ちょっとたまには、株の話でもしましょう。
じわり、じわりですが、株が下がってきてます。
それも、世界の多くで。
ダウ含め、我らが日経平均、DAXなど、続落が目立ちます。
しかも、じわり、じわり下がってるというのが、心理的にもなんだか微妙なムードとなっています。
多くの日本のアナリストは、これは「調整」であり、企業業績がよく、底堅い、としています。
また、アメリカと比べても日本は割安ともされており、買いたい人は下で待っているという説明をされることもあります(関係者からはたまに、ノーベル賞を受賞したシラー氏の理論が紹介され、アメリカは割高、日本は割安という説明を関係者からうけることもあります)。
ただ、どうでしょうか。
確かに調整はあるのでしょうが、私としては、必ずしもそう楽観ばかりではいけないのかなと考えています。
つまり、将来的に起こりうる、調整を逸脱した動きをする悲観シナリオの存在を、常に頭に入れています。
周りを見渡してみれば、いろいろなおもしろい情報があります。
つい最近では、14日にニューヨーク連銀が公表した第3四半期の米家計債務残高、これがおっといわせる数字でした。
約12超9600億ドル。
これは過去最高の数字です。
家計債務残高、不気味に上がってきたなと感じます。
また、当然のことながら、北朝鮮リスクというのもあります。
最近こそおとなしくしていますが、投資家の心理が冷え込む中、北朝鮮が暴発してきたら、さらに冷え込むでしょう。
この点は常に覚えておかないといけない。
あと、ちょっと違った角度からだと、個人的に微妙に気になっているのが、ビットコイン。
このビットコイン、もし「本当の意味で」暴落する時が来れば、その時は、株なども影響を受ける可能性が十二分にあります。
ビットコインは上昇を続けていますが、本当にずっとずっと上昇を続けていくのかどうか。
ここは意見がいろいろありますが、私の場合は、こういう時は、我々が経験したドットコムバブルみたいなものがあったということを思い出すようにしています。
結局、常に警戒心を怠らないことです。
為替だって、気になるところ。
また、海外を自ら歩いて見渡しても、いろいろな変化に気づくこともあります。
とにかく、何が起こるか分からないのがこの世の中です。
日銀も最近は連日動いたようですが、もしいったんマネーが本格的に逃避し始めたら、日銀では支えきれないでしょう。
日々の上げ下げは当然あります。
ただ、いったん調整を外れてしまった際は、ちょっとやばいものが待っている可能性がある。このような悲観シナリオも存在することを考えながら、行動したいものです。
P.S. 投資は自己責任で。