物流REIT、上場続く。

 

今回は、シーアールイーの物流REITが上場するという話。

 

物流REITといえば。下記で書くように、約1か月前、あの三菱地所の物流REITが上場するということで話題になりました。

 

物流REIT上場話が続きます。

 

 

シーアールイーが、物流施設に特化した不動産投資信託(REIT)を上場させる。CREロジスティクスファンド投資法人を上場させる方針、来期に600億円程度。

6日の日経新聞によると、物流施設の開発・管理を手掛けるシーアールイーは、物流施設に特化した不動産投資信託(REIT)を上場させる方針とのこと。

 

早ければ2018年7月期にも上場するとのこと。当初の運用規模は少なくとも600億円程度になりそうとのこと。

 

同社は昨年5月、非上場の物流REIT「CREロジスティクスファンド投資法人」を設立しているとのこと。このREITを上場させる方針で、すでに東京証券取引所への上場準備に着手したとのこと。CREは今期中に4棟前後をREITに売却するとのこと。

 

  • 物流施設の開発・管理を手掛けるシーアールイーは、物流施設に特化した不動産投資信託(REIT)を上場させる方針

  • 早ければ2018年7月期にも上場する

  • 当初の運用規模は少なくとも600億円程度になりそう

 

 

シーアールイーの物流REIT上場、約1か月前には、三菱地所の物流REIT上場話があった。物流施設の需要は、過剰供給の地域も指摘されているものの、ネット通販の拡大、そして、中長期的にはTPPへ期待がかかっている。

物流REITで最近大きな話題となったのは、あの三菱地所の物流REIT上場話です。

 

私の方でも扱いました。

 

[三菱地所物流REITが上場へ] 物流に特化したREIT、中長期ではTPPへ期待がかかり、おもしろい。ただ、最近のヤマトの動きで物流業界にも変化があることは認識する必要がある。東京流通センター子会社化あたりから三菱地所は物流やる気満々。

 

物流リートで上場している会社にはどのようなものがあるのでしょうか。また、物流施設の需要はどうなんでしょうか。

 

上記日経新聞によると、物流施設REITは、日本プロロジスリート投法人や三井不動産ロジスティクスパーク投資法人などが上場しているとのこと。ネット通販の拡大を受けて物流施設の需要は増えているものの、地域によっては過剰供給も指摘されているとのこと。

 

  • 物流施設REITは、日本プロロジスリート投法人や三井不動産ロジスティクスパーク投資法人などが上場している

  • ネット通販の拡大を受けて物流施設の需要は増えているものの、地域によっては過剰供給も指摘されている

 

大手、三菱地所のREITも上場します。物流施設の競争は激しさを増しています。

 

地域によって過剰供給も指摘されているとされていますが、上記の三菱地所の記事でも書きましたが、やはり物流への需要はかなり強いものがあります。

 

中でも、ネット通販の拡大は顕著といえます。

 

例えば、アマゾン国内売上高1兆円超えという話がありました。

 

[2016年アマゾン国内売上高が遂に1兆円を超える] 2016年小売業売上高ランキングでアマゾンが6位となる。

 

アマゾンは、J・フロントリテイリングを抜いての1兆円超え、小売で6位に浮上です。

 

アマゾンの強さは半端ないですが、別の会社でも、ネット通販の伸びは顕著となっています。上記記事では、例えば衣料品通販サイトで有名なゾゾタウンを運営するスタートトゥデイについてありましたが、スタートトゥデイの16年売上高は4割増という話でした。

 

やはり、ネット通販の勢いはあります。

 

さらに、中長期的に見て期待がかかるのがTPPです。こちらも忘れてはなりません。

 

競争は激しいですが、物流そのものはおもしろい分野といえます。

 

 

なぜシーアールイーは物流リートを上場させるのか。シーアールイーのリート上場の今後の展望は。

上記日経新聞によると、保有する物流施設をREITに売却し、新たな開発資金を得る狙いとのこと。

 

CREは埼玉や茨城などで施設を開発した実績があるとのこと。今後も毎期、数カ所の物流施設を完成させ、REITに売却する計画とのこと。自社開発案件を増やし、主力の施設管理事業の強化にもつなげる狙いがあるとのこと。

 

CREはREITの上場準備や運用ノウハウを取得するため、2月にケネディクスと資本提携を発表。現在、ケネディクスはCREの発行済み株式を15%保有しているとのこと。

 

  • 保有する物流施設をREITに売却し、新たな開発資金を得る狙い

  • CREは埼玉や茨城などで施設を開発した実績がある

  • 今後も毎期、数カ所の物流施設を完成させ、REITに売却する計画

  • 自社開発案件を増やし、主力の施設管理事業の強化にもつなげる狙いがある

  • CREはREITの上場準備や運用ノウハウを取得するため、2月にケネディクスと資本提携を発表

  • 現在、ケネディクスはCREの発行済み株式を15%保有している

 

シーアールイーは、ケネディクスと業務提携結んだ時点で、このREITの上場を加速させたいと考えていました

 

また、ケネディクスとは共同開発も行い、規模の拡大をしていくとされています。

 

シーアールイーの物流REITのゆくえは。要注目です。

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