そう簡単にはゴールドマンの幹部にはなれないか。
欧州委員会のユンケル委員長がバローゾ前委員長がゴールドマン・サックスの幹部に就任することについて、EUの法律に違反していないか審査に乗り出す
バローゾ前委員長に非難が集まる。
ロイターによると、欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は、バローゾ前委員長が米投資銀ゴールドマン・サックスの幹部に就任することについて、EUの法律に違反していないか、審査に乗り出したとのこと。
欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会のユンケル委員長
バローゾ前委員長が米投資銀ゴールドマン・サックスの幹部に就任することについて、EUの法律に違反していないか、審査に乗り出した
バローゾ氏は約10年も欧州委員会のドンだった人物
バローゾ氏。聞いたことありますかね。
バローゾ氏は約10年もの間、欧州委員長だった、いわば欧州委員会の長年のドンです。ポルトガル首相でもありました。
最近ゴールドマンの幹部になることが決まったのですが、これに関して、いろいろ反対する人も多いわけです。
誰がバローゾ前委員長のゴールドマンサックス幹部就任の調査をするのか
上記ロイターによると、裁判官や議会メンバーなど、EUの元高官で成る独立した委員会が審査するとのこと。
裁判官や議会メンバーなど、EUの元高官で成る独立した委員会が審査する
バローゾ氏のゴールドマン入りは退任後18ヶ月経過しているので問題なかったはずだったが
上記ロイターによると、欧州委員会はこれまで、バローゾ氏のゴールドマン入りは、行動を制約する退任後18カ月を経過しているとして、EUの行動規範に抵触していない、との見解を示していたとのこと。
欧州委員会はこれまで、バローゾ氏のゴールドマン入りは、行動を制約する退任後18カ月を経過しているとして、EUの行動規範に抵触していない、との見解を示していた
基本的には退任後18ヶ月経過しているので、問題はない。しかし、反対する人が多い。今回は誰が調査を依頼したのでしょうか?それが下記。
誰がバローゾ前委員長のゴールドマンサックス幹部就任の調査を依頼したのか
上記ロイターによると、かねてユンケル委員長に調査を求めていた欧州オンブズマンが11日に公表した書簡で、ユンケル氏はバローゾ氏に対し、ゴールドマンでの役割の「明確化」を正式に要請したとのこと。
かねてユンケル委員長に調査を求めていた欧州オンブズマン
11日に公表した書簡
ユンケル氏はバローゾ氏に対し、ゴールドマンでの役割の「明確化」を正式に要請
役割の明確化、というのがポイント。この人事に関しては、フランス政府も懸念を示していました。
フランス政府もバローゾ氏がをゴールドマン・サックス幹部に就任することに反対
以前のロイターによると、フランス政府は13日、2004━14年に欧州委員長を務めたジョゼ・マヌエル・バローゾ氏に対し、米銀大手ゴールドマン・サックスの幹部職への就任を断念するよう求めたとのこと。
フランス政府は13日、2004━14年に欧州委員長を務めたジョゼ・マヌエル・バローゾ氏に対し、米銀大手ゴールドマン・サックスの幹部職への就任を断念するよう求めた
なぜ仏政府はバローゾ氏のゴールドマン・サックス幹部就任に反対なのか
上記ロイターによると、欧州委のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は、ラジオ局のヨーロッパ1に対し、
「公職に就く人物が退任して民間セクターに加わるとき、その行為が与える印象も考える必要がある」
と述べたとのこと。
欧州委のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は、ラジオ局のヨーロッパ1に対し、「公職に就く人物が退任して民間セクターに加わるとき、その行為が与える印象も考える必要がある」と述べた
前欧州委員長がBrexitに関する助言をするのが問題視されている
BBCによると、ゴールドマン・サックス国際部門の代表権のない会長に就任するバローゾ氏の役割には、ブレグジット(英国のEU離脱)に関する助言が含まれるとのこと。
ゴールドマン・サックス国際部門の代表権のない会長に就任するバローゾ氏の役割には、ブレグジット(英国のEU離脱)に関する助言が含まれる
これがポイントになってくるでしょう。つまり、Brexitに絡み、英国とEUの関係のぎくしゃく化。
ただでさえぎくしゃくしているのに、前欧州委員長が民間のゴールドマンについたということで、欧州側に不利になる方向に動くのではという懸念があるわけです。今後の動きに注目です。