日立の視線の先にあるのはシーメンスやGEだろう。
日立製作所がIoTを使い、便利で安全な街づくりを支援するサービスを始める。日立は国内企業でほぼ唯一、カメラやセンサー、人工知能(AI)、ネットワーク技術など必要な技術を全て自前でそろえる。日立は駅の混雑緩和などのサービスを提供する。
日経新聞によると、日立製作所はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を使い、便利で安全な街づくりを支援するサービスに乗り出すとのこと。
国内企業でほぼ唯一、カメラやセンサー、人工知能(AI)、ネットワーク技術など必要な技術を全て自前でそろえる強みを生かし、駅の混雑緩和などのサービスを提供するとのこと。
日立製作所はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を使い、便利で安全な街づくりを支援するサービスに乗り出す
国内企業でほぼ唯一、カメラやセンサー、人工知能(AI)、ネットワーク技術など必要な技術を全て自前でそろえる強みを生かし、駅の混雑緩和などのサービスを提供する
日立がIoTで街づくりです。日立の東原CEOは相当この事業に対して気合入れてますからね。
余談: 日立のIoTで街づくり、日立はIoTを6000人体制にすることを明言。日立はIoTのサービス基盤「ルマーダ」も立ち上げた。今後注目されるのは日立のIoTでの企業買収。
以前の日経新聞では、日立が世界でIoT人員を6000人にするとしていました。これだけ多くの人員をIoT事業に関わらせようとしているわけです。
そんでもって、私が注目しているのは、日立が今後どのIoT関連会社を買収するのか。今のところ、かなり様子見ですね。
日立はIoTへの投資を始めています。上記日経新聞によると、日立は今年5月、IoTのサービス基盤「ルマーダ」を立ち上げたとのこと。
日立は今年5月、IoTのサービス基盤「ルマーダ」を立ち上げた
ルマーダ(Lumada)というのは、IoTプラットフォームです。ちなみにですが、このルマーダだって、もともとは日立が買収した会社のソフトから成り立っているものですよ。
さて、日立のIoTで街づくりに話を戻します。
日立はIoTで街づくりをし、どこの会社に駅の混雑緩和などのサービスを売り出すのか。日立はIoTで街づくりにより、どの程度の受注を目指しているのか。
上記日経新聞によると、不動産開発会社や鉄道会社向けに売り出すとのこと。専門部署を設け、2020年度に年1千億円の受注獲得を目指すとのこと。
不動産開発会社や鉄道会社向けに売り出す
専門部署を設け、2020年度に年1千億円の受注獲得を目指す
年1000億円の受注。けっこうな額です。具体的にどのようなものを売り込んでいくのか、その具体例が下記。
どのように日立はIoTで街づくりをするのか。どのように日立は鉄道駅の開発や駅ナカの店舗開発をするのか。
駅ナカなどの店舗開発にも役立てるとのこと。通行人の年齢や性別、同行者の有無を解析し、効果的なテナント配置を模擬実験して集客策を指南するとのこと。店舗や設備の稼働情報から省エネや機器の故障予兆診断も可能になるとのこと。
鉄道駅の開発では、駅構内に物体の大きさや距離、速度を測定できるレーザーセンサーなどを増設する
監視カメラによる画像解析と組み合わせ、構内を行き交う人の数や通行ルートを分析
頻繁に通行人が滞留する場所を割り出した上で、構内設備の再配置や運行ダイヤの見直しなどを助言する
駅ナカなどの店舗開発にも役立てるとのこと。通行人の年齢や性別、同行者の有無を解析し、効果的なテナント配置を模擬実験して集客策を指南する
店舗や設備の稼働情報から省エネや機器の故障予兆診断も可能になる
レーザーセンサーをおいたり、通行ルートを分析したり、混雑もようの分析とは、IoTで街づくりとはおもしろいですね。なお、こういったデータはプライバシー保護の徹底をするそうです。
上記日経新聞によると、画像解析技術などで集めた年齢と性別、同行者の有無といったデータ以外はすべて匿名にしてプライバシー保護を徹底する。
画像解析技術などで集めた年齢と性別、同行者の有無といったデータ以外はすべて匿名にしてプライバシー保護を徹底
確かにこれ、もし徹底されてないと、後に日立にとってはやっかいな問題になりそうです。そんなことが起こらないよう、この部分は相当きっちりやってほしいですね。
日立はIoTで街づくりを自前で手がけ、シーメンスやゼネラル・エレクトリック(GE)に対抗する
上記日経新聞によると、日立は通常の監視カメラから熱や音を検知するセンサー、AI、ネットワーク監視技術まで自前で手がけるとのこと。世界でも一気通貫でこれらの事業を本格的に手がけるのは独シーメンスや米ゼネラル・エレクトリック(GE)など大手に限られるとのこと。
日立は通常の監視カメラから熱や音を検知するセンサー、AI、ネットワーク監視技術まで自前で手がける
世界でも一気通貫でこれらの事業を本格的に手がけるのは独シーメンスや米ゼネラル・エレクトリック(GE)など大手に限られる
現状、シーメンスやGEは日立のだいぶ先を行ってるでしょう。ただ、やはり日立には、規模の大きさも利用し、シーメンスやGEに対抗していただきたく思います。
近い将来、日立がいい値段で優良IoT企業を買い物をするかどうか、ここにも注目したいと思います。