やっとエンディングへと向かうか。
鴻海、シャープ買収完了へ。12日にも完了する見通し。
8月11日に東京新聞が伝えたところ、シャープは11日、台湾の鴻海精密工業の子会社になる買収手続きが12日にも完了する見通しとなったと発表したとのこと。これで鴻海は3888億円を出資し、シャープ株の66%を取得するとのこと。買収手続きが完了次第、高橋興三社長が退任し、後任に鴻海グループの戴正呉副総裁が就くとのこと。
シャープは11日、台湾の鴻海精密工業の子会社になる買収手続きが12日にも完了する見通しとなったと発表
鴻海は3888億円を出資し、シャープ株の66%を取得
買収手続きが完了次第、高橋興三社長が退任
後任に鴻海グループの戴正呉副総裁が就く
やーっと終わりますか。まぁしかし長引いたこと。もうシャープは最初から最後まで振り回されましたね。いったい何が長引いていたか、それが下記。
本来6月末に買収手続きを目指していたが、中国当局の独占禁止法に関わる審査が長引いていた。11日に中国当局が承認。
上記東京新聞によると、買収手続きは、当初6月末の完了を目指していたが、アジアなどの各国に求めていた独占禁止法に関わる審査のうち、中国当局の承認が長引き、遅れていたとのこと。11日に中国当局が承認し、手続き完了に向けた障害がなくなったとのこと。
買収手続きは、当初6月末の完了を目指していた
アジアなどの各国に求めていた独占禁止法に関わる審査
中国当局の承認が長引き、遅れていた
11日に中国当局が承認し、手続き完了に向けた障害がなくなった
しかし、このどだばた劇はちょっとシャープの長期ホルダーには気の毒でしたね。8月10日の終値は89円。8月1日には87円と、いわゆるボーダーラインの88円を下回りました。
過去にこのような状況下においては、鴻海サイドは計画の見直しを迫っていたりしたこともあるんで、もうシャープと長期ホルダーはハラハラもんだったんじゃないですか。
しかし、シャープの経営陣はリストラの件も今回の件も、こんなに苦労するなんて想像していなかったんじゃないですかね。
ともかく、これでやっと落ち着くか。