東京ガス、なんとシェールガスの権益を取得、この読みは当たるか?

 

東京ガス。エネルギーフロンティア。誰もが知っているガス会社。その東京ガスが、なんと、シェールガスの権益を取得というニュースです。6月21日の日経新聞の記事をまとめ、考察していきます。

 

 

テキサス州で、50億円を投じて約25%の権益をゲット

上記日経新聞によれば、東京ガスはテキサス州にて、50億円を投じてシェールガスの権益を約25%ゲットするとのこと。

 

今のご時世にシェールガスへ50億円を投資するとは、けっこう勝負にでてきましたね。

 

東京ガスは割安と見ている

上記日経新聞によれば、

東ガスが米国で2013年に取得したシェールガス権益と比べると、6割程度とみられる生産量で投資額は10分の1程度となる

 

というわけで、2013年に比べて6割程度の生産量ですが、投資額は6割ではなく、なんと10分の1!逆の言い方をすれば、いかに資源業界が厳しいかを物語っているともいえます。

 

さらに、日経新聞はこう続けています。

資源価格が高水準の時には鉱区の資産価値も高いため購入できなかったが、資源安で資産価値が低下し割安感があり取得を決めた。

 

この金額なら割安とみているようです。

 

 

東京ガスは同じテキサス州にある、バーネット堆積盆で大損失中だが。。。

ここ最近の資源価格の下落により、商社各社は苦しんでいます。東京ガスだってそう。東京ガスはテキサス州バーネット堆積盆で減損だしまくっています。

 

まず、わかりやすくスタートポイントからいきましょう。

1月15日の日経新聞の記事によると、

東ガスは13年、海外での資源開発事業を強化するため、バーネットに当時のレートで約460億円を投資した。

 

とあります。そして、2015年3月期は過去の決算資料観る限り、テキサス州バーネット堆積盆で約230億円の減損。2016年3月期だって、こちらの東京ガスの決算説明会資料を見る限り、バーネットはマイナス128億円になってますね。ということは。。。合計金額で為替レート気にしないで単純計算すると、だいたい78%も減損しているわけです。

 

まぁこれは東京ガスだけに限った話ではなく、商社さんも苦しんでいる話ではあります。しかし、です。これだけ大損失中のシェール分野に、今回東京ガスは50億円いれようとしているわけです。これはおもしろい。

 

 

東京ガスの読みは当たるか

東京ガスが大損失をしたのにも関わらず、割安と考え、シェールガスの権益へと今回動いた理由として、確実に一つの要因としてあるのは、以下の文でしょう。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の原油価格が1バレル当たり50ドル弱まで持ち直すなど、資源価格に明るさが出ている。

 

ここがミソです。要は、東京ガスはもう底はうったとみているわけです。確かにここ最近は少し落ち着いてきたようにもみえます。ここです。ここをどう見るか。東京ガスの読みがあたれば、超割安価格でゲットした計算になりますし、読みが外れたならば、さらなる減損という可能性さえあるわけです。

 

個人的感想としては、50億円という金額ではありますが、商社各社がけっこう控えめな中ですので、けっこうアグレッシブにきたなと見ています。というのは、確かに落ち着いてきてはいますが、本当に底をうったか、というよりも、今後資源価格が上がってくるかどうか、けっこうわからないこと、多いと思うんですよね。

 

一方、資源価格の予想、これは本当に難しいですから、東京ガスの読みが正しいという可能性も十分あるわけです。そりゃガスのプロ集団ですから、相当なリサーチなどしているわけで、株主にも説明しないといけないわけですから、理由がいろいろあるんでしょう。これを株主がどう見るか。

 

ちなみに大株主は日本生命さんですが、どう見るのでしょうか。まぁ、顧客の皆様が喜ぶ結果になるのなら、いいとは思いますが。今後に注目ですね。

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