今回は、KDDIが英会話のイーオンを買収するという話。
率直に、いったいどんな組み合わせやねんと思われる方が多いでしょう。確かに。ただ、下記に書くように、KDDIは教育分野自体には以前から関心はありますね。
KDDIがイーオン買収。KDDIのイーオン買収額は数百億円か。
22日のKDDIの発表によると、KDDIはイーオンホールディングスを買収するとのこと。日経新聞によると、買収金額は非公開ながらも、数百億円とみられるとのこと。
KDDIに買収されるイーオンは超がつく有名人をCMで起用する英会話スクール。マライヤ・キャリーのCMが懐かしい。
まず、買収されるイーオンについて。イーオンは英会話スクールですが、これについてはご存知の方ばかりかと思います。広告などでよく見かけますし、知名度高いです。
イーオンは以前からCMのスケールがでかいですね。イーオンのCMでは、私は真っ先にマライア・キャリーのCMを思い出します。ただ、これはちょっと古すぎでしょうか。今だと石原さとみさん。
イーオンはCMで海外のセレブ含めた有名人をよく活用します。私の印象に残っているマライア・キャリー以外でも、セリーヌ・ディオン、キャメロン・ディアスなどもCMにでてましたね。
KDDIのイーオン買収、組み合わせとしてはいまいちぱっとしないが、KDDIは以前、Z会と業務提携するなど、教育分野に関心はある。KDDIはイーオン買収で、ICT技術を生かした、英会話のデジタル化を目指す。これまでの紙を使った教室での英会話は縮小していくか。
それはさておき、KDDIのイーオン買収、いったいなぜに教育分野やねんと思われる方も多いでしょう。
ただ、KDDIは教育分野自体には以前から関心を持ってます。
例えば、Z会との業務提携。
これは2015年の話です。
教育のデジタル化を視野にいれた動きです。教育もデジタル化が鮮明になってますから、Z会と協力してこの分野を開拓していこうという話でした。
いわゆる、「ICT教育」分野の話です。ICTは、ITと考えていただければいいですが、要するに、ITを使った教育と考えていただければと思います。
そう考えると、今回の買収を通じても、「教育のデジタル化」、ここを中心に今後進めていくでしょう。
イーオンは英会話スクールなんで、「英会話のデジタル化」、この方向に進むのはまず間違いないといえます。
要は、これまでの教室で紙使った授業、これは縮小していく(オンラインは増えていく)方向となるでしょう。というか、そうでなければ、KDDIが買収した意味なんてまったくないです。
KDDIは、英会話のデジタル化を進めるために、投資もしていくでしょう。KDDIの非通信分野への関心は、鮮明です。
ただ一方、ちょっと遠回りかなという考えにも納得できます。数百億円あるなら、他にも有望なベンチャーはあるでしょう。
今後は、KDDIがどの程度、この英会話のデジタル化、ここに投資してくるかに注目となります。