採算がとれれば、この試みは大変おもしろい。
富士通が北欧で植物工場の構築事業に乗り出す。富士通はフィンランドに植物工場を設け、短い日照でも安定生産できる設備やITシステムを農業生産者に販売する。
日経新聞によると、富士通が北欧で植物工場の構築事業に乗り出すとのこと。
2019年度から日照時間が短い場所でも野菜を安定して生産できる設備やIT(情報技術)システムを農業生産者に販売するとのこと。
まずフィンランドに植物工場を設け、自ら野菜を生産・販売して有効性を検証し外販につなげるとのこと。
富士通が北欧で植物工場の構築事業に乗り出す
2019年度から日照時間が短い場所でも野菜を安定して生産できる設備やIT(情報技術)システムを農業生産者に販売する
まずフィンランドに植物工場を設け、自ら野菜を生産・販売して有効性を検証し外販につなげる
富士通。先日、パソコン事業をレノボ傘下に、という話題がありました。
そんな富士通ですが、北欧で植物工場を始めます。将来的には、生産設備やITシステムを販売していきますが、まずは自ら野菜を生産し、販売します。つまり、八百屋さん富士通が北欧に登場です。
富士通は既に植物工場事業を日本で始めている。北欧でもITのノウハウを生かせるか。
ところで、知っている方は知っていると思いますが、富士通は実は植物工場事業を既に日本でやっています。
富士通のITノウハウを持って、植物の管理をITでするということです。パソコン事業のような既存のビジネスモデルでない点に私は注目していますが、やはり難しいのは採算が取れるかどうか。
この課題をきっちりクリアし、いい植物がお手頃な値段で作れるようになれば、大変おもしろい試みといえます。
さて、富士通の北欧の植物工場についてもう少し詳しく見ていきましょう。
どのように富士通はフィンランドで植物工場を構築するのか。富士通はフィンランドの農業生産法人と、野菜を生産・販売する共同出資会社を設けた。
上記日経新聞によると、富士通はフィンランドの農業生産法人と、野菜を生産・販売する共同出資会社を設けたとのこと。富士通と子会社の富士通九州システムズが98%を出資するとのこと。
富士通はフィンランドの農業生産法人と、野菜を生産・販売する共同出資会社を設けた
富士通と子会社の富士通九州システムズが98%を出資する
フィンランドで富士通はどのような植物工場を設けるのか
上記日経新聞によると、首都のヘルシンキから約100キロメートル離れた地区の敷地に約3億円を投じて植物工場を設けるとのこと。17年にリーフレタスやベビーリーフなどの葉物野菜の生産を始めるとのこと。年間240トン程度の生産量をめざすとのこと。
首都のヘルシンキから約100キロメートル離れた地区の敷地に約3億円を投じて植物工場を設ける
17年にリーフレタスやベビーリーフなどの葉物野菜の生産を始める
年間240トン程度の生産量をめざす
なぜ富士通は北欧で植物工場を始めるのか。富士通は北欧のように日照時間が短い地域で植物工場の強みを生かせると見たか。
上記日経新聞によると、富士通は北欧のように農業向けエネルギー費が安く日照時間が短い地域で植物工場の強みを生かせると判断したとのこと。
フィンランドに設ける植物工場では、同じ地域で太陽光で同量を生産する場合に比べて生産コストを2割程度減らせると見込むとのこと。生産開始から4年間で初期費用を回収できる見通しとのこと。
太陽光を使わずに発光ダイオード(LED)の光だけで水耕栽培する方式で、冬季の日照時間が短い北欧でも安定生産できるとのこと。
富士通は北欧のように農業向けエネルギー費が安く日照時間が短い地域で植物工場の強みを生かせると判断
フィンランドに設ける植物工場では、同じ地域で太陽光で同量を生産する場合に比べて生産コストを2割程度減らせると見込む
生産開始から4年間で初期費用を回収できる見通し
太陽光を使わずに発光ダイオード(LED)の光だけで水耕栽培する方式で、冬季の日照時間が短い北欧でも安定生産できる
北欧に行けばいやというほど分かりますが、日照時間がとにかく短い。そんな中、太陽光を使わずに効率的に栽培する方式にするということで、これがうまくいくならば、アイデアとしては大変いいアイデアかと思います。
2019年度から設備やITシステムを農業生産者に販売するということですから、まだしばらく時間はかかりそうですが、富士通のこの試みがうまくいくのか。
富士通が北欧で農業生産者に人気者になるか、要注目です。