ベルリッツのリストラ。
今回のテーマの中心はベルリッツ。
ベルリッツですが、大手英会話スクールとして世に知られています。町を歩いていればよく見かけますね。あと、広告もよく目にします。
で、「意外と」ご存知ない方もたまにおられますが、このベルリッツはベネッセ傘下です。
ちなみに、ベネッセがベルリッツを完全子会社化したのは2001年。それ以前からこの両社は関係がありましたから、ベルリッツはもうずいぶん長いことベネッセの傘下として存在していることになります。
今回は、親会社であるベネッセが、ベルリッツなどの語学事業の構造改革をするという話です。
ベネッセホールディングスが、ベルリッツなどの語学事業で構造改革を実施。ベネッセはベルリッツなどの語学事業でリストラを進める。
日経新聞によると、ベネッセホールディングスは9日、英会話教室「ベルリッツ」などの語学事業で構造改革を実施すると発表したとのこと。
オンライン英会話サービスを刷新する一方で、業績不振の拠点を閉鎖するなどリストラを進めるとのこと。
ベネッセホールディングスは9日、英会話教室「ベルリッツ」などの語学事業で構造改革を実施すると発表した
オンライン英会話サービスを刷新する一方で、業績不振の拠点を閉鎖するなどリストラを進める
余談: リストラが進むベルリッツ、昔ベルリッツで学んだことを思い出した
ところで私、かつて語学マニアで、語学において、ありとあらゆるものを試した過去があります。
教材やら勉強法だけでなく、スクールもそうです。だいたい把握してます。
今回テーマであるベルリッツでも一時期学んだことがあります。
私の場合はアメリカのベルリッツで一時期学びました。
ずいぶん昔の話なので今はどうか分かりませんが、当時はアメリカのベルリッツ入会者でも、日本でも授業が受けられるみたいな制度がありました(追加料金があったかどうかの記憶は曖昧)。
私はこれを活用し、日本でもすんなり授業を受けたことがあります。個人的にはこういったフレキシブルな体制は良かったと思ってます。
今回はベルリッツなど語学事業のリストラ話。ベルリッツ経験者としては、リストラが進むとなると、いったいどこがリストラなのかなど、いろいろ気になるところではあります。
なぜベネッセはベルリッツなどの語学事業のリストラをするのか
上記日経新聞によると、主力事業の通信教育講座で会員減少に歯止めがかかったことを受けたとのこと。赤字が続く語学事業をテコ入れすると同時に、新規事業の開拓を進めるとのこと。
主力事業の通信教育講座で会員減少に歯止めがかかったことを受けた
赤字が続く語学事業をテコ入れすると同時に、新規事業の開拓を進める
赤字が続く語学事業をテコ入れする、と。
余談: ベネッセの語学事業、17年3月期の四半期決算は営業損失で厳しい状況。ベルリッツなど語学事業の構造改革発表のベネッセの業績は。
17年3月期の四半期決算を追っている限り、ベネッセの語学事業、ベネッセの中で足を引っ張っているというのが現状。
営業損失が続いています。
一方、ベネッセ全体としては、やっと落ち着いてきた感じ。
上記日経新聞によると、ベネッセは、18年3月期の連結純利益は前期比55%増の55億円、売上高が6%増の4548億円と増収増益を見込むとも発表したとのこと。
17年3月期は最終損益が35億円の黒字(前の期は82億円の赤字)だったとのこと。売上高は4300億円と前の期比3%減少したとのこと。
18年3月期の連結純利益は前期比55%増の55億円、売上高が6%増の4548億円と増収増益を見込むとも発表した
17年3月期は最終損益が35億円の黒字(前の期は82億円の赤字)だった
売上高は4300億円と前の期比3%減少した
売上が下がっているわけですが、17年3月期はコスト削減努力などがあり、最終損益が35億円の黒字へと上振れしました。
今後、語学事業で構造改革が進みます。
どこの拠点が閉鎖されるのか、さらに、リストラ後は語学で具体的にどの方向へ向かってやっていくのか、このあたりの計画にも要注目です。