今回は、「丸亀製麺」が米国本土に進出するという話。
場所はどこかといえば、ロサンゼルスのソーテル。
下記で書くように、ソーテルといえば、日本人街で有名な場所です。
このソーテルという場所。強調しておきたいのは、既にラーメン激戦区であるという点。
つまり、無類の麺好きが集まってくる場所でもあります。
そんな場所で第1号店出店。おもしろい場所を選んだなという印象があります。ここでうどん屋を出店する意味合いというのもあるでしょう。
ラーメン激戦区のソーテルで、将来的にはうどんブームも起きるのでしょうか。
トリドールホールディングスが讃岐うどん店「丸亀製麺」を米国本土に展開。米国本土第一号店は、「丸亀製麺ソーテル店」、ロサンゼルスのソーテルに出店。丸亀製麺は2025年までに米国で300店舗出店へ。
3日の日経新聞によると、トリドールホールディングスは讃岐うどん店「丸亀製麺」を米国本土に展開するとのこと。
14日にロサンゼルスに1号店を開き、2025年までに300店舗を出店するとのこと。チキンクリームのうどんなど米国の味覚にあったメニューも投入するとのこと。1号店の「丸亀製麺ソーテル店」はロサンゼルス中心部に出店、来春までに米国西海岸で3店舗を出すとのこと。日本同様にオープンキッチンを採用し、うどんの生地を作ったり麺をゆでたりする光景を見せて臨場感を出すとのこと。
トリドールホールディングスは讃岐うどん店「丸亀製麺」を米国本土に展開する
14日にロサンゼルスに1号店を開き、2025年までに300店舗を出店する
チキンクリームのうどんなど米国の味覚にあったメニューも投入する
ソーテルはロサンゼルスの日本人街として知られる。ただ、ソーテルはリトルトーキョーとは別。リトルオーサカという呼び名もある。2015年にソーテル・ジャパンタウンという正式名称が議会で承認されている。
さて、ソーテルをご存知ない方に簡単に説明しましょう。
ソーテルは、日本人街として知られています。
ということは、あの「リトルトーキョー」のことかと思われる方もおられるかもしれません。
確かに、ロサンゼルスで日本人街と聞けば、「リトルトーキョー」を思い起こします。
ただ、リトルトーキョーは別の場所。
その西側にあるのがソーテル。サンタモニカの右側あたりですかね。
リトルトーキョーより西側にあるものだから、「リトルオーサカ」なんて呼ばれたりもします。
ソーテルには、多くの日本食屋(ラーメン店やらカレー屋、寿司などなど)がそろっており、さらにはダイソーやHISなども日本関連ビジネスもあります。
そんなソーテルも、今や正式名称があり、これを「ソーテル・ジャパンタウン」といいます。
私が当時LAに留学していた際は、ソーテル・ジャパンタウンなんていう名称はなかったわけで、これはけっこう最近の話です。2015年に議会で正式名称として承認されました。
ジャパンタウンという正式名称ができたことで、ますます日本関連ビジネスの盛り上がりが期待されている場所でもあります。
で、このソーテル。
けっこううまい日本食がそろってます。
私が特に好きなのはカレー屋なんですが、今回の話と絡んでくるのは、むしろラーメン。
現在、ソーテルは既にラーメン激戦区となってます。天天有とか大黒屋とか多くのラーメン屋があります。しかも、けっこううまいところが多いんですよ。
つまり、既に麺好きが集まってくる場所。
そんな場所でラーメンではなく、うどんという麺を出す。麺つながりということで、需要喚起につながる可能性があり、おもしろい試みといえます。
丸亀製麺という人気讃岐うどん店が、ラーメンが人気のソーテルに出店することで、将来的にはうどんという新しいブームが起きる可能性もあるでしょう。
丸亀製麺、ハワイの「丸亀製麺ワイキキ店」は国内外約1千店舗ある丸亀製麺で最も売り上げが高い。米国本土でも自信ありか。米国人用にカスタマイズするので、その点はしっかり認識しておいた方がいい。
丸亀製麺ワイキキ店については聞いたことがある方もけっこうおられるかもしれません。現地風にカスタマイズし、流行っています。ソーテル店でも、その方向で行くようです。
上記日経新聞によると、ハワイの「丸亀製麺ワイキキ店」は国内外約1千店舗ある丸亀製麺で最も売り上げが高いとのこと。同社は米国本土でも受け入れられるとみており、米国本土で出店拡大を急ぐとのこと。
ソーテル店では、釜揚げうどんといった日本の定番品のほか、豆腐サラダうどんなど米国向けに工夫したメニューも出すとのこと。サーモンいくら丼やちらしずしなどもそろえたとのこと。現地のファストフードと同等の手ごろな価格で日本食を提供し、客数増につなげるとのこと。
ハワイの「丸亀製麺ワイキキ店」は国内外約1千店舗ある丸亀製麺で最も売り上げが高い
同社は米国本土でも受け入れられるとみており、米国本土で出店拡大を急ぐ
ソーテル店では、釜揚げうどんといった日本の定番品のほか、豆腐サラダうどんなど米国向けに工夫したメニューも出す
サーモンいくら丼やちらしずしなどもそろえたとのこと。現地のファストフードと同等の手ごろな価格で日本食を提供し、客数増につなげる
ハワイのワイキキ店は、大変多くの人が集まっていることで知られています。
現地にカスタマイズさせてる点も、現地の人にはうけてるみたいですね。
なお、日本人が試される際は、米国人用にカスタマイズされているはずだということを認識しながら試した方がいいかもしれませんね。でないと、けっこう違ってて驚くかも(個人的には海外の某店舗でそんな経験あり)。
丸亀製麺の米国本土進出のゆくえは。要注目です。