本日は、三菱マテ子会社の、三菱アルミも不正をしていたという話。

 

24日の三菱マテリアル社長の謝罪会見は、ちょっと中途半端だなと感じていましたが、こういう話が後から出てくるとなると、余計にそう感じます

 

 

三菱マテリアルの子会社、三菱アルミニウムは2016年11月に不正を把握。

29日の日経新聞によると、三菱マテリアルの子会社で製品の検査データが改ざんされていた問題で、子会社の一つである三菱アルミニウムが、2016年11月に不正を把握していたことが29日、分かったとのこと。顧客が求める数値を満たすように検査データを改ざんするなどしていたとのこと。

 

三菱アルミニウムは16年11月の定期監査で、同社の富士製作所(静岡県裾野市)で検査データを書き換えて2社に出荷していたことを把握したとのこと。そこから過去数年分の出荷を調べたところ、14社に対して顧客が求める数値に満たない製品を不正出荷していたとのこと。

 

  • 三菱マテリアルの子会社で製品の検査データが改ざんされていた問題で、子会社の一つである三菱アルミニウムが、2016年11月に不正を把握していたことが29日、分かった

  • 顧客が求める数値を満たすように検査データを改ざんするなどしていた

  • 三菱アルミニウムは16年11月の定期監査で、同社の富士製作所(静岡県裾野市)で検査データを書き換えて2社に出荷していたことを把握した

  • そこから過去数年分の出荷を調べたところ、14社に対して顧客が求める数値に満たない製品を不正出荷していた

 

 

三菱アルミニウムも不正、24日の三菱マテリアルの謝罪会見はやはり中途半端だったか。何が分かっていて、何が分かっていないのか、第三者委員会の結論を待つのではなく、もっと情報公開すべきだった。

三菱アルミの不正、2016年時点で分かっていたという話。というわけで、かなり長期間分かっていた話となります。

 

で、これ、やっぱ気になるのは、24日の三菱マテの竹内社長の謝罪会見

 

この時、三菱アルミに関してははっきりとした情報が公開されませんでした

 

上記日経新聞によると、親会社の三菱マテリアルは、子会社の三菱電線工業と三菱伸銅でデータ改ざんがあったことを23日公表していたが、三菱アルミニウムについては不正の把握時期や内容を公表していなかったとのこと。

  • 親会社の三菱マテリアルは、子会社の三菱電線工業と三菱伸銅でデータ改ざんがあったことを23日公表していたが、三菱アルミニウムについては不正の把握時期や内容を公表していなかった

 

当時、第三者委員会の調査を待つといっていましたが、これは説明不足だなと感じたものです。

 

何が分かっていて、何が分かっていないのか、このあたりをもっとオープンに情報公開してほしかったわけです。

 

で、後になって、実は三菱アルミの不正は実は昨年11月に把握をしていました、となっても、これは後味が悪い

 

どうせ恥をかくなら、第三者委員会を通じてでなく、まずは何が分かっていて何が分からないのか、しっかりと明らかにすべきでしょう。

 

 

外国人は日本企業の不正についてどう感じているか。日本企業の一連の不正事件、外国人の中で不信感を募らせている人もけっこういる。日本企業のイメージ悪化はいつ止まるのか。

ところで、最近の一連の日本企業の不祥事に絡み、非常に残念なことですが、外国人で日本企業に対してイメージを悪くしている人も、ちらほらいます。よく質問されます、この件に関して。

 

一例ですが、先日、某英国企業のCTOと情報交換を兼ねて食事をしましたが、彼なんて特に日本企業に関心のない人物ですが、私と会って最初にいったこと。それは、

 

神戸製鋼でいろいろ騒がれてるが、本当に大丈夫か、日本企業は?日本企業というと、頑張ってるイメージが合ったんだが、残念だな。

 

いきなり神戸製鋼の話かと思いつつも、頑張ってる日本企業が実は・・・みたいなイメージをつけられるのは非常に嫌だなとも感じたものです。

 

ちなみに、当時は東レと三菱マテの話は出てませんでした。

 

私は、

 

「まだまだ未熟ということだ。これから似たような事例がまだ出てくるかもしれない。」

 

と苦し紛れな発言をしましたが、直後に東レや三菱マテが連続で出てきてしまいました。

 

あの時の知人は今頃、何を思っているのか。とりあえず、イメージ的にはよろしくない。

 

こういった不正話の流れは、いつ止まるのか。要注目です。

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