今回は、CCC系の格安スマホがに、高齢者向け機能であるAIが詐欺電話警告機能が付くという話。
しかも、無料でつくという話。狙われやすい高齢者、及びそれを心配する家族には注目が集まりそうです。
精度がある程度高く、危険を防ぐことができるのならば、何も高齢者に限らず、若い世代でも危機管理という意味で欲しいという声はある可能性が十分あります。
あと、詐欺電話防止だけでなく、ネットのフィルタリング機能も充実させるという今回の話。ネット世代でない高齢者にとっては、危険なサイトは予め開かせないようにしてしまうといった対策は有益となるでしょう。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのトーンモバイルが、自社の格安スマホに、自社開発したAIを活用した詐欺やセールス電話防止システムを無料で導入。
15日の日経新聞によると、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのトーンモバイルは10月、自社の格安スマホに高齢者向け機能を付加するとのこと。
トーンモバイルが現在販売している格安スマホに対して、自社開発のAIを活用した詐欺やセールス電話防止システムを無料で導入するとのこと。自社開発の人工知能(AI)が、発信された時間帯や頻度を基に振り込め詐欺などの可能性がある電話番号を判別し、警告を表示するとのこと。
高齢者のスマホ使用率は向上している一方で、電話やネットを活用した詐欺も深刻化。安全にスマホを使用できる機能を充実させ、需要を取り込むとのこと。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのトーンモバイル(東京・渋谷)は10月、自社の格安スマートフォン(スマホ)に高齢者向け機能を付加する
自社開発の人工知能(AI)が、発信された時間帯や頻度を基に振り込め詐欺などの可能性がある電話番号を判別し、警告を表示する
高齢者のスマホ利用が増えていることに対応する
トーンモバイルが現在販売している格安スマホに対して、自社開発のAIを活用した詐欺やセールス電話防止システムを無料で導入する
今後は、詐欺防止目的で使われるAIがいろいろ登場してくると考えられる。例えば、ドイツのフラウグスター社のAIは、不正なカード利用の分析などをし、顧客にはVISAなどがいる。
今回の話は、日本でよく話題になっているオレオレ詐欺対策やら振り込め詐欺などで使えそうな話です。
オレオレ詐欺や振り込め詐欺などに関わらず、今後は、詐欺全般の防止にAIが活用されることが多くなってくると考えられます。
世界でもいろいろ注目を集めている企業があります。
例えば、私が個人的にけっこう注目しているベンチャーとして、ドイツのフラウグスターというベンチャーがあります。
この会社のAIは、カード不正利用などの分析をしたりします。
設立は2014年と若いベンチャー企業ですが、既にVISAなどの大口顧客を抱えており、投資家から500万ドルの資金調達に成功したりしました。
共同設立者のチェン・ザミル氏はペイパルで5年勤務や、あとイスラエル国防軍で勤めていた経歴もあり、こういったところもけっこうおもしろい点といえます。
今後、ますます注目が集まる会社といえるでしょう。
このように、詐欺防止目的でのAI活用にも注目が集まり始めており、日本でも今後さらに増えていくと考えられます。
さて、CCCグループの格安スマホがどのように詐欺電話を警告するのか、及び、今回拡充される別の機能であるネットフィルタリング機能についても確認しておきましょう。
CCCグループのトーンモバイルの格安スマホに付加される詐欺電話をAIが警告機能、どのように機能するのか。トーンモバイルは、ネットのフィルタリング機能も充実させる。
上記日経新聞によると、詐欺などに使われた電話番号に関する情報をAIに学習させ、傾向を分析させるとのこと。着信の時間帯や頻度を基に、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの振り込め詐欺のリスクを判別するとのこと。
詐欺などの犯罪に使われた電話番号などを蓄積している外部のセキュリティー企業とも連携し、危険度別に色分けして警告を画面に表示するとのこと。
ネットのフィルタリング機能も充実させるとのこと。悪質なサイトなどをブロックできる自社の専用ブラウザーを開発したとのこと。外部の企業と連携し、詐欺などの危険のあるサイトのURLを把握し、アクセスできないようにするとのこと。
詐欺などに使われた電話番号に関する情報をAIに学習させ、傾向を分析させる
着信の時間帯や頻度を基に、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの振り込め詐欺のリスクを判別する
詐欺などの犯罪に使われた電話番号などを蓄積している外部のセキュリティー企業とも連携し、危険度別に色分けして警告を画面に表示する
ネットのフィルタリング機能も充実させるとのこと。悪質なサイトなどをブロックできる自社の専用ブラウザーを開発した
外部の企業と連携し、詐欺などの危険のあるサイトのURLを把握し、アクセスできないようにする
危険度別に色分けというのもおもしろいですね。こりゃちょっと(もしくは相当)やばい電話かもしれないなと事前に身構えることができるということです。
あと、日常生活においては、このネットのフィルタリング機能充実というのは大変いいことだと思いますね。
特にネットと共に育った世代でなければ、本当はネットリテラシーから教育していくのが一番いいわけですが、そんなこといってる前に危険なサイトに行ってしまった、問題発生、なんてことがあったらたまらないですね。
とりあえずやばそうなサイトは予めブロックしてしまうと。これで救われる人はいるでしょう。
トーンモバイルの格安スマホの詐欺電話警告機能のゆくえは。要注目です。