[プロテイン、高くなってしまうのか?] プロテイン値上がりの真相は中国の養豚!人間ではなく養豚にプロテイン需要があるとは興味深い。大豆は高値から値下がりしたが、どうなるか。サプライチェーンの影響もあるだろう。プロテイン価格はどうなるのだろうか。
プロテイン、接種してますか?
私は筋トレが趣味ですので、毎日欠かさずにプロテインを飲んでます。
そのプロテインの値上がりが始まっています。
いったい何が起こっているのか。
本日は、プロテイン値上がりの真相について。
筋トレファン、健康志向ファンには、ぜひとも知っておいてもらいたいことです。
以下、日経新聞の記事の紹介、それに対するコメントを加え、追加情報など書いていきます。
今回の一番のキーワードは、「中国の養豚」です。
プロテインが値上がりしている。
10月13日の松本桃香氏の書いた日経新聞の記事があります。この記事はどうプロテインの値段が上がったのか、プロテインの種類の話含め、ボリュームがけっこうあるので、以下、重要な点を示しますと、
・プロテインが値上がりしている
・長く続いた自粛生活で健康志向が強まっている
・筋肉を鍛えたい人だけでなく女性なども健康維持目的に接種
・需要の増加により原料価格はここ1年で2倍に高騰
・背景には中国の養豚事情もある
という点について言及されています。
健康志向はもう説明しなくても明らかですね。コロナ前から既に健康志向は始まっていましたが、コロナの自粛で健康志向がますます強まりました。
それより特に興味深いのが、最後の中国の養豚事情に関してです。
プロテインと中国の養豚がどう関係しているのだ?と、いまいちぱっとしない方も多いと思いますので、この点について詳しく見ていきます。
ソイプロテインの原料である大豆、また、ホエイプロテインは、中国の養豚の原料としても需要がある。人間ではなく、養豚がプロテイン価格上昇の原因とは興味深い話。
上記日経新聞での非常に大事な結論。
・ソイプロテインの原料の大豆は中国の養豚の原料としても使われ、需要がある。
・ホエイプロテインも中国の養豚の原料としても使われ、需要がある。
ということです。
ちなみに、プロテインにもいろいろ種類がありますが、ソイプロテインもホエイプロテインもプロテインの一種です。人によっては、体質の関係もあるので、ソイプロテインを選ぶ人もけっこういますが、「基本中の基本」はホエイプロテインです。
ちなみに私もソイやカゼインなども試しましたが、今はホエイ一本です。
で、ソイプロテインの場合は、大豆が原料となっており、その大豆の価格が高騰しており、さらにその原因は、中国の養豚の原料としても使われる。
同様に、ホエイプロテインも中国の養豚の原料としても使われ、大変大きな需要がある、ということです。
要するに、中国の養豚が、たくさんこういったプロテイン系のものを必要としているということです。
人間ではなく、養豚のためにプロテインが値上げという、なんともおもしろい話なのです。
自粛期間が終了し、ジムに行く人が増えだすと、さらにプロテインの需要は高まるであろう。さらに、フィットネス産業が大きくなると、拍車がかかる。
ちなみに、プロテインの需要はさらに高まるのは間違いないでしょう。
自粛期間が終了し、ワクチンも接種し、これからジムに行く人が増えます。
すると、当然ながら、プロテインの需要はさらに高まります。
さらに、日本のフィットネス産業はまだまだ小さいですが、今後拡大すると考えると、やはり、中長期的にみると、プロテイン需要はますます高まっていくと思いますね。
プロテイン価格高騰、サプライチェーンの影響もわすれてはいけない。ロックダウンなどもホエイ生産に大きな影響。
ちなみに上記記事では触れられていませんが、これは私の知り合いのヨーロッパの社長も言っていたことですが、プロテイン価格高騰の背景に、サプライチェーンの影響も間違いなくあります。
ヨーロッパでは顕著でしたが、いろいろな国で、例えばロックダウンなんかもあり、原料輸送の問題やら、人員の問題など、いろんな混乱が生じたわけです。
これらも、ホエイ生産に影響を与えているでしょう。
大豆価格は最近下落基調。プロテイン価格にはいい話。
ちなみにこれは朗報ですが、ソイプロテインで話題に出た大豆ですが、最近の大豆価格は下落基調になってます。
以下、大豆先物の週足を添付します。
こちらでAとした部分は5月、6月ぐらいです。その頃は相当高かったわけです。
これを見ると、そこにいくまでの価格上昇のペースがものすごかったことをよく示しています。
これじゃー、値上げするのも無理はないって感じですね。
現在は下落基調。
どこまで下がるのかにもよりますが、これはソイプロテインの価格上昇という点においては、悪い話ではないです。
プロテイン値上げ、それでもプロテインを選択するか、別の選択肢に移るか
私も毎日摂取してるのでよく分かりますが、プロテインは生活の一部です。
よって、それが値上げするというのは、けっこうつらい話であります。
今後、この値上げが続くのかどうか、それならばいくらぐらいになるのかには、要注視しなければなりません。
基本的に、価格が上がろうとも、プロテインファンはプロテインを選択すると思います。プロテインの意味を理解し、接種しているからです。
しかし、その値段がどう考えても高いとなった場合においては、プロテインから、別のものにシフトする「可能性」も否定できません。
その際は、いったい代替え商品として、何が選択肢として選ばれるか。
案外、ここにもビジネスチャンスが転んでいるかもしれませんね。
ビジネスをする人も、プロテインファンも、プロテイン価格の動向には要注視です。