1本月額90円から。

 

今回は、寺田倉庫が1本月額90円からのワイン保管サービスを始めるという話。

 

月額90円。けっこう魅力的な値段に聞こえます。

 

ちなみに、寺田倉庫は「倉庫」というだけあり、倉庫業をメインとしています。ただ、「倉庫」と聞くと、スペースのある場所に鍵をかけてという大雑把なイメージになりがちですが、寺田倉庫の場合は、ちょっと「高価」なものを預けることができる強みがあります。

 

例えば、高価な貴重品、美術品、ワインなど、保管に厳重な「管理」が必要なものも保管してくれます。

 

そして、これらは「貴重品」だけあり、寺田倉庫としては、「厳重な保管」をウリにしています。

 

つまり、セキュリティーに関しては徹底的にやっているでしょうし、災害対策などもしています。

 

というか、盗まれてしまいました、や、地震が起こり、ぶっ壊れてしまいました、などいう話がでてきたら、もうシャレにならないわけですから、貴重品の管理には相当力を入れているというわけです。

 

そんな中、月額1本90円からのワイン保管サービス。いったいどのようなものなのでしょうか。

 

 

寺田倉庫がワインを1本ずつ預けられるサービスを開始、1本月額90円から。

31日の日経新聞によると、寺田倉庫は8月から、個人がインターネット通販などで購入したワインを1本ずつ預けられるサービスを始めるとのこと。料金は1本月額90円で、1本から利用できるとのこと。

 

温湿度が管理された環境にワインを手軽に預けられ、子どもの誕生年ワインの長期熟成などにも活用可能。東京都内など一部地域へは預けたワインを当日中に配送するサービスも始めるとのこと。

 

  • 寺田倉庫は8月から、個人がインターネット通販などで購入したワインを1本ずつ預けられるサービスを始める

  • 料金は1本月額90円で、1本から利用できる

  • 温湿度が管理された環境にワインを手軽に預けられ、子どもの誕生年ワインの長期熟成などにも活用可能

  • 東京都内など一部地域へは預けたワインを当日中に配送するサービスも始める

 

 

寺田倉庫、ワイン保管月額1本90円。預けたいワインの本数が少ない人にはちょうどいいサービスか。

月額1本90円のワイン保管サービス。

 

いったいどのような人の利用を想定しているのでしょうか。

 

今回の話で特に注目なのは、ワイン愛好家というより、何らかの理由でワインを1本、2本など保管してもらいたい人たちとなります。

 

例えば、子供が生まれてワインを買い、長期間熟成した後、子供が成人となってからプレゼントしたい親

 

また、別の例でいえば、高級ワインを1本もらったものの、すぐ飲むつもりはない人なんかも対象となるでしょう。

 

家庭用ワインセラーを買って保管するにしても、置く場所が必要というのも当然あります。高級ワインであれば、しっかり管理が必要になりますし、記念ワインのように長期熟成することになりそうなケースの場合、温度を一定に保ったりする必要性がでてきます。

 

この場合は、加湿機能付きワインセラーの購入を検討したりする必要がありますが、とりあえず、わずか1、2本のためだけに、ワインを自宅できちんと保管するというのは、けっこう面倒な話です。(すぐ飲むなら話は別。)

 

というわけで、このような人たちがターゲットとなってきます。

 

上記日経新聞によると、自宅でワインの保管場所に困っている人や、記念日や贈り物、子どもの誕生年のワインを長期熟成したい人などの利用を想定するとのこと。

 

  • 自宅でワインの保管場所に困っている人や、記念日や贈り物、子どもの誕生年のワインを長期熟成したい人などの利用を想定する

 

 

寺田倉庫のワイン保管の強みは

で、自宅で保管するのが面倒だからという以外で、寺田倉庫に預ける意味合いというのは何なのでしょうか。

 

上記日経新聞によると、利用客はネット通販などで購入したワインを寺田倉庫に送るとのこと。同社は入庫されたワインの写真を撮影し、名称や生産者名、生産年などの情報を登録して倉庫に保管するとのこと。倉庫は耐震構造で、ワインの保存熟成に適した温湿度に管理されているとのこと。

 

登録情報はパソコンやスマートフォンなどでインターネットを通じて「ワインノート」として利用者が閲覧でき、カタログを見るように自分のワインを選べるとのこと。ワインを引き出す際は、宅配便で配送されるほか、都内と神奈川県の一部地域では2万円で最大6本まで当日配送を受け付けるとのこと。

 

  • 利用客はネット通販などで購入したワインを寺田倉庫に送る

  • 同社は入庫されたワインの写真を撮影し、名称や生産者名、生産年などの情報を登録して倉庫に保管する

  • 倉庫は耐震構造で、ワインの保存熟成に適した温湿度に管理されている

  • 登録情報はパソコンやスマートフォンなどでインターネットを通じて「ワインノート」として利用者が閲覧でき、カタログを見るように自分のワインを選べる

  • ワインを引き出す際は、宅配便で配送されるほか、都内と神奈川県の一部地域では2万円で最大6本まで当日配送を受け付ける

 

要は、寺田倉庫にワインを送れば、向こうでデータ登録を行ってくれるというわけです。ちなみに、このようなサービスは既に寺田倉庫側で今も存在しています。

 

なんとも便利な時代ですが、今日では、わざわざ倉庫までワインを自分でもっていかないでも、ワインを倉庫に送れば、データ登録、管理もしてくれるという時代になっているわけです。

 

あと冒頭で触れたセキュリティーに関して。

 

耐震構造の倉庫ということで、地震が起こっても心配ないというのは、地震の多い日本ではウリになるでしょう。

 

結局、1本月額90円で貴重なワインを完璧に保管してくれるということを考えれば、検討に値するサービスといえるでしょう。

 

寺田倉庫のワイン1本90円保管サービスのゆくえは。要注目です。

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