[最強の経済ドラマ] 投資家が絶対に見るべきドラマ、「監査法人」。このしびれるドラマの魅力を語る。いい経済の勉強にもなる。生々しい監査法人での深い問題を描写。役者良し、シナリオおもしろい、音楽も合う。
投資家は、この鬼熱いドラマを絶対に見るべし。経済を勉強したい人も見るべし。
今回は、このドラマの魅力を徹底的に語ります。
ドラマ監査法人。監査責任を問う、大変深いドラマ。最高におもしろい経済ドラマ。いい経済の勉強にもなる。投資家、会計人には絶対に見てほしいドラマ。
ドラマ、「監査法人」。ご存じでしょうか?
2008年のドラマ。でも、今見ても、全然余裕でおもしろい。
題名の通り、まさに「監査法人」がテーマのドラマです。
出演者は塚本高史さん、松下奈緒さん、豊原功補さんなどですが、この3名が、全員、ジャパン監査法人という監査法人の会計士をしています。
このドラマの魅力は
・その深いテーマ
・開始5分からの熱すぎる展開
・若干非現実的でもおもしろい
・役者がいい
・音楽がいい
・短くても驚きのシーンがある
ドラマ監査法人の魅力、厳格監査か、ぬるま湯型の昔の監査か・・・ジャパン監査法人で広がるバトル
塚本高史さん、松下奈緒さん、豊原功補さん、3名とも厳格監査派の会計士なんですが、橋爪功氏が演じるジャパン監査法人理事長などはぬるま湯型の会計士となっています。
ここで、厳格監査派と、ぬるま湯監査派でのバトルが生じます。
「そんな話、おもしろいか?」
くそおもしろいです。
なぜなら、監査法人というのは、クライエントからフィーをもらって監査している事実があるからです。フィーをもらっている、つまり、監査する企業はお客さんなわけで、でも監査はしっかりしないと、我々投資家が黙っていないわけで、なんとも現実的な難しい話なのです。
この領域に踏み込んだドラマ、それが、ドラマ監査法人なのです。
ドラマ監査法人の魅力、第1回、開始5分から熱すぎる。いきなり、「財務諸表を承認することができません」。
このドラマは、早速開始5分で胸が騒ぎます。
・小野寺直人( 豊原功補)「よって、ジャパン監査法人は、株式会社サプライズマートが作成した財務諸表を、承認することができません」
・サプライズマート社長、前のめりになりながら、ゆっくり腰を上げる。
・音楽♪♪♪
・サプライズマートの粉飾が報道され、謝罪会見、株価下落。さらに倒産。
・社長、涙。
・音楽♪♪♪
開始5分でここまでやっちゃいます。会計士目線でも投資家目線でも上場企業目線でも、しびれる展開だと思います。
ドラマ監査法人の魅力、ドラマなので非現実、誇張している部分は多々あるが、ドラマと割り切れば、おもしろい
いちよう私もビッグ4での勤務経験がありますから、内情を知ってはいますが、このドラマを見ると、こんなの現実ではしないよーと、突っ込みたくなるシーン、いくらでもあります。
例えば、バーでクライエント情報丸出しのやばい内容の話をしちゃってるとか。しかも、その席には、本当は聞いちゃいけない人が聞いていたり。
たまにこういうシーンを見ると、苦笑してしまいますね。でも、例えば半沢直樹だって、非現実的ですけど、ドラマとしてはおもしろかったですね。この監査法人も、ドラマとして割り切ってみると、本当に熱いです。
あと、実際ビック4とかで働いた経験があると、イメージできますので、その意味ではより楽しめました。
テーマが熱い、役者もいい。音楽もいい。
ドラマ監査法人の魅力、役者がいい・・・松下奈緒がすごくかっこいい。豊原功補のしぶい演技が絶妙。阿部サダヲもおもしろい。
役者はいいです。
松下奈緒さんのスタイルの良さ、かっこよさが目立ちます。
豊原功補さんは無茶苦茶渋い演技をしますが、この渋さが、厳格監査の会計士にぴったりで、素晴らしいです。
阿部サダヲさんがだいぶ光った、すごくおもしろくて熱い演技をしています。
ドラマ監査法人の魅力、音楽は、村松崇継氏によるもの
監査法人の音楽も大変いいです。この音楽は、村松崇継氏による音楽です。
例えば、上記のサプライズマートの社長が席を立つシーンの後の音楽や、その社長が泣くシーンの音楽など、絶妙なタイミングでいい音楽を出すなぁと感じます。
ドラマ監査法人では、音楽も楽しんでください。
ドラマ監査法人の魅力、短くても驚きのシーンがある・・・第3回の最後のわずか数秒のシーンは驚き。第4回、ジャパン監査法人の会議室に入ってきたのは?そして、小野寺の動きとは?第5回最後の数秒のシーンも、いったいどうなってしまうのだという驚き。
第3回最後の最後のシーン、東都銀行の問題の後、車から降りてくる人物は、なんと・・・。
ネタばれするのでこれまでにしますが、このシーンを見れば、皆さん、
「いったいどういうことだ?!」
と思うことでしょう。たったの10秒ぐらいのシーンなんですけど、その短い間に驚きを与える、私は好きですね。
第4回では、ジャパン監査法人の会議室に誰か入ってきます。そして、小野寺が行動をとりますが、まぁ胸が熱くなります。
同第4回最後、これまた小野寺が大きな行動をとりますが、これも鬼アツでかっこいい。
また、第5回の最後のシーンも、いったいどうなってしまうのだ?という驚き。
最強の経済ドラマであるドラマ監査法人、監査報告書の重みを知るいみでも、投資家にはぜひ見てほしい。監査法人で働く人にも、仕事の意義を感じさせるドラマになっている。
投資に携わるうえで、企業の決算書を見ると、監査報告書が必ず出てきます。
この監査報告書を作成するのが監査法人で、このドラマには、それをめぐるドラマがあります。
ぜひ、投資家の方には、この監査報告書の重みを知る意味でも、このドラマを見てほしいです。
監査法人で働く人にも、仕事の意義というものを考えさせられるドラマになってますので、大変お勧めです。
少しでも参考になったなら、幸いです。