瞬時にシワが目立たなくなる化粧品の誕生は近い。
今回は、資生堂が米ベンチャー企業より人工皮膚の関連事業を買収するという話。
買収するのは、世界的にも話題になった技術を含んだ事業です。
今回の買収は、即効性のシワ改善化粧品開発につながるという話。
このベンチャー企業も有名所ですし、今回の買収に関しては、資生堂の目の付け所と、この事業を買いに交渉に行った積極的姿勢は評価に値します。
資生堂が早急にこの化粧品の開発を進め、完成度が高いものに仕上げてくれることを、多くの女性陣も期待することでしょう。
資生堂がオリボ・ラボラトリーズから人工皮膚の関連事業を買収、肌に塗ると瞬時にシワを目立たなくする化粧品の開発へ。
12日の日経新聞によると、資生堂は米化学ベンチャー、オリボ・ラボラトリーズから人工皮膚の関連事業を買収したとのこと。肌に塗ると瞬時にシワを目立たなくする化粧品の開発につなげるとのこと。
2020年にも同技術を応用した商品を発売。数年で100億円規模の事業に育てる計画だとのこと。世界的にアンチエイジング化粧品の市場が拡大を続ける中、新技術の取得で開発競争に先行するとのこと。
資生堂は米化学ベンチャー、オリボ・ラボラトリーズ(マサチューセッツ州)から人工皮膚の関連事業を買収した
肌に塗ると瞬時にシワを目立たなくする化粧品の開発につなげる
2020年にも同技術を応用した商品を発売
数年で100億円規模の事業に育てる計画だ
世界的にアンチエイジング化粧品の市場が拡大を続ける中、新技術の取得で開発競争に先行する
瞬時にシワが目立たなくなる化粧品が誕生する。
なんとも夢のある話ではありませんか。
まず、資生堂が今回、いったいどんな事業を買収するのかという革新の話の前に、どんなベンチャー企業から買収するのか、ここも非常に重要なので、この点をまず確認しておきましょう。
資生堂が人工皮膚の関連事業を買収するオリボ・ラボラトリーズは、MITのロバート・ランガー教授らが設立したベンチャー企業。ランガー教授は研究者として世界的に有名なだけでなく、ビジネスマンとしても一流。
さて、今回資生堂が事業を買収するベンチャー企業であるオリボ・ラボラトリーズですが、これまた有名なベンチャー企業です。
何が有名かというと、それはもうやはり、天才研究者として知られるロバート・ランガー教授らが設立したベンチャー企業だからです。
ロバート・ランガー教授というのは、再生医療分野で大変よく知られています。基礎研究での成果は大変評価されており、研究の実用化という面でも評価されています。
論文数も多く、様々な賞も受賞されており、研究者としては超一流。
そして、このランガー教授のすごいのは、研究だけでなく、複数のベンチャー企業を設立し、ビジネスマンとして研究の応用も積極的にしていることです。
現に、今回だって、資生堂に事業を売却するわけでしょう。
ビジネスマンとしても一流。
まさに「天才」タイプでしょう。
上記日経新聞によると、オリボ社は15年、マサチューセッツ工科大(MIT)のロバート・ランガー教授らが設立したとのこと。ランガー教授は生体工学が専門で再生医療分野の世界的研究者とのこと。
オリボ社は15年、マサチューセッツ工科大(MIT)のロバート・ランガー教授らが設立した
ランガー教授は生体工学が専門で再生医療分野の世界的研究者
資生堂が買収するオリボ・ラボラトリーズが保有する「セカンド・スキン」と呼ばれる人工皮膚の形成技術の特許と関連事業、そのすごさとは。
さて、ベンチャー企業がランガー教授という天才が関わっているのは分かりました。
で、今回一番気になる点、それは、資生堂は、いったいどんな事業を買収するのか、そして、それがどのように瞬時にシワが目立たなくなる化粧品開発につながるのかという点です。
上記日経新聞によると、買収したのは、オリボが保有する「セカンド・スキン」と呼ばれる人工皮膚の形成技術の特許と関連事業。買収価格は不明だが、数十億円規模とみられるとのこと。
特殊な化合物を配合したクリームなどを塗ると、肌の上に人工皮膚を形成しシワやたるみを隠せるとのこと。現在、市販されているシワ改善効果をうたった化粧品は数週間以上の継続使用が必要。即効性の商品はまだないというとのこと。
買収したのは、オリボが保有する「セカンド・スキン」と呼ばれる人工皮膚の形成技術の特許と関連事業
買収価格は不明だが、数十億円規模とみられる
特殊な化合物を配合したクリームなどを塗ると、肌の上に人工皮膚を形成しシワやたるみを隠せる
現在、市販されているシワ改善効果をうたった化粧品は数週間以上の継続使用が必要
即効性の商品はまだないというという
即効性がある技術として知られています。
人工皮膚なので、シワが短時間で消せる(というか、「隠せる」という用語の方が適切?)わけです。
正直、人工皮膚だろうが何だろうが、シワが見えなければ何でもいいと考える人はいるでしょう。
若く見られる可能性は大。
とはいっても、今後の開発でどうなるかは分かりませんが、現時点でこれは一度使えば一生モノみたいな話ではないです。つまり、逆の言い方をすれば、使うべき時に使わなければ、別人があなたの横に、みたいな話になる可能性はあります。
もちろん、化粧品分野ですから、使用して効果があるというのは当然想像できるところではあります。
資生堂がオリボ社から買収する「セカンド・スキン」、ランガー教授も商品化に協力へ。
あと、今回個人的に注目したいのは、この商品開発に、上記で挙げた、ランガー教授が協力するという点。なんとも心強い話ではありませんか。
上記日経新聞によると、資生堂は今後、成分の改良を進め、スキンケアや日焼け止めなどに商品化する計画とのこと。ランガー氏も商品化に協力するとのこと。アンチエイジング化粧品のニーズが高い日本や中国、米国などで段階的に展開するとのこと。
資生堂は今後、成分の改良を進め、スキンケアや日焼け止めなどに商品化する計画
ランガー氏も商品化に協力する
アンチエイジング化粧品のニーズが高い日本や中国、米国などで段階的に展開する
即効性のシワ改善化粧品開発のゆくえは。要注目です。