今回は、神戸製鋼がカナダの個人から提訴提起されたという話。

 

そしてこれは、「集団訴訟」に発展する可能性ありという話。

 

ここ数年見ても、カナダでも日本企業に対する集団訴訟はあります。

 

神戸製鋼にとっては頭の痛い話になるかもしれません。

 

 

神戸製鋼所がカナダの個人4人から訴訟を提起される。神戸製鋼はカナダで集団訴訟される可能性あり。

8日のロイターによると、神戸製鋼所は8日、製品データの改ざんで損失を被ったとして、カナダの個人4人から訴訟を提起されたと発表したとのこと。原告は集団訴訟とすることを求めており、今後、規模が拡大する可能性があるとのこと。

 

訴えられたのは、神戸製鋼のほか、神鋼メタルプロダクツ、神鋼アルミ線材、コベルコマテリアル鋼管、日本高周波鋼業、神鋼鋼線工業の100%子会社の神鋼鋼線ステンレス。

  • 神戸製鋼所は8日、製品データの改ざんで損失を被ったとして、カナダの個人4人から訴訟を提起されたと発表した

  • 原告は集団訴訟とすることを求めており、今後、規模が拡大する可能性がある

  • 訴えられたのは、神戸製鋼のほか、神鋼メタルプロダクツ、神鋼アルミ線材、コベルコマテリアル鋼管、日本高周波鋼業、神鋼鋼線工業の100%子会社の神鋼鋼線ステンレス

カナダでも日本企業に対する集団訴訟は存在する。ここ数年では、JT、タカタ、マウントゴックスへの集団訴訟などを思い出す。

アメリカでの集団訴訟の話はよく聞きますね。

現に、私もアメリカにいたとき、集団訴訟への参加要請を受けたことがあります。しかも日本企業に対して。これについてはまた別の機会に話すとして、とりあえず当時びっくりしたんでよく覚えています。

アメリカのお隣、カナダでも日本企業に対する集団訴訟というのはあります。

例えば、JT、タカタなど、けっこう金額のでかい集団訴訟がありました。JTはJT子会社に対してですが、集団訴訟第一審で敗訴、約2000億円支払いというニュースが大きく報じらたので、覚えておられる方も多いかと思います。

そういえば、今いろんな意味で話題のマウントゴックスも当時集団訴訟されてました。

さて、神戸製鋼所はなぜカナダの個人から訴訟提起されたのか、ここを見ておきましょう。

神戸製鋼所がカナダの個人から訴訟を提起され、集団訴訟される可能性があるのは、データが改ざんされた自動車向け部品の使用という点において。

上記ロイターによると、原告は神鋼グループが製造した自動車向け製品やそれらを使用して製造された自動車の購入者で、対象製品が仕様に適合していなかったために、適合製品に比べて、不当に高い対価を支払わされて損失を被ったと主張しているとのこと。損害賠償の請求額は明らかにされていないとのこと。

訴訟は11月25日と28日に裁判所のウェブサイトに掲示されたが、神戸製鋼は12月7日現在で訴状を受け取っていないというとのこと。神戸製鋼は「正式に訴状の送達を受けた場合、適切に応訴していく」とコメントしているとのこと。

  • 原告は神鋼グループが製造した自動車向け製品やそれらを使用して製造された自動車の購入者で、対象製品が仕様に適合していなかったために、適合製品に比べて、不当に高い対価を支払わされて損失を被ったと主張している

  • 損害賠償の請求額は明らかにされていない

  • 訴訟は11月25日と28日に裁判所のウェブサイトに掲示されたが、神戸製鋼は12月7日現在で訴状を受け取っていないという

  • 神戸製鋼は「正式に訴状の送達を受けた場合、適切に応訴していく」とコメントしている

 

やっかいです。

 

データが改ざんされた自動車を購入したとか、そういう類の話になってくると、それこそ大勢の人が関わってくる話となってきます。

 

神戸製鋼所、カナダでの訴訟の動きに注目です。

スポンサーリンク