盗用疑惑。
ロイターによると、メキシコのペニャニエト大統領が1991年に提出した大学の卒業論文の約3分の1がほかからの盗用だった、と有力ジャーナリストグループが調査報道で21日に明らかにしたとのこと。
メキシコのペニャニエト大統領が1991年に提出した大学の卒業論文の約3分の1がほかからの盗用だった
有力ジャーナリストグループが調査報道で21日明らかにした
ジャーナリストがメキシコ大統領の暴露話をしました。3分の1が盗用、と。
メキシコの大統領は、ペニャ・ニエト大統領です。ちなみに、下記でも書きますが、この方はある大きな疑惑が以前上がりました。
その前に、今回の疑惑についての詳細、以下、見てみます。
メキシコの大統領制とアルバロ・オブレゴン、という論文のうち、28.9%に相当する197段落が盗用。メキシコリークス報道。
上記ロイターによると、カルメン・アリステギ氏率いる「メキシコリークス」が発表した報道によると、「メキシコの大統領制とアルバロ・オブレゴン」と題された200ページ、682段落から成る論文のうち、28.9%に相当する197段落が盗用だったとのこと。
カルメン・アリステギ氏率いる「メキシコリークス」が発表した報道
「メキシコの大統領制とアルバロ・オブレゴン」と題された200ページ、682段落から成る論文のうち、28.9%に相当する197段落が盗用だった
カルメン・アリステギ氏。以下でも名前、でてきます。
メキシコ大統領側の盗用疑惑に対する反応(反論)は
上記ロイターによると、メキシコ政府のサンチェス報道官は声明で、盗用ではなく「様式の誤り」と表現したとのこと。ペニャニエト大統領はパン・アメリカン大学法学部の卒業条件をすべて満たしていたと付け加えたとのこと。
メキシコ政府のサンチェス報道官は声明で、盗用ではなく「様式の誤り」と表現
ペニャニエト大統領はパン・アメリカン大学法学部の卒業条件をすべて満たしていたと付け加えた
カサブランカスキャンダルに次ぐ大きな告発か
上記ロイターによると、カルメン・アリステギ氏の調査報道グループは2014年、大統領の妻が政府の契約先から豪邸を提供された「カサブランカスキャンダル」を告発したことでも知られるとのこと。
カルメン・アリステギ氏の調査報道グループ
2014年、大統領の妻が政府の契約先から豪邸を提供された「カサブランカスキャンダル」を告発したことでも知られる
これ覚えていますかね、このカサブランカスキャンダル。これを告発したのが、カルメン・アリステギ氏のグループだったんですね。
カサブランカスキャンダル、いちよう復習しておきましょうか。
公共工事を請け負った企業から、夫妻が700万ドルの豪邸を購入していたことが発覚。カサブランカスキャンダル。
当時のnewsweekjapanの記事によると、ペニャ・ニエトと妻アンヘリカ・リベラに新たな疑惑が浮上したとのこと。ペニャ・ニエトのメキシコ州知事時代に数件の公共工事を請け負った企業から、夫妻が700万ドルの豪邸を購入していたことが発覚したとのこと。この企業を含む中国の企業連合は、37億ドル規模の高速鉄道の建設プロジェクトで国の契約を勝ち取っていたとのこと。
ペニャ・ニエトと妻アンヘリカ・リベラに新たな疑惑が浮上
ペニャ・ニエトのメキシコ州知事時代に数件の公共工事を請け負った企業から、夫妻が700万ドルの豪邸を購入していたことが発覚
この企業を含む中国の企業連合は、37億ドル規模の高速鉄道の建設プロジェクトで国の契約を勝ち取っていた
まぁこのように以前からいろいろ疑惑の多い大統領でしたが、今回のリークを見ても、かなり不満をもっている人がいるというのは間違いないでしょう。
今後、この騒動は大きくなるか、要注目です。