[太陽監査法人、業界5番手絶対確保へ動く] 太陽監査法人と優成監査法人が合併。業界5番手を今後も確保できれば、ビッグ4以外の監査法人としては最初に名前が挙がる存在になる。



今回は、太陽監査法人と優成監査法人が合併するという話。

 

下記で書くように、いろいろな意味で4大監査法人(いわゆるビッグ4)との差は依然あるのは間違いありませんし、この溝は提携先云々とも絡めて考えないといけない話なので、想像以上にでかいものです。

 

ただ、そんなことはおいておいても、国内での太陽監査法人のこの攻めの姿勢、まさに肉食系といった感じですが、これがおもしろいわけです。

 

国内のビッグ4も、これだけ肉食系の監査法人が国内業界5番手にいると、あまりうかうかしてられないと思いますよ。

 

太陽監査法人は国内業界5番手のポジションは絶対死守といったところでしょう。

 

この「5番手」という、ビッグ4に次ぐ揺るぎないポジションを確立することができれば、これはつまり、ビッグ4以外でとなった時に最初に名前が挙がることを意味します。ここもミソです。

 

 

太陽監査法人と優成監査法人が合併、2018年7月めど。

2日の日経新聞によると、監査法人中堅の太陽監査法人と優成監査法人が合併することが1日、分かったとのこと。監査先の上場企業数は約200社、抱える公認会計士は500人を超すとのこと。規模拡大で監査業務の高度化に対応できる体制を整え、大手四大法人を追うとのこと。東芝の経営難が会計不祥事から始まったこともあり、監査の質向上が一段と求められていることにも対応するとのこと。

 

来年7月をめどに合併する計画。太陽監査法人を存続会社に社名も引き続き太陽監査法人とする方向とのこと。

 

  • 監査法人中堅の太陽監査法人(東京・港)と優成監査法人(東京・千代田)が合併することが1日、分かった

  • 監査先の上場企業数は約200社、抱える公認会計士は500人を超す

  • 規模拡大で監査業務の高度化に対応できる体制を整え、大手四大法人を追う

  • 東芝の経営難が会計不祥事から始まったこともあり、監査の質向上が一段と求められていることにも対応する

  • 来年7月をめどに合併する計画。太陽監査法人を存続会社に社名も引き続き太陽監査法人とする方向だ

 

 

太陽監査法人と優成監査法人の合併、監査法人の大型再編はみすず監査法人解散以来。太陽監査法人は13年に霞が関監査法人の合併をしており、今回の優成監査法人の合併も合わせて考えると、攻めるタイプであると分かる。

太陽監査法人と優成監査法人の合併。

 

みすず解散以来の大型再編

 

上記日経新聞によると、監査法人の大型再編は、みすず監査法人(旧中央青山)解散に伴い他の監査法人が会計士や業務を引き継いだ07年以来となるとのこと。

 

  • 監査法人の大型再編は、みすず監査法人(旧中央青山)解散に伴い他の監査法人が会計士や業務を引き継いだ07年以来となる

 

とはいっても、大型再編には含まれませんが、今回話題の太陽監査法人は、13年に霞が関監査法人という中堅監査法人を合併しています。

 

これにより、現在の太陽の規模の大きさになったわけです。

 

で、その太陽が、今回は優成を合併するという話。これで、太陽の「ビッグ4に次ぐ5番手」という存在が、より強調されることになります。

 

太陽が「攻める」タイプなのは明らかでしょう。中堅を合併していく、いわゆる「肉食系」ってやつ。

 

こういった存在は、見ていておもしろいですね。

 

 

太陽の上場企業監査数では、既にあらたを抜いて業界4位につけている。ただ、世界では別の話。結局、業界5番手という確実な看板確保が、ビッグ4以外でとなった時に効いてくるであろう。

ちなみに、国内ではおもしろいことが起こっています。

 

上場企業の監査数では、太陽が既にあらたを抜いているという話。

 

上記日経新聞によると、上場企業の監査数でみると太陽は144社(6月末時点)と既にあらた(122社)を抜き業界4位に付けるとのこと。監査先が51社で9位の優成との合併で監査企業数は約200社に膨らむとのこと。合併後は重複業務の効率化を進める一方、積極投資や海外展開を進めるとのこと。

 

  • 上場企業の監査数でみると太陽は144社(6月末時点)と既にあらた(122社)を抜き業界4位に付ける

  • 監査先が51社で9位の優成との合併で監査企業数は約200社に膨らむ

  • 合併後は重複業務の効率化を進める一方、積極投資や海外展開を進める

 

あらたの規模が小さいのは、あの有名な中央青山の歴史に突入したりする必要があるので今回は省略します。

 

ただ、太陽よりあらたの方が有名ですよね。でかい規模のクライエントが多いですし、あと、あらたがPwCのメンバーファームというのも大きな要因です。

 

世界中で監査などする際、連携、サポートなどするのに、世界のどこの会計事務所のメンバーか、提携しているか、こういった点が重要になってきます。

 

太陽の提携先は、グラントソントン。一方、あらたはPwCのメンバーファーム

 

グラントンソンとPwCでは、規模、知名度、まったくもって異なります。

 

PwCは既にビッグ4としての地位を確保しており、でかい上場企業のクライエントが多いです。一方、グラントソントンは、十分に大きい会計事務所ではあるものの、やはりポジションとしては「中堅」という位置づけ。

 

結局、太陽の提携先のグラントソントンはビッグ4にはなりえず、太陽としては、「準大手」という存在をいかに確立するのか、ここが重要になってきます。

 

この事実を考慮したうえで、国内で太陽ができること。

 

それは、ビッグ4以外でとなった際、すぐに名前が挙がるような存在になること(つまり、業界5番手の絶対確保)。

 

そして、今以上により豊富な人材をそろえること(ビッグ4から流れてくると期待するならば、優秀な人材とその絶対数が必要)。

 

監査の質やらより多くの海外展開とかいうのは、これらがあるからこその話です。

 

優成合併は、これらの点とつながってきますし、優成合併後も、チャンスあれば、中堅の合併を進める可能性は十分にあります(攻めの姿勢であることも考慮できますし)。

 

上記日経新聞によると、監査業界では新日本、トーマツ、あずさ、PwCあらたが四大法人とされるとのこと。売り上げ規模などではなお見劣りするが、業界5番手の太陽は優成との合併で大手の仲間入りを目指すとのこと。

 

特に強化するのがIT(情報技術)や人工知能(AI)関連の投資だとのこと。監査先企業のIT化に追随する必要があるうえ、情報処理量の増大をにらみ業務効率化を求めてAIの活用を進める考えだとのこと。

 

監査先の海外展開に対応し、海外拠点も強化するとのこと。また海外で通用する人材の育成など、教育面の投資にも取り組む方針だとのこと。大手の仲間入りで優秀な人材を獲得しやすくする狙いもあるとのこと。

 

  • 監査業界では新日本、トーマツ、あずさ、PwCあらたが四大法人とされる

  • 売り上げ規模などではなお見劣りするが、業界5番手の太陽は優成との合併で大手の仲間入りを目指す

  • 特に強化するのがIT(情報技術)や人工知能(AI)関連の投資だ

  • 監査先企業のIT化に追随する必要があるうえ、情報処理量の増大をにらみ業務効率化を求めてAIの活用を進める考えだ

  • 監査先の海外展開に対応し、海外拠点も強化する

  • また海外で通用する人材の育成など、教育面の投資にも取り組む方針だ

  • 大手の仲間入りで優秀な人材を獲得しやすくする狙いもある

 

太陽監査法人のゆくえは。要注目です。

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