小里氏の会社が東証でIPOする。

 

今回は、3年半ぶりに外国企業が東証に上場するという話。久々です。

 

どこの外国企業かといえば、テックポイント

 

テックポイント?なんだか聞いたことあるような。

 

よくよく見てみると、CEOは小里文宏氏

 

あぁ、小里氏の会社でしたか。

 

後に書くように、小里氏は過去にアメリカで起業して、NASDAQ上場経験のある日本人。起業家なら聞いたことあるんじゃないですかね。

 

そんな人物が、今回は東証で上場ということで、これはけっこう楽しみかもしれません。

 

 

東京証券取引所に約3年半ぶりに海外企業が上場、シリコンバレーの半導体ベンチャー、テックポイント。

3日の日経新聞によると、東京証券取引所に約3年半ぶりに海外企業が上場するとのこと。米シリコンバレーの半導体ベンチャー、テックポイント(小里文宏最高経営責任者)が東証に申請したとのこと。

 

早ければ9月にも実現する見通しとのこと。海外企業の上場は旧アキュセラ・インク(現窪田製薬ホールディングス)以来、約3年半ぶりとなるとのこと。

 

東証はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの誘致に注力しているとのこと。実績が積み上がれば、こうした海外企業の誘致活動に弾みがつくとの期待もあるとのこと。

 

  • 東京証券取引所に約3年半ぶりに海外企業が上場するとのこと。米シリコンバレーの半導体ベンチャー、テックポイント(小里文宏最高経営責任者)が東証に申請した

  • 早ければ9月にも実現する見通しとのこと。海外企業の上場は旧アキュセラ・インク(現窪田製薬ホールディングス)以来、約3年半ぶりとなる

  • 東証はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの誘致に注力している

  • 実績が積み上がれば、こうした海外企業の誘致活動に弾みがつくとの期待もある

 

あのいろいろあった旧アキュセラ・インク以来。久々です。

 

さて、小里CEOの話に移りましょう。

 

 

東証に上場する外国企業のテックポイントCEOの小里文宏氏とは

さて、小里氏は特に起業家なら一度は名前が聞いたことがあるかと思われる人物。

 

というのも、小里氏はアメリカで起業して、NASDAQに会社を上場させた人物ですから。起業家にとっては大変参考になる人物です。

 

小里氏はテックウェル(Techwell)という半導体の会社でNASDAQ上場を果たしました。2006年の話です。当時話題になりました。あれからもう10年経ったと。

 

で、このテックウェルは、後にインターシルにより買収されます。その後、小里氏は2012年にテックポイントを設立しています。

 

ちなみに、個人的にはまったくコンタクトがあるわけではありませんが、小里氏には微妙に親近感を覚えてます。

 

というのは、小里氏は日本ではなく、アメリカの大学を卒業しまして、専攻は数学でした。カリフォルニア大学サンタバーバラ校

 

私も大学は違いますが、アメリカで学び(同じカリフォルニア州)、さらに、数学専攻(正確には経済/数学)という点で共通点があります。ちょっと珍しいタイプなんで、そういう意味で勝手に親近感を覚えているという話でした。

 

それはともかく、小里氏は以前、リコーで働いてます。偶然、私の方で昨日、リコーの話を書きましたが、これはたまたま。ちなみに、小里氏はリコーではシリコンバレー駐在を経験しています。

 

NASDAQ上場を果たし、インターシルに会社を売った

 

その後、新たな会社を設立し、今度は東証でIPO

 

なんともおもしろい人生だと思いますね。

 

最後に、テックポイントの事業についてと、今回のIPOについて確認の方をしておきましょう。

 

 

東証に上場する外国企業のテックポイントとは。テックポイント上場で主幹事はみずほ証券、JDRの上場を軸に調整中。

上記日経新聞によると、テックポイントは2012年の創業。監視カメラ用の半導体などを開発しており、最近は車載カメラ向け事業を強化しているとのこと。上場で知名度を高め、日本で拡販を進めるとのこと。

 

主幹事はみずほ証券。売上高や利益は非開示だが、時価総額は100億円程度になるとの見方があるとのこと。

 

株式ではなく、日本預託証券(JDR)の上場を軸に調整しているとのこと。海外企業の株式は信用取引ができないなどの制約があるためとみられるとのこと。実現すれば海外企業による第1号案件となるとのこと。これまでは海外籍の上場投資信託(ETF)などの利用に限られてきたとのこと。

 

  • テックポイントは2012年の創業。監視カメラ用の半導体などを開発しており、最近は車載カメラ向け事業を強化している

  • 上場で知名度を高め、日本で拡販を進める

  • 主幹事はみずほ証券

  • 売上高や利益は非開示だが、時価総額は100億円程度になるとの見方がある

  • 株式ではなく、日本預託証券(JDR)の上場を軸に調整している

  • 海外企業の株式は信用取引ができないなどの制約があるためとみられる

  • 実現すれば海外企業による第1号案件となる

  • これまでは海外籍の上場投資信託(ETF)などの利用に限られてきた

 

テックポイントIPOのゆくえは。要注目です。

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