今回は、三井物産が某サプリメント会社に出資するという話。
いったいどこのサプリメント会社か。その名は、「ソーンリサーチ」社。
「三井物産、けっこうセンスいいかもしれない」
これが私が最初に思ったこと。というのも、下記で書くように、ソーンリサーチ社は業界では大変有名な会社だからです。こういった会社に三井物産が入り込んでくるのは、なんとも頼もしい。
米国で有名なサプリ会社に三井物産が出資したことで、今後、日本のサプリ業界にも動きがあるかもしれません。
三井物産がソーンリサーチ社に約10億円出資。三井物産がサプリメント事業に参入。
26日の日経新聞によると、三井物産はサプリメント事業に参入するとのこと。米中堅で認知症や免疫、がん患者向けなど400種類の製品を手がけるソーンリサーチ社に出資、日本でも機能性表示食品などとして販売するとのこと。
米国で普及している血液検査などと連動させたサプリメント摂取の個別指導も検討するとのこと。三井物産はソーン社の第三者割当増資を引き受け、約10億円を出資したとのこと。
三井物産はサプリメント事業に参入する
米中堅で認知症や免疫、がん患者向けなど400種類の製品を手がけるソーンリサーチ社に出資、日本でも機能性表示食品などとして販売する
米国で普及している血液検査などと連動させたサプリメント摂取の個別指導も検討する
三井物産はソーン社の第三者割当増資を引き受け、約10億円を出資した
三井物産が出資するソーンリサーチ社は、信頼度の高いサプリメーカーとして米国で知られている。三井物産が出資するソーンリサーチ社は米有数の病院とも提携、値段は少々高いが、その質の高さではけっこう知られている。
ソーンリサーチ社。
上記では中堅とありましたが、確かに規模は中堅かもしれませんが、業界での知名度はかなり高く、ファンもかなり多いことから、個人的には「中堅」という言葉はどうもしっくりこない感はあります。
で、いったいどのように有名なのかというと、質の高いサプリ、信頼できるサプリのメーカーとして知られています。
添加物など極力減らし、変な原料とかを使ってないということをアピールしている会社ですね。
あと、自らアピールしてるだけでなく、実際に米有数の病院と提携したりしているという点からも、その質の高さはうかがえます。
上記日経新聞によると、ソーン社はミネソタ州にある米有数の病院と提携し、医薬品と同等レベルの臨床試験を実施しているとのこと。スイスの抗がん剤メーカー、ヘルシン社も出資するとのこと。
ソーン社はミネソタ州にある米有数の病院と提携し、医薬品と同等レベルの臨床試験を実施している
スイスの抗がん剤メーカー、ヘルシン社も出資する
三井物産が出資するソーンリサーチ社はけっこうファンが多い。質が高いことをアピールしているので、値段はそんなに安い方ではないが、アメリカではソーンリサーチ社のサプリファンは確実に存在する。
で、このソーンリサーチ社。質が高いことは分かりましたが、ただ一点付け加えておきましょう。
それは、値段のグレード的には、決して安い方ではないという点。質の高さをウリにしてるわけですから、そりゃそうなるでしょう。
ソーンリサーチ以外にもメーカーはいっぱいあります。私がいつもいうのは、ソーンリサーチだろうとどのメーカーであろうと、サプリは効果が実感できるかできないか、投じた金に見合った効果があるのかどうか、そして、そのメーカーは信頼におけるメーカーなのかどうか、このあたりの総合判断が重要だと思いますね。
一方、ソーンリサーチの「ファン」は確実に存在します。私の知人のアメリカ人の一人もそうです。聞いてみると、やはり、変な原料を使っておらず、信頼できるからというのが理由みたいです。
こういうファンがいるということも考慮すると、ソーンリサーチは、「信頼」という知名度では、けっこういいポジションにあるといえるでしょう。
三井物産のソーンリサーチ出資、今後三井物産はサプリ業界に参入し、日本でどうしていくつもりなのか。三井物産は認知症や高齢化対策などのサプリ製品などに関心か。
上記日経新聞によると、ソーンは血液検査を手がける子会社を持つとのこと。米国では検査結果を基に医師の紹介やサプリメントの提供といったサービスの構築を目指しているとのこと。三井物産は日本でも体質などに合わせた提供などの可能性を探るとのこと。
日本での需要が見込める認知症や高齢化対策などの製品を中心に、米国でのデータを活用しながら、錠剤の形状や分量などを日本向けに改良するとのこと。約1年後の発売を目指すとのこと。販売・開発面で他企業との連携も目指すとのこと。
ソーンは血液検査を手がける子会社を持つとのこと。米国では検査結果を基に医師の紹介やサプリメントの提供といったサービスの構築を目指している
三井物産は日本でも体質などに合わせた提供などの可能性を探る
日本での需要が見込める認知症や高齢化対策などの製品を中心に、米国でのデータを活用しながら、錠剤の形状や分量などを日本向けに改良する
約1年後の発売を目指すとのこと。販売・開発面で他企業との連携も目指す
三井物産がバックにいるソーンリサーチ、今後、日本での知名度も上がってくる可能性があります。「ソーンリサーチ日本版」が登場するわけですから。
当然のことながら、これに危機感を覚えるのは、現存する日本のサプリメーカーなどでしょう。
でも、業界での競争が激しくなり、いい製品を生み出す努力を各メーカーがするようになれば、これは業界全体を押し上げる話だと思いますね。
三井物産とソーンリサーチの日本での活動に要注目です。