メルカリ、女性社員に優しい会社へ。

メルカリ。かなり流行り始めているフリマアプリです。ちょうどつい先日の記事、

[ファッション経済ニュース] アパレル不況へ突入か。三陽商会、バーバリーというブランドを失うよりも危ない事情とは。業界事情を探る。しまむらの話など

にて言及しました。このときは、日経新聞の記事より、メルカリの年間取引高は約12000億円という巨額なものであることを書きました。

 

そんなメルカリですが、女性社員に優しい会社作りへと動き始めたようです。以下、7月4日の日経新聞の記事をまとめ、考察していきます。

 

メルカリ、社員向けの不妊治療や病児保育を支援する制度導入へ

上記日経新聞によると、メルカリは社員向けに

  • 不妊治療
  • 病児保育

 

この2つを支援する制度を導入したとのこと。

 

不妊治療に関して具体的な支援策は

上記日経新聞によれば、

  • 不妊治療で保険が適用される場合には治療費の3割を負担

  • 本人負担額が実質ゼロ

  • 適用外でも自治体の補助と合わせ7割を負担

  • 治療開始から10年間支援

けっこう本格的に導入してきました。で、ここでのミソは以下の文。

返済義務のない補助制度を導入するのは珍しい。

 

確かにお金を援助するという形ではなく、他の形の企業が多いなか、このような形をとるのはいいことかと思います。

 

自治体では援助するところも増えてきた

ちなみにですが、自治体に関しては、金銭的な援助という意味で、けっこう動き始めています。例えば東京都港区。これまで女性の不妊治療の援助をしてきましたが、今年から男性の不妊治療への援助も開始しました。

 

男性不妊治療の一般的な費用(30万円程度)を賄え、自己負担は実質無料になる

2月3日の日経新聞の記事より

 

 

所得や年齢、回数の制限なく利用できる

冒頭の日経新聞によると、保険適用外でも、7割負担。さらには、所得や年齢、回数の制限なく利用できるようになるようです。

所得や年齢、回数の制限なく利用できる

 

病児保育

上記日経新聞によると、子供が病気にかかったときに援助があるようです。

子供が病気にかかり、臨時で保育施設に預けたり、ベビーシッターを利用したりした場合には、利用時間の制限なく1時間あたり1500円を支給

 

これはありがたいでしょう。利用時間の制限なくってのもけっこういいんじゃないですか。

 

メルカリの狙いは

上記日経新聞では、2つの狙いを記しています。

  • 労働意欲の向上

  • 優秀な人材の確保

社員は喜ぶでしょう。まぁ上記2つの理由はもちろん当然正しいと思いますが、私の方でやはり加えておきたいのは、やはり特に女性の労働力確保でしょう。

 

今、日本は優秀な女性の力を必要としています。在宅勤務の話にも似てきますが、このように子育てというものに対して優しく接する会社には、こういうのがない会社に比べて、より長い期間優秀な女性に残ってもらえる可能性が高まるといえるでしょう。

 

企業の姿勢としては、評価していいんじゃないでしょうか。

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