車の中で10年も生活できるだろうか。

 

The Sun紙の報道を読みましたところ、ルーマニア人グループがロンドンの車の中で10年以上寝泊り生活をしているとのことです。彼らは一体何が目的で何をしているのでしょうか。

 

報道によると、彼らはいわゆる(肉体)労働者で、車生活は好きではないが、一日あたりの給与がロンドンの方が全然いいからルーマニアには戻らない、といっているそうです。

 

車の中で10年間、しかもグループ共同生活ですから、けっこう大変ですね。しかも、the sun紙の写真を見ていたら、車っていってもまぁ大型車の中でゆったり眠られるのかなと思っていたら、どうもそうではなく、いわゆる普通の4人乗り車です。これが何台かあり、その分だけ人がいるみたいです。いやー、4人乗りの車で10年間毎日寝るのは絶対きついでしょう。

 

どうも住民が文句をいっているようですが、政府機関によると、こういった人たちはずっと定住しているというよりも、入れ替わりで生活しているので、なかなか取り締まるのは時間がかかる、ということです。

 

ただ、ルーマニアでビジネスがある私としましては、ルーマニアだからむちゃくちゃ環境が悪いという風には全くとらえていません。中に入って観察してみると、人々が思った以上に悲惨な生活をしている、という風にはみえず、むしろ、楽しそうに生活している人がけっこう多いなと思います。

 

しかしながら、懸念すべきはやはりいわゆるブルーカラーの環境があまりよろしくないことでしょう。彼らはなかなか報われないので、それなら、同じ仕事をして日給がいいロンドンで車の中で寝泊りしようという発想になるのでしょう。まぁホームレスとして道端で生活するよりも車の中で眠れるだけ、環境はいいとは思いますが。

 

まぁ本当にいろいろな人がいるものですね。

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