関係者によると、ルネサスが買う可能性の方が高いようだ。

 

ロイターによると、米半導体メーカーのインターシルが早ければ来週、同業大手ルネサスエレクトロニクスへの売却を発表する可能性があることが関係筋の話から明らかになったとのこと。

 

  • 米半導体メーカーのインターシルが早ければ来週、同業大手ルネサスエレクトロニクスへの売却を発表する可能性があることが関係筋の話から明らかになった

 

他の企業もインターシルを欲しがっていたところもありましたが、どうもルネサスが買いそうな感じですね。早ければ来週にもインターシルがルネサスへの売却を発表ということで、いよいよといったところでしょう。

 

 

マキシム・インテグレーテッド・プロダクツではなくルネサスがインターシルの買収先か

上記ロイターによると、インターシルは同業の米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツとも協議を進めていたものの、ルネサスを売却先に選定する見通しとなるとのこと。

 

モバイル機器やインフラ、自動車、航空宇宙向けまで幅広い半導体を手掛けるインターシルの取得に向け、熾烈な戦いが繰り広げられていた状況が浮き彫りとなったとのこと。

 

  • インターシルは同業の米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツとも協議を進めていた

  • ルネサスを売却先に選定する見通し

  • モバイル機器やインフラ、自動車、航空宇宙向けまで幅広い半導体を手掛けるインターシルの取得に向け、熾烈な戦いが繰り広げられていた状況が浮き彫りとなった

 

マキシムもインターシルを欲しがっていましたが、ルネサスに軍配があがる見通しのようですね。なぜでしょうか。それが下記。

 

 

なぜインターシルはルネサスを選ぶ可能性の方が高いのか。ルネサスは本当にインターシルを買収できるのか。

上記ロイターによると、関係筋が曰く、インターシルはルネサスの提案について、約30億ドルという魅力的な提示額と外国投資委員会(CFIUS)による厳しい審査というリスクの両方を考慮したとのこと。

 

インターシルが手掛ける半導体の一部が軍事向けであることから、ルネサスによる買収計画はマキシムによる買収よりも審査のハードルが上がる可能性があると関係筋は指摘したとのこと。

 

  • 関係筋によると、インターシルはルネサスの提案について、約30億ドルという魅力的な提示額と外国投資委員会(CFIUS)による厳しい審査というリスクの両方を考慮

  • インターシルが手掛ける半導体の一部が軍事向け

  • ルネサスによる買収計画はマキシムによる買収よりも審査のハードルが上がる可能性があると関係筋は指摘

 

軍事向けのものが入っているとなるとちょっとややこしくはなりそうです。

 

 

まだマキシムがインターシル買収へ向けて、対抗案を提示する可能性もある

上記ロイターによると、インターシルとルネサスが実際に合意にこぎ着けるかは定かではなく、マキシムが対抗案を提示する可能性もなお残されているとのこと。

 

  • インターシルとルネサスが実際に合意にこぎ着けるかは定かではなく、マキシムが対抗案を提示する可能性もなお残されている

 

30億ドル以上提示してくることはさすがにないでしょう。してきたらビビりますけれども。

 

 

30億ドルは安くない。ルネサスは株主にしっかり説明を。しかし、ルネサスは資金を多く持っている。

30億ドルというのはルネサスの時価総額と比較しても、決して安くない金額です(というか、普通に考えれば割高のような気がする)。それでもほしい魅力というのを感じたから買うのでしょう。

 

なぜルネサスはインターシルが今後成長するのか、しっかり株主に説明する必要はあると思いますね。

 

ただ、ですね。ルネサスは金持ってます。借金づけになるわけではないということは指摘しておきましょう。

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