モハメドアリ氏を追悼、難病、パーキンソン病について考える。
モハメドアリ氏。各種報道機関の報道によると、なんと74歳にして本日6月4日に亡くなりました。以下、何が起こったのか、またなぜモハメドアリ氏が有名なのかを、まずはを毎日新聞の記事を使い、まとめてみます。
概要
- 74歳にしてなくなる
- 死因など詳細は不明。呼吸器系の病気か。
なぜモハメドアリ氏が有名か
- ローマ五輪のボクシングライトヘビー級で金メダルを獲得
- ヘビー級の世界王者にもなる
- 9回防衛に成功
- ベトナム戦争への徴兵を拒否、タイトルをはく奪
- 日本ではアントニオ猪木氏との異種格闘技戦が有名
- 引退後はパーキンソン病に悩まされていた
情報源は6月4日の毎日新聞の記事
マイクタイソン氏からのメッセージ
なおその後、続々と各ボクシング界の有名人からお悔やみの言葉も届いています。
マイクタイソン氏は自身のツイッターで、
God came for his champion. So long great one
マイクタイソン氏のツイッターより
神がチャンピョン(モハメドアリ氏)のところへ迎えにやってきた。またね、さようなら、偉大なるチャンピョンよ。
と発言。ところで、so longっていうのの翻訳ですが、これはここでは実はgood byeという意味です。というのは、so long!をgood bye!と同じように使うケースがあるからそういえるわけです。だからまたね、さようなら、と私は書きました。
パーキンソン病が関わっているか?
さて、アリ氏といえば、パーキンソン病で有名。今回亡くなられた原因はまだはっきりとはわかっておらず、呼吸関連とはなっていますが、もともとパーキンソン病で苦しまれておりました。例えば岡本太郎氏もパーキンソン病で苦しみ、それが原因の急性呼吸不全でなくなりました。パーキンソン病で呼吸器への影響があった可能性はけっこうあるかと思います。今後詳しいことが分かってくるとは思います。
パーキンソン病の4大症状とは~パーキンソン病。それは難病で、治療薬がない。
さて、この機会に、パーキンソン病について復習しておきましょう。パーキンソン病には4大症状と言われているものがあります。その4つとは、
- 手足のふるえてしまう (振戦)
- 動きが遅くなってしまう (無動)
- 筋肉がこわばってしまう (筋固縮)
- 体のバランスがとりずらくなり、悪くなる (姿勢反射障害)
皆様が思い浮かぶので、パーキンソン病と言えばやはり体がプルプルとふるえているような状態でしょう。実際、パーキンソン病で一番出る症状がこの振戦だといわれています。
パーキンソン病の何が怖いかっていうと、
- 根本的な治療薬が存在しない
- 原因が分かっていない
この2つです。
根本的な治療薬がないわけですが、病状を和らげるための薬物療法などは存在しています。これはいいニュースですが、完治できないというのと、一生涯背負っていかなければならないと考えると、やはり難病だけあるなという思いとなります。医薬品会社にはぜひともこの分野の研究開発を進めていただきたく思います。
あのヒットラーもパーキンソン病だった?
ところで、冒頭で岡本太郎氏については書きましたが、実はヒットラーもパーキンソン病であったということが言われています。ただ、これには賛否両論があります。
確かに映画を見ると、彼の手は食事中などにブルブルふるえていますが、このような動きがまさしく、パーキンソン病の第一の病状、振戦、であったともいわれています。
パーキンソン病だったがゆえ、それが彼の思考力を低下させてしまった、という考えもあります。賛否両論あるところなので、難しいところでしょうか。
今度ドイツ人の友人に彼らの考えを聞いてみようかなと思います。