私だけでなくて世界中の人が苦しんでます。

 

世界の時価総額、1日で3兆ドル以上吹っ飛ぶ

6月25日の日経新聞の記事によると、

先週末24日の1日だけで世界の株式時価総額は約3.3兆ドル(330兆円強)と全体の約5%に相当する額が消失した。

 

世界の時価総額、5%が消失。一日で。これ、どれくらい数字がでかいのかというと、以下2点でぶっ飛んでます。

  1. 英国の名目GDPよりでかい数字
  2. リーマン崩壊の日よりでかい数字

 

1.英国の名目GDPよりでかい数字

上記日経新聞によれば、

英国の15年の名目国内総生産(GDP)の約2兆8000億ドル

 

ちなみに、ご存知のように英国は世界第5位の経済規模ですからね。その名目GDPは約2兆8000億ドル。

 

つまり、

約3.3兆ドル > 約2兆8000億ドル

 

というわけで、今回EU離脱で一日のぶっ飛んだ額というのは、英国の1年間の名目GDPよりでかかった。とんでもない一日。

 

 

2.リーマン崩壊の日よりでかい数字

リーマン時と比較してみましょう。上記日経新聞によれば、

米リーマン・ブラザーズが破綻した08年9月15日は46兆ドル程度あった世界の時価総額が約1.7兆ドル(4%弱)減少した

 

ちなみに私はこの日アメリカにいました。当時から新聞の鬼というぐらいたくさん新聞読んでましたから、もう市場もメディアもみんなぱにくってまして、この日のインパクトというのはもう一生忘れられないぐらいあります。でも、今回は

 

約3.3兆ドル > 約1.7兆ドル

というわけで金額的にはリーマンの日の2倍ぐらいのインパクトがあったって話。

 

 

一番しんどいのは金融株

上記日経新聞によれば、

震源地の英国ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が24日に18%安と大幅に下落

 

というわけで、そりゃあロイヤルバンクオブスコットランドなんて真っ先に売られるべきして売られたようなものなんで仕方ないと思うんですが、日本の金融株にも英国関連はかなりの影響がありました。私が観察してた限り日立キャピタルとかはちょっとかわいそうなぐらい影響がありましたね。16.75%安です。まぁ日立キャピタルとかはここ最近英国の個人ローンが調子よかっただけに、ちょっとかわいそうですね。

 

 

今後の話

英国の動きでまずは1つ超重要なポイントがあります。それは、28日か29日に行われるEU首脳会議です。ここで何が話し合われるか。焦点は、英国がいつEU離脱を通告するかでもありますから、この辺の話し合いがどの程度進むか。今世論も真っ二つに割れてて、EU残留派がデモとかやっていますから、すんなり通告というわけにもいかない可能性もあるんです。

 

今は英国関連ならともかく、英国とか関係ないとこも投げ売りされてますから、ちょっとたまらんです。今後に注目です。

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