タタグループと手を組むとは、なかなか興味深い。
三菱重工業と日立製作所は人工知能(AI)を活用する石炭火力発電所の運転制御システムをタタ・グループと共同開発、東南アジアでの受注を狙う
日経新聞によると、三菱重工業と日立製作所は人工知能(AI)を活用する石炭火力発電所の運転制御システムをインドの財閥大手、タタ・グループと共同開発するとのこと。
三菱重と日立の火力発電事業を統合した三菱日立パワーシステムズがタタ・グループの中核企業、タタ・コンサルタンシー・サービシズと組むとのこと。東南アジアの電力会社の石炭火力発電プラントで実証試験に入ったとのこと。
三菱重工業と日立製作所は人工知能(AI)を活用する石炭火力発電所の運転制御システムをインドの財閥大手、タタ・グループと共同開発する
三菱重と日立の火力発電事業を統合した三菱日立パワーシステムズがタタ・グループの中核企業、タタ・コンサルタンシー・サービシズと組む
東南アジアの電力会社の石炭火力発電プラントで実証試験に入った
三菱日立パワーシステムズがタタ・グループと組む。AIを活用する石炭火力発電所の運転制御システムを共同開発という話です。
今回おもしろいのは、タタ・コンサルタンシー・サービシズが入ってきてることです。これには東南アジアでのシェア取りと、三菱重工の意向があった可能性もありますね。
三菱日立パワーシステムズに三菱重工と日立という大御所がバックについているものの、タタ・グループと組み、東南アジアでのシェア獲得に動いた。日本タタ・コンサルタンシー・サービシズがもともと三菱系とひっついた会社なので、東南アジアを攻めるというのと、三菱重工の意見があった可能性もある。
タタ・グループが今回入っているのがおもしろいと書きました。
というのも、三菱日立パワーシステムズというのはもうその名前からも分かるとおり、三菱重工と日立という大御所がバックについている会社なわけです。
それにも関わらず、タタ・グループを組み入れてわざわざ共同開発するといっているあたり、三菱重工と日立が、インドの会社であるタタ・グループと組んで、東南アジアでのシェア獲得に真剣に動き始めたという見方もできます。
そして、タタ・コンサルタンシー・サービシズはITサービスの会社で、事業拡大を急ピッチで進めています。
ちなみに、日本に存在する日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは、もともと三菱商事の子会社であるアイ・ティ・フロンティアと一緒になってできた会社です。要は、日本では三菱色があるわけです。だから、東南アジアだからというのが一番大きいですが、あと三菱重工の意向も少しはあったような気がしますね。あくまで推測ですが。
もう少し、今回の共同開発について、詳細を見てみましょう。
三菱日立パワーシステムズはなぜ東南アジアでの受注を狙うのか。燃料コストの安い石炭火力は新興国で根強い需要がある。
国際エネルギー機関(IEA)によると、2030年時点の石炭火力発電の電力量は13年時点から1割以上増える見通し
二酸化炭素(CO2)排出削減という世界の潮流は逆風だが、燃料コストの安い石炭火力は新興国で根強い需要がある
効率運転は電力会社のコスト圧縮に直結するほか、CO2の発生も抑えられる
なぜ三菱日立パワーシステムズとタタ・コンサルタンシー・サービシズはAIによる自動制御システムを共同開発しようとしているのか。AIによる自動制御が進むと見たか。
上記日経新聞によると、発電機器メーカーが発電所を遠隔監視する取り組みは世界的に広がっているとのこと。
現在は監視で得られた情報をもとに作業員が制御しているが、将来はAIによる自動制御が進むとみられるとのこと。AIで連動させて、使っている石炭に適した温度で燃焼できるよう調整しながら運転するとのこと。他社の火力発電機器でも利用できるシステムとするとのこと。
発電機器メーカーが発電所を遠隔監視する取り組みは世界的に広がっている
現在は監視で得られた情報をもとに作業員が制御しているが、将来はAIによる自動制御が進むとみられる
AIで連動させて、使っている石炭に適した温度で燃焼できるよう調整しながら運転する
他社の火力発電機器でも利用できるシステムとする
最近は興味深いAIの話が多いですね。さて、今回の共同開発はうまくいくのでしょうか。
そして、シーメンス、GEといった競合と、今後、三菱日立パワーシステムズはどのようにシェア争いを繰り広げるのでしょうか。要注目です。