[ファミマレジの年齢ボタンが遂に廃止] ファミリーマートが11年ぶりレジ刷新。投資総額は約110億円。従業員負担軽減、人手不足対策の手だろう。



あの人何歳だ?という、あの年齢ボタンが廃止となる。

 

ファミリーマートのレジに客の年齢層を入力するボタンがあるのは有名な話。下記で書くように、かれこれ10年ほど前の話になりますが、当時私の知り合いがファミマで働いていまして、これについて議論したことがあります。

 

結論からいえば、あまり意味がないボタン

 

今回は、ファミマがレジを刷新するという話。業務簡素化が目的。従業員の負担を軽減するためのレジ刷新であるともいえます。

 

 

ファミリーマートが11年ぶりにコンビニエンスストアのレジを刷新、投資額は約110億円。ファミマは性別、年齢ボタンを無くし、宅急便の対応手続き簡素化。

9日の日経新聞によると、ファミリーマートはコンビニエンスストアのレジを7月末から順次刷新するとのこと。刷新は11年ぶり、投資総額は約110億円とのこと。

 

コンビニレジの標準機能である来店客の性別や年齢を入力するボタンを無くし、宅配便の受け付けなどに対応する手続きも簡素化するとのこと。

 

  • ファミリーマートはコンビニエンスストアのレジを7月末から順次刷新する

  • 刷新は11年ぶり

  • コンビニレジの標準機能である来店客の性別や年齢を入力するボタンを無くし、宅配便の受け付けなどに対応する手続きも簡素化する

  • 投資総額は約110億円

 

11年ぶりのファミマレジの刷新で、性別・年齢ボタンは廃止。このボタンは既に長年使われていたが、混雑している時などは、かなり正確性が欠けていた可能性がある。

さて、今回のファミマのレジ刷新は、年齢ボタンの廃止や宅急便受付簡素化などにつながります。

 

中でも、年齢ボタンの廃止は今回の注目点といえます。

 

このボタン、もう長年あります。かれこれ10年前、私はファミマの店員だった知人と議論したことがあります。

 

まず、そもそも年齢ボタンとはいったい何なのか。

 

上記日経新聞によると、ファミマの現行レジでは来店客が支払いする際、「男10代」「女30代」など性別・年齢に応じて10個あるボタンを店員が選んで押していたとのこと。

 

  • ファミマの現行レジでは来店客が支払いする際、「男10代」「女30代」など性別・年齢に応じて10個あるボタンを店員が選んで押していた

 

要は、ファミマのレジ店員は、客の性別の判断と、大まかに何十代ぐらいの客なのかを推測し、ボタンを押していたわけです。

 

今回、このボタンが廃止になります。

 

客サイドとしては「微妙に」気になるこのボタン。

 

でも、実はそんなに正確でない可能性があるという話を聞いています。

 

10年前にファミマレジの知人から聞いた話では、客がたくさん並ぶような忙しい状況では、実はかなりいい加減にこのボタンを打っている人がいる(当の本人も)といっていました。

 

聞いたところ、以下のような理由です。

 

大量のお客さんが待っており、とにかく早く回転させないといけないような状況下で、いちいちお客さんの顔を見て推測する余裕なんてあるわけがない

 

確かに混雑した状況下で店員を観察していると、実際のところ、私の知人が言っていたように、この年齢ボタンは無意味な可能性もけっこうあるなと思ったことは何度もあります。

 

年齢ボタンについて知っている客からしてみれば、混雑してる時に年齢など予想してないで、早く回してくれよとも思うことでしょう。

 

上記日経新聞によると、年齢ボタンは、どの世代に商品が売れているか分析するためだが、店員が目視で判断するため正確でなかったとのこと。このため性別・年齢ボタンを撤廃。今後は来店客の約4割が利用する共通ポイント「Tポイント」の顧客情報の活用を広げるとのこと。

 

  • どの世代に商品が売れているか分析するためだが、店員が目視で判断するため正確でなかった

  • このため性別・年齢ボタンを撤廃。今後は来店客の約4割が利用する共通ポイント「Tポイント」の顧客情報の活用を広げる

 

Tポイントで情報集められるわけだから、当然これでやってくべきでしょう。

 

あと、目視だから正確でなかったというのは当然ありますが、上記で書いたように、混雑な状況下では正確性そのものが?なケースがあるという事実。既にこれだけでも、データとして使うのはどうなのかという疑問にもつながります

 

