今回のバングラデシュ襲撃事件は、外国人嫌悪をする犯人たちにより、行われました。犯人たちは、基本的にバングラデシュ人には丁寧に接しており、外国人が標的だったと思われます。そんな中、冷蔵室に隠れていたバングラデシュ人が、冷蔵室でのエピソードを証言しました。そこにいた日本人の運命は、悲惨なものでした。以下、7月7日の日経新聞の記事をまとめ、考察します。
証言した人物
人質であった30代バングラデシュ人店員。後に兵士らに保護。今回の証言をしている人物です。
人質だった30代のバングラデシュ人店員
冷蔵室に、若い日本人男性と共に2時間近く隠れる。
上記日経新聞によると、食材を扱う店員は、ホール奥の冷蔵室にいました。その後、突如銃声が聞こた。しばらくすると、若い日本人男性が冷蔵室にやってきて、
閉めないで、私も入れて
といったそうです。冷蔵室の中は寒いので、二人でスクワットなどして身体を温めていたとのこと。なんと2時間もの間、寒い冷蔵室で隠れていました。
店員は食材を取るためホール奥の冷蔵室に入っていた
「閉めないで。私も入れて」
中は寒く、一緒にスクワットをしながら体を温めた。
2時間近く声を潜めていた
「彼は若かった。冷蔵室で名前を名乗ったが、覚えていない」
実行犯、冷蔵室の中に入ってくる
上記日経新聞によれば、二人が隠れて2時間ぐらいたったのち、
誰か残っていないか確認しろ
という声が聞こえ、実行犯が冷蔵室の中に入ってこようとしたとのこと。2人はドアを開けられないように必死で取っ手をつかんでいました。しかし、扉は開けられてしまいました。
「誰か残っていないか確認しろ」
ドアを開けられないよう必死に2人で取っ手をつかんでいたが、強引に開けられた。
バングラデシュ人には、大丈夫だ、向こうへ行け、という
上記日経新聞によれば、バングラデシュ人店員は命乞い。実行犯は、
大丈夫だ、向こうへ行け
と言う。日本人は残されました。
命乞いする店員に、ドアの前で実行犯は「大丈夫だ。向こうへ行け」と命令
冷蔵室の若い日本人男性、殺害される
上記日経新聞によれば、バングラデシュ人店員は、2発の銃声を聞きました。冷蔵室にいた若い日本人男性が血を流していたと証言。
背後で2発の銃声
一緒に隠れた日本人が血を流して倒れていた
大半の日本人は既に殺害されていた
上記日経新聞によれば、バングラデシュ人店員が冷蔵室から出た後、日本人4-5人が既に殺害されていたのが見えたとのこと。つまり、大半の日本人は事件発生からまもなく、殺害されていたとのこと。
「4~5人の日本人の遺体が見えた」
コーランの一節を読ませて読めなかったら殺害というエピソードも前にありました。今回のエピソードからも、明らかに犯人が外国人嫌悪をしていたことが分かります。犯行犯の撲滅につながるよう、事件の一刻も早い解決を望みます。