[中国の脅威、バーンズ長官いよいよ動く] CIAが中国専門組織である中国ミッションセンターを新設。CIAが中国のためだけにリソースを振り分け、研究を始める。日本も中国のことをもっと深く研究し、対策せよ。

 

本日は、CIAが中国専門組織である中国ミッションセンターを新設したという話について。

 

CIAのバーンズ長官が、いよいよ動きました

 

 

 

CIAが中国がもたらす脅威に取り組む組織である中国ミッションセンターを新設。バーンズ長官が、中国対策強化。

10月7日の時事通信によると、米中央情報局(CIA)は7日、機構改革の一環として、中国がもたらす地球規模の脅威に取り組む組織「中国ミッションセンター」を新設すると発表したとのこと。バーンズ長官は「21世紀にわれわれが直面する最も重要な地政学的な脅威への総体的な取り組みを強化する」と表明したとのこと。

 

 

CIAのバーンズ長官は、中国の脅威を認識する一人。中国は「独裁的な敵対国」と言い切る人物、それがバーンズ長官。大学長なら孔子学院を閉鎖すると言い切る人物。

けっこうあっさりとした記事ですが、おもしろい話です。

 

まず、CIAのバーンズ長官をご存じでしょうか?この人は、かねてから中国の脅威について懸念を示している一人です。

 

しかも、ソフトに懸念を示すのではなく、けっこうハードに懸念を示しています。

 

今年2月、バーンズ長官は以前言いました。中国は「独裁的な敵対国」、と。中国を別の意味で大変重要視している人物です。

 

2月24日のロイターによると、CIA長官に指名されたバーンズ元国務副長官は24日、上院情報委員会の指名承認公聴会で、中国と競争し、中国の「敵対的で強奪的なリーダーシップ」に対抗することが米国の国家安全保障政策の鍵になると述べたとのこと。

中国を「手ごわい独裁的な敵対国」と呼び、知的財産を盗み、国民を抑圧し、影響力を拡大し、米国でも影響力を強めているとしたとのこと。

 

中国が米大学などを拠点に中国語の普及活動を行う「孔子学院」については、自分が大学の学長なら閉鎖するよう提言すると述べたとのこと。米議会では、孔子学院が中国政府の宣伝活動に使われているとの声が多いとのこと。

 

閉鎖したいぐらいだ、っていうわけです。けっこうはっきりものをいう方でしょう?

 

中国は経済の重要パートナーではありますが、同時に脅威にもなります。日本にも、バーンズ長官のように、はっきりと中国に対してものが言える政治家、どんどん出てきてもらいたいものです。対等なパートナーシップを結ぶべきですからね。

 

 

バーンズ長官、CIAの中国専門組織(中国ミッションセンター)新設で、いよいよ中国対策本格化。これは、CIAがより中国に対し、中国のためだけに限られたリソースを振り分けるという意味である。

そんなバーンズ長官ですが、かねてから中国を最優先事項としており、それが今回の中国ミッションセンター新設につながっています。

 

一つのミッションセンター、そんなの意味あるのか?と思われる方。

 

大きな意味があります。

 

この中国ミッションセンター新設が意味するのは、CIAが、今後、より多くの人員などのリソースを、中国研究、中国対策に振り分けることを意味するのです。アジアの中の中国ではなく、「中国」です。

 

CIAでは、テロ対策など、限られたリソースをどう配置するのかが重要となります。

 

そんな中、中国ミッションセンターを新設したということは、中国という国にターゲットを絞り、中国の研究を本気でもっとしたるで、という意志の表れでもあります。

 

 

アメリカ、中国、情報戦は続く。中国に近いからこそ日本のインテリジェンスも早く動くべし。

日本のインテリジェンスも早く動かないとだめですね。

 

我々日本が中国に近いからこそ重要です。日本はどう動くのか?

 

アメリカ、中国の情報戦は続きます。

 

中国ミッションセンターに今後も要注目です。

 

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