗に転換

 

 

ソフマップ秋葉原本館がビックカメラに転換することにより、売上は2倍になる試算

ビックカメラが秋葉原進出。

 

しかも、ソフマップ秋葉原本館をビックカメラに転換することにより、ビックカメラが秋葉原に進出するというのが今回の話。

 

なんとも思い切ったことをするものです。

 

さて、ビックカメラの試みを考える前に、この転換により売上がどれくらい上がりそうか、まずはここです。

 

上記日経新聞によると、新店舗の売上高は現在の2倍程度になると見込むとのこと。

 

  • 新店舗の売上高は現在の2倍程度になると見込む

 

新店舗の売上高は2倍の試算。ソフマップ秋葉原本館の2倍の売上を、この新生ビックカメラ秋葉原店が稼ぎ出すという話。すごい話です。

 

さて、ビックカメラの企みを考えてみます。それが下記。

 

 

考察: なぜビックカメラはソフマップ秋葉原本館をビックカメラに転換するのか。ビックカメラは秋葉原で薬や化粧品などを前面に出してくるか。ビックカメラの薬や化粧品は単価は低いが売れ行きがよく、訪日外国人にも好評。ソフマップという男性客中心から、ビックカメラの薬や化粧品などを使って女性など多く呼び込みたい。

ちなみに私、数か月前に、今回の舞台であるソフマップ秋葉原本館にて、中古のパソコンを買いました。

 

ソフマップはビックカメラ傘下で、秋葉原で有名です。このソフマップ秋葉原本館は秋葉原でかなりの存在感を放っています。

 

それにも関わらず、ソフマップ秋葉原本館をビックカメラに転換するわけです。そして、新店舗の売上2倍を企んでいるとしていますが、どういうことなのか。

 

上記日経新聞によると、ビックカメラへの転換により、薬や化粧品などビックカメラが得意とする商品を手厚くして売り上げ増を図るとのこと。

 

  • 薬や化粧品などビックカメラが得意とする商品を手厚くして売り上げ増を図る

 

薬と化粧品。まさにここがポイント。

 

どういうことか。

 

最近、ビックカメラでは、家電は堅調ですが、薬や化粧品が好調に推移している傾向にあります。直近の数字を見てもこれは明らか。

 

で、これが何を意味するのか

 

家電量販店のビックカメラで、医薬品が好調なわけです。

 

つまり、最近、ビックカメラでは、高額な家電を必ずしも買わなくても、医薬品など単価の安い商品は買っていく客がたくさんいる傾向ということです。

 

ビックカメラはここに目をつけたのでしょう

 

確かにビックカメラは家電量販店ですが、医薬品などの売れ行きがよいものを前面に出して、人をおびき寄せるという作戦です。

 

ソフマップ秋葉原本館がビックカメラに転換されるのも、まさにこれが理由です。

,

 

スポンサーリンク
上記日経新聞によると、ソフマップ秋葉原本館の売り場面積は、ソフマップの店舗としては最大の約5000平方メートルパソコンやスマートフォン、ゲームの販売が中心で男性客が多いとのこと。従来手薄だった女性をはじめとする新たな客層を取り込み、売り上げ増を図るとのこと。

 

  • ソフマップ秋葉原本館の売り場面積は、ソフマップの店舗としては最大の約5000平方メートル

  • パソコンやスマートフォン、ゲームの販売が中心で男性客が多い

  • 従来手薄だった女性をはじめとする新たな客層を取り込み、売り上げ増を図る

 

ソフマップという男性客中心から、ビックカメラの薬や化粧品などを使って女性などを多く呼び込みたいということです。

 

ちなみに、女性だけでなく、訪日外国人だってそうです。医薬品や化粧品は、訪日外国人にもウケがいいです。

 

 

余談: ビックカメラの秋葉進出で、秋葉原の構図が変わる。秋葉原家電戦争。ビックカメラは秋葉原店でビットコインまで導入し、中国人客を呼び込むか。

上記日経新聞によると、電気街として知られる秋葉原にはすでにヨドバシカメラやヤマダ電機、エディオンなどが出店しており、ビックカメラの参入で販売競争が激化しそうだとのこと。

 

  • 電気街として知られる秋葉原にはすでにヨドバシカメラやヤマダ電機、エディオンなどが出店しており、ビックカメラの参入で販売競争が激化しそうだ

 

競争激化もなにも、各社がビックカメラ対策に追われる可能性があります。

 

上記にも書いたように、ビックカメラは医薬品や化粧品をアピールしてくるでしょう。これで現在のソフマップ秋葉原本館のあの場所の雰囲気が、がらっと変わるはずです。

 

薬や化粧品で客をおびき寄せるビックカメラにどう対峙するのか。

 

さらに、です。

 

先日、ビックカメラは、ビットコイン対応レジを導入すると発表しています。

 

[ビックカメラのビットコイン導入は中国人狙いか] ビックカメラ有楽町店と新宿東口店でビットコイン導入へ。さらに、リクルートライフスタイルのAirレジが導入で、ビットコイン対応が26万店になる。

 

上記の記事でも書きましたが、ビットコイン導入によるビックカメラの狙いは中国人狙いの可能性が高いです。

 

最初は有楽町店と新宿東口店で試験導入しています。まずは、これが需要がありそうなのかどうか、これを確認しているわけです。

 

もしある程度いけそうだとビックカメラが考えれば、他の店舗にも導入することになるわけですが、そうなってくるとやはり秋葉原店も対象になってくるでしょう。

 

というのも、秋葉原にも驚くほど多くの中国人観光客がいますから

 

こういうシナリオが進むと、秋葉原のライバル店は、ますます対応に迫られます。ビックカメラの秋葉原進出により、秋葉原の構図が変わる可能性があるといえます。

 

ビックカメラ秋葉原店のゆくえは、競合他社のゆくえは。要注目です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク