華麗な転身

今回のテーマは三井住友銀行の副頭取であった車谷氏がファンドの日本法人会長になるという話。

 

このテーマ考察にあたって特に頭に入れておいていただきたいこと。

 

車谷氏はもともと三井住友銀行の頭取に成り損なった人物であるという点、車谷氏が日本法人会長になるファンドは有名ファンドであるという点、そして、車谷氏がどのように活躍するのか注目されるという点

 

 

三井住友銀行の副頭取を務めていた車谷暢昭氏が欧州最大の英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長に就任

日経新聞によると、今春まで三井住友銀行の副頭取を務めていた車谷暢昭氏(59)が欧州最大の英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長に就任することが明らかになったとのこと。

 

2日にも発表するとのこと。直近まで現役だったメガバンク幹部がファンド業界トップに転身するのは初めてとのこと。日本では大手金融機関幹部がファンドに転身するのは珍しいとのこと。

 

  • 今春まで三井住友銀行の副頭取を務めていた車谷暢昭氏(59)が欧州最大の英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長に就任することが明らかになった

  • 2日にも発表する

  • 直近まで現役だったメガバンク幹部がファンド業界トップに転身するのは初めて

  • 日本では大手金融機関幹部がファンドに転身するのは珍しい

 

 

豆知識: CVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長になる車谷暢昭氏は、三井住友銀行の頭取に成り損なった人物。頭取ではなくとも、ファンドの日本法人会長という華麗な転身を遂げる。

今回の人物は車谷暢昭氏です。

 

関係者の方は当然知っているでしょうし、あと最近ある出来事で名前を聞いたことがある方もけっこうおられることでしょう。

 

車谷氏、いったいどのような人物でしょうか。

 

車谷氏は、三井住友銀行の副頭取だった人物です。車谷氏は東大卒で、旧三井銀行出身

 

上記日経新聞によると、車谷氏は旧三井銀行に入行し、太陽神戸銀行と合併した旧さくら銀行出身。直近まで三井住友フィナンシャルグループ副社長と三井住友銀行副頭取を兼務し、投資銀行業務を担当していたとのこと。

 

  • 車谷氏は旧三井銀行に入行し、太陽神戸銀行と合併した旧さくら銀行出身

  • 直近まで三井住友フィナンシャルグループ副社長と三井住友銀行副頭取を兼務し、投資銀行業務を担当していた

 

車谷氏は、三井住友銀行頭取の有力候補の一人といわれていました。

 

ただ、車谷氏が頭取になることはありませんでした。

 

いや、もっとストレートに言ってしまえば、頭取に成り損なった人物です。

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頭取に成り損なったものの、その車谷氏が、今度は華麗な転身遂げます。

 

CVC日本法人会長です。

 

CVCは有名ファンド。実に華麗な転身といえるでしょう。それが下記。

 

 

考察: 車谷暢昭氏が日本法人会長となるCVCキャピタル・パートナーズとは。CVCはプライベート・エクイティ・ファンド業界で世界5指に入る。車谷氏指名は、CVCが日本へ本格参入しようとしていたタイミングという要因も大きい。

まず、CVCキャピタル・パートナーズをご存知でしょうか。

 

CVCは、おそうじ本舗の長谷川を買収したファンド

 

あと、CVC関連で最近で思いつくのは、ブライトリングの買収。ブライトリングは、スイスの高級時計メーカーです。

 

さらにいえば、最近では、日立と組んで共同でスイスのランディス・ギアの買収提案をしたという話もありました。

 

CVCはでかいファンドとして知られています。日本でも、おそうじ本舗の長谷川を買収したり、いくつかおもしろい案件がありますが、日本ではこれから本腰を入れて投資を加速させるといった状況でした。
上記日経新聞によると、CVCは全世界20カ国以上で展開し、プライベート・エクイティ・ファンド業界で世界5指に入るとのこと。2000年に日本市場へ参入。日本では2年に1件程度だった投資ペースを、年1~2社、1000億円以上に増やす計画日本市場に精通した銀行首脳級の人材を探していたとのこと。

 

  • CVCは全世界20カ国以上で展開し、プライベート・エクイティ・ファンド業界で世界5指に入る

  • 2000年に日本市場へ参入。日本では2年に1件程度だった投資ペースを、年1~2社、1000億円以上に増やす計画

  • 日本市場に精通した銀行首脳級の人材を探していた

 

CVCが最近日本での動きを活発させるという話はけっこう有名な話でした。

 

まさにこれから。

 

どういった動きを見せるか注目が集まってもいたわけです。

 

こういったタイミングで、日本法人トップに、車谷氏を指名。インパクトもあり、おもしろい動きといえます。

 

車谷氏にかんしていえば、三井住友銀行の副頭取経験者というだけでなく、投資銀行業務を担当していたという経歴も注目されたのでしょう。PEファンドですから、当然です。

 

私もPEファンドの知り合いはたくさんいますが、日本の金融機関とは働き方や考え方などがずいぶん異なっています

 

車谷氏も三井住友銀行からファンドへの転身

 

車谷氏の実力やいかに

 

車谷氏が、日本法人トップとして、どのような結果を出すのかに注目です。

 

話の続き

車谷氏が再び華麗な転身、次はなんと東芝会長

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