3Dプリンターで血管が作れる時代か。

 

3Dプリンターがすごいものだとは認識しておりましたが、血管や神経まで作れるというのには驚きです。どのようにして作るのでしょうか。以下、日経新聞の記事をまとめ、考察します。

 

まず、どの3Dプリンターを使ったのか

上記日経新聞によると、バイオ3Dプリンターというのが使われたようです。このバイオ3Dプリンターは、サイヒューズと渋谷工業が開発したとされています。

 

  • 九州大学発ベンチャーのサイフューズ(東京・文京)と渋谷工業が開発

  • バイオ3Dプリンター

 

 

どのように血管や立体的な臓器を3Dプリンターで作るのか

さて、ここが一番の疑問点なんですね。で、上記日経新聞によると、まず前提として、3Dプリンター技術というのは、樹脂を重ねて立体作品に加工できるものであるとします。で、樹脂の代わりに細胞を使えば、立体的な組織ができるのではと研究チームが考えたとしています。

 

  • 3Dプリンター技術は樹脂を重ねて立体作品に加工

  • 樹脂の代わりに細胞を使えば立体組織ができる

 

これさらーっと書いてますけど、えらい発想力のある話。これ最初に考えた人はほんと頭いいです。お見事。で、さっそく佐賀大と京大が作ってみたようです。それが以下。

 

佐賀大の森田茂樹教授らは、IPS細胞から血管のようなものを作った

上記日経新聞によれば、森田教授らは、ヒトIPS細胞から育てた血管に関わる細胞の塊を積み上げていき、チューブに仕立て、培養液を通すと、血管のようになったとのこと。

 

  • 佐賀大の森田茂樹教授ら

  • ヒトiPS細胞から育てた血管に関わる細胞の塊を微細な剣山に次々と積み上げ、長さ2センチ、直径5ミリのチューブに仕立てた

  • 針から外して内部に培養液を数日通す

  • 異なる種類の細胞が内壁に層をなし、血管のようになった

 

今後はさっそくブタで実験するそうです。

 

京大の池口良輔准教授らは、神経をつなげることに成功

上記日経新聞によると、池口良輔准教授らは、皮膚などなる細胞でチューブを作り、ねずみにて実験。神経が切れたところへ移植すると、チューブ内で神経がつながり、歩く能力が回復したとのこと。

 

  • 京大の池口良輔准教授ら

  • 皮膚などになる細胞で長さ8ミリ、太さ3ミリのチューブ

  • ネズミの神経が切れた欠損部

  • 8週間後にチューブ内で神経がつながり、歩く能力が回復

 

 

結局何がすごいのか

上記日経新聞では、今回の研究は、

 

血管など複雑な形の組織を3Dプリンター技術で作る研究

 

といっています。つまりですね。複雑な形の組織が、樹脂の代わりに細胞を使うことで、3Dプリンターでも作れる。そしてこれが移植技術などと組み合わさることで生きてくる、ということです。

 

けっこう明るい話。今後の研究成果が待ち遠しいところです。

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