[総菜事業強化、ユニー・ファミマがカネ美食品を子会社化] カネ美はもともとユニー・ファミマートへの依存度が高い会社。創業家の三輪家と伊藤忠からならスムーズに買収できるだろう。ユニーに新しい総菜のモデル売り場が誕生する。



カネ美食品がユニー・ファミマの子会社に。

 

カネ美食品はジャズダック上場名古屋の会社。愛知県出身の私も以前、アピタでカネ美食品の弁当を何回か買ったことがあります。明太子系のものがけっこううまかった記憶があります。

 

今回は、カネ美食品がユニー・ファミマの子会社になるという話。後に書くように、この買収はスムーズにいく可能性が高いです。

 

 

ユニー・ファミリーマートHDがカネ美食品を子会社化へ

29日の日経新聞によると、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は28日、ジャスダック上場で総菜専門店のカネ美食品を子会社化する方針を固めたとのこと。

 

伊藤忠商事などからカネ美株を買い取り、26%の出資比率を52%程度に高めるとのこと。取得額は約90億円の見込みとのこと。

 

ユニファミマHDはカネ美に10%出資する伊藤忠のほか創業家の個人大株主などから7月末までに株式取得を目指すとのこと。子会社化後もカネ美は上場を維持し、三輪幸太郎社長は続投する見通しとのこと。

 

  • ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は28日、ジャスダック上場で総菜専門店のカネ美食品を子会社化する方針を固めた

  • 伊藤忠商事などからカネ美株を買い取り、26%の出資比率を52%程度に高める

  • 取得額は約90億円の見込み

  • ユニファミマHDはカネ美に10%出資する伊藤忠のほか創業家の個人大株主などから7月末までに株式取得を目指す

  • 子会社化後もカネ美は上場を維持し、三輪幸太郎社長は続投する見通し

 

 

ユニー・ファミマのカネ美食品子会社化、もともとカネ美食品はユニー・ファミリーマートへの依存度が高く、両社の関係は深い。そういう意味で創業家から株式を取得しやすいと考えられる。

今回、ユニー・ファミマがカネ美食品を子会社化しようとしています。

 

ユニー・ファミマは現在の26%から、52%程度の出資比率にしようということで、現在の倍の26%の株式を取得する必要があります。

 

まずこれがうまくいくのかどうかについて。

 

結論からいえば、これは高い確率でうまくいくと考えられます

 

というのも、どこから株式を取得するのかといえば、創業家の個人大株主や伊藤忠などからとされており、いずれも円満にいく可能性が高いからです。

 

まず創業家ですが、カネ美食品の創業家は三輪家です。続投する予定の社長が三輪幸太郎氏ですが、その父が三輪亮治氏で、取締役会長となっている創業者の方です。株式も、この親子+αでかなり握られています

 

で、三輪家がユニー・ファミマと協力していく可能性が高いのは、カネ美がもともとユニー・ファミマへの依存度が高い会社として知られているという点が挙げられます。要は、ユニー・ファミマがいるからこそ、ここまでの売上が出せる会社なわけです。

 

どれくらい依存度が高いのか。

 

カネ美食品にはテナント事業と外販事業がありますが、テナント事業に関していえば、ここ最近は、だいたい85%ぐらいの売上がユニー店舗からの売上と考えていただければと思います。すごい依存度でしょう。

 

現に、ユニーのスーパーへの出店率はめちゃめちゃ高いようです。

 

上記日経新聞によると、カネ美食品はユニファミマHD傘下のユニーのスーパー「ピアゴ」「アピタ」約210店のほぼ全てに総菜専門店「カネミ」を出店しているとのこと。ユニーも昨年から自前の総菜売り場の運営を始めており、10店舗ほど展開とのこと。

 

  • カネ美食品はユニファミマHD傘下のユニーのスーパー「ピアゴ」「アピタ」約210店のほぼ全てに総菜専門店「カネミ」を出店している

  • ユニーも昨年から自前の総菜売り場の運営を始めており、10店舗ほど展開

 

私もアピタでカネ美食品の弁当を買いましたが、アピタではほぼ全ての店舗でカネ美食品は出店しているようです。

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あともう一つ。外販事業コンビニへ納品する弁当やおにぎりを製造する事業です。

 

こちらに関していえば、ここ最近は、だいたい90%ぐらいがサークルKサンクス向け(ファミリーマートに商号変更)です。

 

もう商号変更からもお分かりのように、こちらもユニー・ファミリーマート向けというわけです。

 

結局、カネ美食品という会社は、ユニー・ファミリーマートが存在するからこそ、ここまでの売上を上げる会社になることができたわけで、そのユニー・ファミリーマートの傘下になることを拒む理由というのは考えずらいというわけです。社長は続投となりますし。

 

 

ユニー・ファミマのカネ美食品子会社化、伊藤忠からの株式取得も、伊藤忠がユニー・ファミマの大株主で関係が深いから、問題なく取得できるはず。ユニー・ファミマの社長は伊藤忠出身。

あと伊藤忠が10%握ってるという話でしたが、こちらも問題ないでしょう。

 

ご存知のとおり、伊藤忠はユニー・ファミマの筆頭株主であり両社は協力していく関係にあります。

 

現に、ユニー・ファミマの現社長は伊藤忠出身の高柳浩二氏ですし、その前の社長も伊藤忠出身の上田準二氏となります。結局、ユニー・ファミマと伊藤忠はきってもきれない関係ですから、ユニー・ファミマが成長するためには、伊藤忠も協力を惜しまないでしょう。

 

最後に、なぜユニー・ファミマがカネ美を子会社化するのか、ここを確認しておきましょう。

 

 

なぜユニー・ファミリーマートホールディングスはカネ美を子会社化するのか。今後の展望は。

上記日経新聞によると、ユニーはカネ美の子会社化により、需要が伸びている総菜販売を強化、食材調達や商品開発、売り場作りを一体化するとのこと。2018年春をめどに総菜の新しいモデル売り場をユニーのスーパー内に設ける計画とのこと。

 

カネ美食品の17年3月期の単独売上高は882億円。ユニファミマHDはカネ美の子会社化後、ユニーのスーパー内での自前の売り場とカネ美の専門店を合わせた約400億円の総菜売上高を、3年後に3割増の520億円まで伸ばすとのこと。

 

  • 需要が伸びている総菜販売を強化

  • ユニーはカネ美の子会社化により、食材調達や商品開発、売り場作りを一体化する

  • 2018年春をめどに総菜の新しいモデル売り場をユニーのスーパー内に設ける計画

  • カネ美食品の17年3月期の単独売上高は882億円。ユニファミマHDはカネ美の子会社化後、ユニーのスーパー内での自前の売り場とカネ美の専門店を合わせた約400億円の総菜売上高を、3年後に3割増の520億円まで伸ばす

 

カネ美子会社化により、総菜事業の調達、開発、売り場作りの一本化。

 

よりスムーズな経営ができるようになり、総菜売上はさらに増えるのか新しいモデル売り場というのにも要注目です。

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