トラック突入事件が起こったフランスで、緊張が高まる。

 

AFPによると、フランス北部のルーアン近郊の教会に、2人が押し入ったとのこと。人質となったうちの1人が殺害されたとのこと。襲撃犯の2人は既に取り押さえられたとのこと。→射殺されたに後に変更。

 

CNNによると、どうも5名人質がいた模様。現地時間の10時少し前犯人が到着ということなんで、事件が解決するまでにはそれほど時間がかかっていません。

 

 

[更新] イスラム国(IS)が犯行声明

7月26日に時事通信が報じたところ、イスラム国(IS)系のメディアであるアマク通信が以下の犯行声明を出したとのこと。

 

ISの戦闘員が十字軍連合を狙えという呼び掛けに応じて教会を襲撃した

 

さらに、上記時事通信によると、犯行犯が、アラー・アクバルと叫んだという証言があるとしています。なお、人質となって殺害されたのは司祭で、のどを切られて死亡とのこと。

 

IS系の犯行がフランスでは最近多い。なんとかこの流れを防げないものかと思います。

 

 

[更新] アマク通信、犯人2人のビデオを流す

BBC(英語)によると、イスラム系メディアのアマク通信が、犯人2人のビデオを流したとのこと。このビデオでは、今回の犯人2人がイスラム国(IS)とそのリーダーに忠誠を誓っている様子がアラビア語で流されているとのこと。

 

 

[更新] 犯人について

afpによると、犯人の一人の名前はAdel Kermiche (アデル・カミーシュ)。19歳。上記AFPによると、アデルカミーシュ容疑者は、昨年2度にわたりシリア渡航を試み、テロ関係者と関係をもったことで訴追されていたとのこと。さらに、アデルカミーシュ容疑者は、自宅軟禁下におかれ、犯行時も監視用ブレスレットを装着していたとのこと。過去には教会襲撃をほのめかす発言をしていたという証言もあるとのこと。

  • 昨年2度にわたりシリア渡航を試み、テロ関連の犯罪者と関係を持った罪で訴追

  • 自宅軟禁下に置かれ、26日の犯行時も監視用ブレスレットを装着していた

  • 近隣住民からは同容疑者が過去に教会襲撃をほのめかす発言をしていたという証言

 

これは非常にまずいです。というのは、トラック襲撃事件の時もそうですが、フランスはテロ警戒態勢をしいているはずですが、けっこうわきの甘さを指摘している人が多いからです。今回にしても、監視用ブレスレットまで装着していた、いわば重要監視人物であったわけです。しかも、教会襲撃をほのめかすぐらいのけっこうやばい人物なわけです。

 

ところで、監視用ブレスレットなるものを使っている国はけっこうあります。例えば、性犯罪者もこういった類のものをつけさせられることがあります。

 

なかなか全て防ぐのは難しいかとは思いますが、いろいろ議論を呼び起こしそうな事件となりました。

 

 

[更新] 犯人のアデル・カミーシュは、名前をケビン・カミーシュと偽り、トルコのイスタンブールへ行こうとするも、強制送還されていた。フランスには警戒促し、フランスが彼を引き取った。

CNN(英語)によると、犯人のアデル・カミーシュは、スイスからトルコのイスタンブールへ行こうとするも、トルコ側からスイスに強制送還したとのこと。2015年5月14日のこと。その際、フランスには警戒を促したとのこと。アデル・カミーシュは、ケビン・カミーシュとして入国しようとしていたとのこと。スイス側からフランス側に彼が引き渡されたとのこと。

 

 

[更新] もう一人の犯人の名前はアブデル・マリク・プティジャン。そのいとこのファリードKは逮捕される。

BBCによると、フランス教会襲撃犯の2人のうちの1人、アブデル・マリク・プティジャンのいとこである、ファリードK(ファリドK)がテロとのつながりで逮捕されました。さらに、アブデル・マリク・プティジャンと共にシリアへ入国しようとしたもう一人の男は取り調べを受けています。

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