テレビは影響力あるのだから、もう少しモラルをもってもらいたい、今回はそんなニュースです。

 

 

問題の概要

Livedoorによると、以前TBSで放送されたクイズ番組、ピラミッドダービーの双子見極めダービーにて、顔鑑定士の池袋絵意知氏がクイズ最後まで残っていたのに、勝手に途中不正解となり脱落、最終問題ではCG処理により、勝手に消されていたというもの。そしてこれは、池袋氏の告発で判明したというものです。

  • 先月19日の同番組で放送されたクイズ企画「双子見極めダービー」

  • 回答者として出演した顔相鑑定士の池袋絵意知氏

  • 途中で不正解となり脱落

  • 池袋氏はスタジオから姿を消していた

  • 池袋氏が自身のブログで番組の捏造を告発

  • そもそも収録時には“脱落”というルールはなく、最終問題までスタジオにいたものの、編集でクイズの順番が入れ替えられ、途中で脱落したかのようにされた上、最終問題ではCG処理で姿を消されていた

 

まぁ予め伝えられていたとかでもないようですし、勝手にCG処理されて存在しなかったかのようにされるってのは、まぁこの池袋氏でなくても、誰でも嫌でしょう。一部のテレビマンの考えかと思われますが、一体どんなテレビマンがこんなことするんでしょうか。

 

 

ほこ×たての制作会社の担当者が関わっていた

以前ほこたてっていうおもしろい番組がありましたが、これも一部テレビマンにより、打ち切りがきまりました。しかし、日経新聞によれば、なんと今回の件、このほこxたての制作会社の担当者が関わっていたようです。

 

同委員会が2014年に不適切な演出による放送倫理違反を指摘したフジテレビの番組「ほこ×たて」の制作会社の担当者が、今回の番組にも関わっていたことも重視

 

この方、また同じ間違いを繰り返してしまったのでしょうか。この方の影響力とは?BPOにはしっかり追及してもらいたいところです。

 

 

告発した池袋絵意知氏とは

池袋氏のオフィシャルページより、プロフィールを引用します。

 

観相家、顔研究家、顔面評論家。
出版社で3年半、人材総合サービスで7年半営業を経験した後、それまで興味を持っていた顔の研究を本格的に始める。古くからの観相学だけでなく、自然人類学や色彩心理等の研究を取り入れ、独自の顔面観相術「ふくろう流観相学」を確立する。
多方面から研究した顔に現れる性質を考慮した上で鑑定、アドバイスをすることを信条として、多くの支持者を得ている。
日本顔学会会員。

 

 

TBSは変わるのか

上記のLivedoorの記事では、TBSをばっさりときっています。それが以下の文章。

民放キー局の中でも、とりわけヤラセ疑惑が頻発していることから、今や過剰演出のイメージがべったりのTBS。この調子では、この先もテレビマンの横暴は繰り返されそうだ。

 

そういえば私の方でも以前やらせ疑惑について扱いましたね。またこういうことが起きてしまうとは残念な話です。

 

 

BPO川端和治委員長の発言

Livedoorによると、BPOの川端和治委員長は、委員会後に、こう述べています。

 

  • 勝手に映像を加工したことに加え、制作現場の分業化と無責任体制にも問題がある

 

 

BPO川端和治委員長とは

BPOのホームページから、川端委員長の紹介を抜粋いたします。

1945年生まれ。弁護士。1970年弁護士登録。現在、朝日新聞社コンプライアンス委員会委員、日本年金機構理事(非常勤)、損保ジャパン日本興和ホールディングス株式会社顧問。元第二東京弁護士会会長、元日本弁護士連合会副会長。これまで司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員、法制審議会委員、法務省政策評価懇談会座長、原子力損害賠償支援機構運営委員長、大宮法科大学院大学教授などを歴任。

 

 

 

BPOは視聴者と放送局をつなぐ役目

BPOとは、一体何をする機関でしょうか。BPOのホームページの紹介文によると、BPOは視聴者と放送局をつなぐ役目をするとのこと。具体的には、

視聴者などから問題があると指摘された番組・放送を検証して、放送界全体、あるいは特定の局に意見や見解を伝え、一般にも公表し、放送界の自律と放送の質の向上を促します

 

 

 

視聴者として適切でないと思うのならば、BPOへメッセージを送ればいい

BPOはこのように第三者機関です。BPOは皆様からのメッセージも受け付けています。不適切と思われるものがあるのなら、BPOへメッセージを送ればいいのです。返信はしてくれないようですが、考慮はしてくれるようです。参考に、リンクを貼っておきます。

こちらからメッセージを送れます

 

 

TBSは既にお詫びのメッセージをだしている

なお、TBSは既にこの件について謝罪済みです。以下、TBSのお詫びメッセージ、ピラミッド・ダービーのホームページより抜粋いたします。

お詫び

6月19日放送の「双子見極めダービー」の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。

池袋絵意知氏、および視聴者の皆さまに深くお詫びいたします。

 

ただ、 BPOの放送倫理検証委員会の審議はスタートしたばかりです。今後、モラルのある番組作りのために、BPOには原因究明をしていただきたいところです。

 

 

[更新] 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(川端和治委員長)が「珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー」について放送倫理違反を認める意見書を発表

12月6日に時事通信が報じたところ、放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は12月6日、出演者の姿を編集で消して放送したTBSのバラエティー番組「珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー」について、「出演者に対する敬意や配慮を著しく欠いた編集を行った」として放送倫理違反を認める意見書を発表したとのこと。

 

  • 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は6日、出演者の姿を編集で消して放送したTBSのバラエティー番組「珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー」について、「出演者に対する敬意や配慮を著しく欠いた編集を行った」として放送倫理違反を認める意見書を発表した

 

というわけで、上記で紹介したBPOが遂に動きました。

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