アマゾン、さらに存在感高める。
私はアマゾンの超ヘビーユーザーです。アマゾンは端的にものすごく便利。
今年は大台の国内売上1兆円超えを果たしたという話です。アマゾンの伸びはかなり突出しているというのも分かります。
そういえば、アマゾンマーケットプレイスでちょっと問題が指摘された時期がありましたが、そういった話題が出てもアマゾンは伸び続けていますね。
以下、2016年小売業売上高ランキングで1兆円を超えた企業のリストもまとめます。今回はアマゾン中心に話を進めます。
アマゾンの伸びは続き、来年は5位に浮上するかどうか。
アマゾンジャパンの売上高が、15年度比17.5%増の1兆1747億円と初めて大台を突破。アマゾンはJ・フロントリテイリングを抜いて小売業売上高ランキングの6位に。ネット通販が店舗型小売業のシェアを奪う構図が鮮明化。
28日の日経新聞によると、日本経済新聞社がまとめた2016年度の小売業調査で、アマゾンジャパンの売上高が初めて1兆円を突破したとのこと。
アマゾンジャパンの売上高は15年度比17.5%増の1兆1747億円と初めて大台を突破したとのこと。日本の小売業では百貨店大手のJ・フロントリテイリング(1兆1085億円)を抜いて6位に浮上したとのこと。
セブン&アイ・ホールディングスなど大手小売業は半数が減収となったとのこと。国内の小売市場が2年連続で縮小するなか、ネット通販が店舗型小売業のシェアを奪う構図が鮮明になってきたとのこと。
日本経済新聞社がまとめた2016年度の小売業調査
ネット通販最大手アマゾンジャパン(東京・目黒)の売上高が初めて1兆円を突破
セブン&アイ・ホールディングスなど大手小売業は半数が減収となった
国内の小売市場が2年連続で縮小するなか、ネット通販が店舗型小売業のシェアを奪う構図が鮮明になってきた
2016年小売業売上高ランキング
さて、せっかくですから、私の方で、日本経済新聞社がまとめた2016年度の小売業調査における、2016年小売業売上高ランキング(1兆円超えの7社)をまとめておきます。
順位 社名 売上高 前年度比増減率
1位 イオン 8兆2101億45百万 0.4%増
2位 セブン&アイ・ホールディングス 5兆8356億89百万 3.5%減
3位 ファーストリテイリング 1兆7864億73百万 6.2%増
4位 ヤマダ電機 1兆5630億56百万 3.1%減
5位 三越伊勢丹ホールディングス 1兆2534億57百万 2.6%減
6位 アマゾンジャパン 1兆1747億13百万 17.5%増
7位 J.フロントリテイリング 1兆1085億12百万 4.7%減
売上高1兆円を超えたアマゾン、17年度は売上高で三越伊勢丹ホールディングスを抜き、5位に浮上するか
アマゾンの伸びは17.5%増。他社と比べても突出していますね。
このままいくと来年はどうなるか。
上記日経新聞によると、アマゾンジャパンの2桁成長が続けば、17年度は売上高で百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスを抜く見通しとのこと。
アマゾンジャパンの2桁成長が続けば、17年度は売上高で百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスを抜く見通し
三越伊勢丹に関していえば、今年は社長降ろしなど、社内が少しどたばたしています。大西社長が辞めた際、私の方でも記事にしています。三越伊勢丹の脅威の労組についても扱いました。
[三越伊勢丹社長降ろしのドラマが深い] 三越伊勢丹HDの労組が大西改革に反旗。辞任というより降ろされたに等しい。次期社長の杉江氏は融和派だが、また百貨店一本足経営に戻るつもりなのか、今後どうするのか。
三越伊勢丹が5月に発表された業績では、17年3月期は減収減益という厳しいものでした。
社長が交代したわけですが、新社長にとっては、再び上向きにするためにどう対策をとっていくか、まさに正念場を迎えているといえます。ただ、今のところ何かものすごいことをするという話は聞こえてきません。この感じでいくと、来年はアマゾンが追いついてしまう可能性が高いといえます。
ネット通販のアマゾンが、あの三越伊勢丹ホールディングスを抜いてしまう、と。
ネット通販はそんなに勢いがあるのでしょうか。
上記日経新聞によると、若者のファッショントレンドをつかんでいる衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは、16年度の売上高が763億円と4割増加したとのこと。ヨドバシカメラは全体の売上高が3%減った半面、通販部門は1080億円と約1割増加したとのこと。
若者のファッショントレンドをつかんでいる衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは、16年度の売上高が763億円と4割増加した
ヨドバシカメラは全体の売上高が3%減った半面、通販部門は1080億円と約1割増加した
やはりネット通販の増収率は高いようです。ネット通販の伸びがまさに宅配業者を苦しめた要因の1つなわけですが、今回の調査でも、ネット通販の勢いが鮮明になったといえます。
最後に、強いアマゾンの特徴について確認しておきましょう。
アマゾン売上高1兆円超え、アマゾンが強い特徴は
上記日経新聞によると、商品の選びやすさやスピード配送などの利便性で消費者の支持を集め、15年度からの増収額は1747億円と突出しているとのこと。4月から生鮮品を配達する「アマゾンフレッシュ」を開始。百貨店やドラッグストアの商品を届けるサービスも加えたとのこと。
年会費3900円の「プライム会員」は配送無料のサービスのほか、動画や音楽配信を利用できる特典が好評で登録者を伸ばしているとのこと。
商品の選びやすさやスピード配送などの利便性で消費者の支持を集め、15年度からの増収額は1747億円と突出している
4月から生鮮品を配達する「アマゾンフレッシュ」を開始。百貨店やドラッグストアの商品を届けるサービスも加えた
年会費3900円の「プライム会員」は配送無料のサービスのほか、動画や音楽配信を利用できる特典が好評で登録者を伸ばしている
ヘビーユーザーからしてみれば、プライム会員のコストパフォーマンスはかなりいいと思いますね。かなりお得感を感じます。
アマゾンの2桁成長は続くのか。要注目です。