歓迎モード。

 

ソフトバンクにとってはいいニュース。というのも、イギリス政府の動向が注目されていたから。

 

ちなみに、ARMホールディングスがどのように儲けているか気になる方は、下記の記事で詳しく書いたので、それを参照ください。

 

[ARMホールディングス] ソフトバンクが買収するアーム・ホールディングスとは結局どんな会社か。ARMホールディングスの儲け方を考察。アーム社がなぜ魅力的か分かる

 

 

メイ首相、ソフトバンクによるARMホールディングス買収を歓迎する

ロイターによると、メイ英首相がコメント。そこで、今回の買収が示すのは、英国がEU離脱決定後も経済で成功できることを示しているというもの。また、ソフトバンクのARMホールディングス買収を歓迎しているとのこと。理由として、今回の買収が、英国の雇用、経済を支援するからというもの。さらに、これは国益にかなうとのこと。

 

  • メイ英首相はソフトバンクグループによる英半導体設計ARMホールディングス買収について、欧州連合(EU)離脱決定後も英経済が成功できることを示しているとの認識

  • 首相は今回の買収が英国の雇用、経済を支援するとして歓迎する意向

  • 国益にかなう

 

 

ソフトバンクは難関をクリア

実をいうと、イギリス政府の意向というのは、ある意味難関でした。というのは、メイ首相の考え方によります。BBCによると、今回の買収提案はジレンマとなるとのこと。メイ首相は高額な役員報酬、さらには、海外企業による買収の一部が国益に反する可能性について強い関心を持っているとのこと。

 

  • 英国で発足したばかりの新政権にとっては、買収提案はジレンマ

  • メイ首相は、高額な役員報酬に加えて、海外企業による買収の一部が国益に反する可能性についても強い関心

 

 

なぜメイ首相はそれでもGOサインをだしたのか

このような難関があったわけではありますが、メイ首相は歓迎モード。一つの要因としては、やはり、イギリスから出ていくのではなく、ほらみよ、EUを離脱したのに、イギリスにそれでも来たいという企業がいるではないか、イギリスというのは魅力的な国なんだよ、という意味合いを強調したいのがあるでしょう。ここで反対して、ますます孤立したくなかったというのもあるでしょう。

 

 

メイ政権に関していえば、多少落ち着いて、時が経てば、メイ政権も、こういうことに大きく口出ししてくるようになるでしょう。

 

タイミング的にはいいところで買収交渉したなといったところ。よかったですね、ソフトバンク。

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