いずれにせよ、「正確性」に欠け、店員の負担増となっていた年齢ボタンの廃止は、時代の当然の流れかと思います。

 

 

なぜファミリーマートは11年ぶりにレジを刷新するのか

スポンサーリンク

 

ところで、そもそもなぜファミリーマートは11年ぶりに110億円もかけてレジを刷新するのでしょうか

 

これはもう端的に「人手不足対策」の一つといっていいかと思います。

 

たまたまですが、つい先日、私の方でもファミマの人手不足対策に関して記事にしました。つまり、ファミマの人手不足対策が連続して登場している形になっています。

 

この記事(下記)では、ファミマが約8万人のコンビニ従業員の健康診断料を補助するという話でしたが、これも人手不足対策の話。

 

[ファミマは主婦層を雇用したいなら、将来的に健診補助対象者を増やすべし] ファミリーマートがコンビニ従業員約8万人の健康診断料を補助。人手不足対策の一つの形。

 

NHKの特集で、ファミマ全国の8割の店舗が人手不足を感じているともありましたから、人手不足に関してはとにかく深刻な話なわけです。

 

そこで今回は、レジ操作の簡潔化をすることで効率を上げようという話となっています。

 

上記日経新聞によると、店舗業務の効率化を進めつつ、新人店員でもすぐ操作できるようにして人手不足に対応するとのこと。スーパーなどに比べコンビニのレジは宅配便など対応するサービスの幅が広く機能が複雑だったとのこと。主婦や高齢者がコンビニで働くことを敬遠する一因になっていたとのこと。

 

  • 店舗業務の効率化を進めつつ、新人店員でもすぐ操作できるようにして人手不足に対応する

  • スーパーなどに比べコンビニのレジは宅配便など対応するサービスの幅が広く機能が複雑だった

  • 主婦や高齢者がコンビニで働くことを敬遠する一因になっていた

 

主婦や高齢者がコンビニで働くことを敬遠する一因とありますが、上記の健診補助の記事でも、ファミマが「主婦」を雇うには、という点について言及しています。今回のレジ刷新の話も、「主婦」を雇用しやすいようにやるという面があるでしょう。

 

最後に、このレジ刷新で、宅急便受け付け対応が簡素化されるという点、そして、その他のポイントについて確認しておきましょう。

 

 

11年ぶりファミマレジ刷新、宅配便受け付けが簡素化、レジの幅は縮まり、消費電力も抑えられ、店員が作業しやすくなる。

上記日経新聞によると、宅配便の受け付けやポイントでの支払いといったサービスへの対応も簡素化するとのこと。現行レジでは店員がまずボタンを押したりメニューを選んだりする必要があったが、バーコードを読み取ればすぐ手続きできるようにするとのこと。

 

現行レジでは外付けの電子マネー決済用端末を新型レジでは内蔵化し、レジ全体の幅は約40センチメートルと約10センチ縮めるとのこと。消費電力も現行レジの半分程度に抑えるとのこと。レジを小型化することで店員が作業しやすくするほか、総菜などの注力商品や季節商材を置くスペースを確保して販売拡大につなげるとのこと。

 

  • 宅配便の受け付けやポイントでの支払いといったサービスへの対応も簡素化する

  • 現行レジでは店員がまずボタンを押したりメニューを選んだりする必要があったが、バーコードを読み取ればすぐ手続きできるようにする

  • 現行レジでは外付けの電子マネー決済用端末を新型レジでは内蔵化し、レジ全体の幅は約40センチメートルと約10センチ縮める

  • 消費電力も現行レジの半分程度に抑えるとのこと。レジを小型化することで店員が作業しやすくするほか、総菜などの注力商品や季節商材を置くスペースを確保して販売拡大につなげる

 

ファミマの新しいレジの評判はどうか。要注目です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェア!Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Share on LinkedInShare on TumblrPin on PinterestEmail this to someone
同じカテゴリーの最近の記事[ドイツ東部経済にも痛い、シーメンスの拠点閉鎖] シーメンスが約6900人の人員削減、半数はドイツ。シーメンスの収益構造、変化中。「調整」という言葉が目立つが・・・株には調整を逸脱する悲観シナリオがあることも想定し、警戒心を怠らないこと。[都内にネット監視センター誕生、情報提供するのはロシアのサイバー攻撃についても詳しい米社] ソリトンが都内にネット監視拠点を開設、米ルッキンググラスと提携。サイバー攻撃情報を監視センターで活用。