個人情報流出。
医療関連機器のホギメディカルの社員が盗難被害で取引先病院のデータなどの個人情報流出
日経新聞によると、医療関連機器を手掛けるホギメディカルは取引先病院の手術データなどを保存したハードディスクや書類を入れたバッグを盗まれ、個人情報が流出したと発表したとのこと。
医療関連機器を手掛けるホギメディカル
取引先病院の手術データなどを保存したハードディスクや書類を入れたバッグを盗まれ、個人情報が流出したと発表
ホギメディカル。東証1部上場企業ですよ。
なんか似たような話があったような。あぁ、あれですよ、あれ。これはまずいかもしれない。以下書きますが、その前に、まずは事件の詳細について。
あと、いちよう関係者の方のために、ホギメディカルからのプレスリリースを貼っておきます。
ホギメディカルの社員はいつ、どこで盗難被害にあったのか
上記日経新聞によると、16日、20代の女性社員が埼玉県上尾市の自宅駐車場に止めていた営業車から盗まれたとのこと。バッグは今月11日夜から12日朝にかけて盗まれたとのこと。
16日、20代の女性社員が埼玉県上尾市の自宅駐車場に止めていた営業車
バッグは今月11日夜から12日朝にかけて盗まれた
ホギメディカルの社員から盗まれたデータには、どこの病院のどのような個人情報が含まれていたのか
取引先病院の手術データなどを保存したハードディスクや書類を入れたバッグを盗まれ、個人情報が流出したとのことでしたが、どこの病院のどんな個人情報が盗まれたのでしょうか。
上記日経新聞によると、取引先の病院は伊勢崎市民病院(群馬県伊勢崎市)とのこと。ハードディスクには2013年4月1日から2016年7月31日までに手術した患者の病名などのデータ1万5158件が記録されていたとのこと。
取引先の病院は伊勢崎市民病院(群馬県伊勢崎市)
ハードディスクには2013年4月1日から16年7月31日までに手術した患者の病名などのデータ1万5158件が記録されていた
ホギメディカルは手術データを入力する業務の委託を受けている会社だが、自宅に持ち出してはいけない資料が流出してしまった
上記日経新聞によると、同社は手術データを入力する業務の委託を受けているとのこと。自宅に持ち出してはいけない資料とのこと。広報担当者は「社員の情報管理の意識が薄く、当社の教育や管理も不十分だった。深くおわびする」としているとのこと。
同社は手術データを入力する業務の委託を受けている
自宅に持ち出してはいけない資料
広報担当者は「社員の情報管理の意識が薄く、当社の教育や管理も不十分だった。深くおわびする」としている
自宅に持ち出してはいけない資料が流出ってのがポイントですが、それと関連して私が問題視したい点。それが下記です。私は、今回の個人情報流出事件の背景には、もっと根深い問題があるような気がしてならないのです。
実はホギメディカルでは過去にも個人情報を含むパソコンの盗難にあっている。ホギメディカル社内の体質に問題はないのか?
これ、覚えてますかね。実は、ホギメディカルは、個人情報を含むパソコンを2010年に盗まれています。その時のプレスリリースを貼っておきます。
このとき、ホギメディカルではこのように書いています。
当社では本件の発生を重く受け止め、今後同様の事故が発生しない よう役職員の一層の意識向上、情報管理ルールの徹底並びにお客様等 の情報の管理及び保護の徹底を図って参ります。
今回、外に持ち出すべきでない情報が外に持ち出され、また盗難という被害にあっています。情報を扱う会社ですよ、この会社は。
いったいなぜか。
そもそも、なぜ持ち出すべきでないものを外に持ち歩いているのか。
持ち歩かないと仕事ができないような状況なのか?
これ、もう以前にも起こってることなんで、根本的になんでこのようなことがおこるのか、しっかり検証しないとだめだと思いますよ。
同じことを繰り返してちゃ、いけませんよ。
事故再発防止策を根本的なところから考えていただきたく思います。