中国人2名、パキスタンで誘拐される。

 

 

中国人2名がパキスタンで武装グループに誘拐される。パキスタンで誘拐された中国人2名は中国語教師か。

24日にロイターが報じたところ、武装グループが中国人2名を誘拐したとのこと。誘拐された2名は中国人教師。

 

今回の事件での注目点は、中国人が誘拐されているという点。それが下記。

 

 

パキスタンでは2014年以降、中国語が大人気。パキスタンでの中国人教師誘拐事件は中パ経済回廊(CPEC)に悪影響を与える可能性がある。中国人に対する事件も相次いでおり、特に治安が問題視されている。

上記ロイターによると、中国とパキスタンは、中国によるパキスタンのインフラ整備などで各書に調印した2014年以降、中国語を学ぶ人が急激に増加しているとのこと。ただ、今回の事件でパキスタンでの巨額のインフラ投資に対して、不安の声が上がる可能性があるとのこと。

 

中パ経済回廊(CPEC)という言葉を聞いたことがあるかと思います。

 

ウイグル自治区カシュガルからパキスタンまで国土を縦断するインフラ整備地域のことをいいます。中国からしてみれば、インフラ整備により、中東と容易につながることができるわけですから、非常に重要な話です。中国はこれに巨額の投資を計画しています。

 

パキスタンは親中路線をとっているわけですから、これで中国語人気が高まりました。そんな中、今回は語学講師がターゲットとなりました。

 

パキスタンではこの話がまとまった以降、中国人に対しての事件など相次いでいます。作業員が襲撃されたりしており、中国側は治安悪化を求め続けています。

 

今回も中国人への誘拐事件が起こりました。治安は改善されていないと中国サイドは考えるでしょう。

 

今後も中国としては、当然のことながら治安の改善を求め続けるでしょうが、ここまで問題が多いと将来的にどうなっていくかは分かりません。

 

中国の動向に要注目です。

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