また警官が撃たれた。しかも今回は“あの”バトンルージュ。
警官が撃たれて死亡 [更新]
各種欧米メディアが報じたところによると、米国ルイジアナ州のバトンルージュで警官3名が撃たれたとのこと。各種欧米メディアによると、3名の警官が死亡しました。
容疑者の名前はギャビン・ロング
日経新聞によると、容疑者の名前はギャビン・ロング。CNN(英語)によると、彼は29歳の誕生日にこの犯行をした模様。かつて海兵隊員で、イラクにもいたことがあるそうです。
場所はバトンルージュ。バトンルージュの動画で最近有名な場所。
場所なんですが、バトンルージュなんですよ。ここって、つい最近、バトンルージュの動画で有名になったあの場所です。
バトンルージュの動画ってのは、白人警官が黒人男性を取り押さえて、銃で撃って殺したものを撮影したあの動画です。これも、アメリカ人種差別問題が再燃した大きな理由の一つであります。
そのバトンルージュでこれが起こってしまった。起こった理由は明確なんじゃないでしょうか。警官に対する恨みの可能性が非常に高いです。
豆知識: バトンルージュは以前、日本人留学生射殺事件があった場所でもある。
バトンルージュでは、1992年に日本人留学生射殺事件が起こっています。服部剛丈さん(はっとりよしひろさん)がハロウィーンパーティーで殺害されました。
服部さんは、当時高校3年生でした。ハロウィーンパーティーに参加するため、衣装を着て、出かけました。しかし、訪問先を間違え、ロドニー・ピアーズの敷地内に入ってしまった服部さん。驚いたピアーズは、銃を持って服部さんへ向かい、フリーズ (Freeze)と言いました。フリーズとは、動くなという意味で、警告の意味になります。しかし、服部さんは動いた。そこで、ピアーズは服部さんを射殺したという事件です。
服部さんは、愛知県旭丘高校からの留学生です。私も愛知県出身なので、この事件に関しては大変関心を持っていました。この当時の1992年にも、一部で、人種差別問題が指摘されていました。その一方で、当時から、犯罪への恐怖というものがあり、警官含め、いろいろな意味で緊張関係がある場所であるということもできます。
バトンルージュで警官が黒人男性を射殺。そして、今回はバトンルージュで警官が射殺された。実に複雑な展開、そして問題になってきました。
[更新] ギャビン・ロング容疑者、警官による黒人虐待への不満を訴える動画を投稿していた
日経新聞によると、黒人であるギャビン・ロング容疑者は、インターネット上に、警官による黒人虐待への不満を訴える動画を投稿していたとのこと。動画では、全ての革命や迫害への対抗は流血を伴う反撃で成功していると発言していたとのこと。
容疑者とみられる黒人男性
警官による黒人虐待への不満を訴える動画
インターネットに投稿
全ての革命や迫害への対抗は流血を伴う反撃で成功している
まぁ想像はできたことですが、証拠が見つかったということです。