中国会計人材育成

 

今回は、専門学校のアビタスが、中国語版の米国公認会計士講座を開始するという話。

 

日本の専門学校が、中国人受講者の獲得に動いたということです。

 

 

アビタスが中国語版の米国公認会計士講座を開始

17日の日経新聞によると、国際資格取得の専門学校を経営するアビタス(東京・渋谷、三輪豊明社長)は中国語版の米国公認会計士講座を開始するとのこと。年々増加する中国人受講者の需要に応えるとのこと。

 

米国公認会計士の試験自体は英語で行われるが、アビタスはこれまで主に日本人受講者を対象とした日本語講座を提供していたとのこと。新講座は2018年1月に開始するとのこと。

 

  • 国際資格取得の専門学校を経営するアビタス(東京・渋谷、三輪豊明社長)は中国語版の米国公認会計士講座を開始する

  • 年々増加する中国人受講者の需要に応える。

  • 米国公認会計士の試験自体は英語で行われるが、アビタスはこれまで主に日本人受講者を対象とした日本語講座を提供していた

  • 新講座は2018年1月に開始する

 

 

アビタスは以前から中国に関心あり

まず、今回、中国語版の米国公認会計士講座を開始するアビタスは、以前より中国人向け事業に高い関心を示していますね。

 

例えば、アビタスは2015年の年初、中国人留学生向けに日本の大学を目指す予備校「思得学園(シーダム)」を開いてます

 

中国に高い関心がある証拠。

 

さらに、「日本に関心のある中国人」向けという意味で関係してきますが、今年には、中国のeラーニング大手と業務提携し、日本留学仲介事業に参入しています。

 

上記日経新聞によると、同社は6月に中国eラーニング最大手の●(さんずいに戸)江教育科技(上海)と業務提携し、日本留学の支援など外国人向けの事業を拡大しているとのこと。

 

  • 同社は6月に中国eラーニング最大手の●(さんずいに戸)江教育科技(上海)と業務提携し、日本留学の支援など外国人向けの事業を拡大している

 

こういったあたりから、中国での同社の知名度向上を狙っていると分かります。

 

 

専門学校なら少子化の影響もあり、中国人受講者は欲しいに決まっている。eラーニングに強い専門学校なら、中国全土から受講者を呼び込めるので、なおさらのこと。

専門学校は、新規受講者獲得しないと話になりません。

 

ただ、少子化の影響もあり、これが一筋縄にいかないケースもでてきてます。

 

そんな中、人口が多い中国人受講者を獲得したいと思うのは当然でしょう。

 

さらに、アビタスのようにeラーニングに強い専門学校であれば、これはなおさらのことです。

 

eラーニングであれば、あの広大な中国全土から、新規受講者を呼び込めます

 

中国のどこにいようが、自宅で学べるわけですから。

 

そんなわけで、アビタスは将来的な中国での本格展開を狙い、今、中国人向け講座を始めるわけです。

 

アビタスは徐々にジャブを打って攻めてるイメージ。

 

この中国人向けの講座の評判が良ければ、将来的にはチャンスにつながるでしょう。

 

最後に、アビタスの今回の中国人向け講座に関してもう少し見ておきましょう。

 

 

アビタスは、将来の中国の展開を足がかかりにすべく、中国人受講者約200人の受講を見込む

上記日経新聞によると、中国語教材や動画を活用した170時間分のeラーニング講義を用意し、教室での講義も一部は中国語で提供するとのこと。

 

中国語を話すスタッフを常駐させ、受講者の転職支援にも力を入れるとのこと。アビタスが運営する米国公認会計士講座の受講者は年1500人超。中国人受講者は全体の5%ほどだが、キャリアアップを目的にここ数年は受講者が増加傾向にあるというとのこと。

 

新講座の初年度は200人の受講を見込むとのこと。将来の中国展開の足がかりにしたい考えとのこと。受講料は53万1900円からとのこと。

 

  • 中国語教材や動画を活用した170時間分のeラーニング講義を用意し、教室での講義も一部は中国語で提供する

  • 中国語を話すスタッフを常駐させ、受講者の転職支援にも力を入れる

  • アビタスが運営する米国公認会計士講座の受講者は年1500人超

  • 受講生の多くは働きながら1年半ほどかけて講義を修了する

  • 中国人受講者は全体の5%ほどだが、キャリアアップを目的にここ数年は受講者が増加傾向にあるという

  • 新講座の初年度は200人の受講を見込む

  • 将来の中国展開の足がかりにしたい考え

  • 受講料は53万1900円から

 

アビタスの中国人向け講座のゆくえは。要注目です。

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